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【10月期】異物鑑定・実践七つ道具(初級~中級)
開催日 |
9:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 日本アイアール |
キーワード | 分析・環境化学 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | Zoomによるオンライン開催 |
― 付着物,フィルター補足物,スラッジ,沈殿浮遊物,濁り,腐食,異同識別 ―
これであなたも定性分析屋!知らねばならない基礎知識と分析実務を網羅!
日時
10月11日・12日 各日 9:30~16:30(定員:7名)
セミナー講師
新堀 清正 講師
日本海事検定協会の理化学分析センターにおいて、約35年間にわたり流通貨物等のトラブル原因調査を中心に分析業務を担当し、10年間はセンター長(理事)として勤務。 現在も同分析センターで技術顧問として職員の研修などを担当。再生資源燃料等の危険性評価方法とその評価、燃料乳化による排気浄化に関する調査、舶用ディーゼル機関燃焼残渣物調査、アスベストの無害化に関する研究、バイオ燃料(BDF)のフィルター目詰まりに関する調査、特定特殊自動車に係る使用燃料油実態調査などを行ったほか、石油試験方法工業標準原案作成委員会の委員なども歴任。
セミナー受講料
69,300円(税込)2023年度特別価格 23%OFF※89,100円(税込)2024年度以降予定価格
セミナー趣旨
一般的に、定性分析に関する参考書やセミナーは、分析装置ごとの、あるいはターゲットごと(無機定性分析など)の解説が多いと思います。ところが異物等の実サンプルでは、多種類の物質で構成された混合物であることが多いため、サンプルを単に分析装置に掛けて結果が得られるほど簡単なものでもありません。
また、異物という概念の幅は非常に広く、異物鑑定が必ずしも「微物」鑑定となるわけでもなく、分析屋さんは日々有象無象の事物に対処できるある程度の知識と、自分の持つその知識の幅を鑑定の場で100倍にも広げうるノウハウを持ち合わせる必要があります。
このセミナーでは、これらの観点から、最も重視すべき工程がサンプル前処理とスクリーニング分析であることを理解し、実効性のあるスキルを身に付けます。また、こうした実務に即した手法をひとつのパッケージとして捉え、以下の8つのポイントから解説するものです。
<定性分析の8つのポイント>1. 七つ道具の適用によって,確実に物質特定が可能となる。2. 定性分析は分析結果そのものではなく,その解釈である。3. 分析結果を解釈するには最小限の知識の習得が必要である。4. 少ない知識を十二分に活用する。(100の知識を10000にする手法)5. 何でも機器分析で行なおうとする考えでは効率化は計れない。6. スクリーニングの重要性を認識し,実践できる環境・態勢を整える。7. 定性分析は常にイレギュラー。経験に頼っていたのでは難しい。8. 実サンプル(混合物)に対する定性分析法の手順は教科書・参考書には載っていない。
※ 本セミナーでは、特別に講師が皆様の分析実務のご相談に乗ります。
受講対象・レベル
- 分析経験3年以上の分析技術者。
- 定性分析をどこから着手して良いのか分からずお困りの分析技術者。
- 受講検討の目安として●科学的手法による貨物損害の原因調査(火災学会)をご覧ください。
セミナープログラム
A はじめに(1) 異物分析に必要な知識と道具(2) トラブル事例(産業事故)(3) 七つ道具とは(異物分析)(4) 異物分析の進め方
B 必須の基礎知識(1) 知識1 命名法と官能基(化学反応)(2) 知識2 有機概念図(分子極性)(3) 知識3 イオン平衡の法則(4) 知識4 分光スペクトル・光の性質
C 七つ道具(1) 道具1 外観・顕微鏡観察(2) 道具2 溶解性/分子極性(有機概念図)(3) 道具3 呈色反応・簡易定性(スクリーニング分析)(4) 道具4 赤外線吸収スペクトル(FTIR)(5) 道具5 走査電顕-X線分析(SEM-EDX)(6) 道具6 ガスマス分析(GCMS),X線回折(XRD)(7) 道具7 サンプル前処理(採取・分離・分画)
D まとめ(1) 異物鑑定分析フロー(典型例)(2) まとめ(知っておくべき事項)
標準実施時間 2日間