
乳化・可溶化の基礎とエマルションの調製・安定化・評価技術
界面活性剤の基礎と各種特徴・利用法、相図の読み方・利用法、
関連評価技術、各乳化技術や安定化のポイントなど。
基礎から具体的な製剤化技術やコツ・ヒントまでを解説
コロイド分散系の基礎、乳化・可溶化理論、各種界面活性剤の性質と利用法、
相図の読み方・使い方、可溶化量を増やす技術や各種安定化技術、構造解析と安定性評価法など、
基礎から具体的な技術・コツまでを解説します。
基礎をしっかり理解されたい方におすすめの分かりやすいセミナーです。
実用的な内容も含むため、課題や疑問を抱えている中級者の方にもご活用いただける内容です。
受講可能な形式:【Live配信】or【アーカイブ配信】のみ
日時
【Live配信】 2023年10月24日(火) 10:30~16:30
【アーカイブ配信】 2023年11月2日(木)まで受付 (配信期間:11/2~11/16)
セミナー趣旨
本セミナーは一つ一つの分野を深く掘り下げるものではなく、できる限り多くのキーワードを概説し、可溶化・乳化を学んだことがない初学者が専門書を自身で読み解けるように考え方を習得してもらいます。
受講対象・レベル
エマルション製剤の研究・設計・開発・製造に従事されている方もしくはその予定の方(初級~中級技術者)。
予備知識は必要としないが、大学1,2年生程度の物理、化学、物理化学の知識があると理解が深まる。
習得できる知識
・各種界面活性剤(可溶化剤、乳化剤)の性質と利用法
・乳化理論と関連する専門用語
・相平衡図(相図)の読み方と利用法
・構造解析と安定性評価法
セミナープログラム
1.コロイド分散系
1.1 コロイドとは
1.2 乳化系と可溶化系の違い
1.3 エマルションの種類
1.4 コロイド分散系と熱力学
1.5 コロイド分散系を構成する物質
1.6 乳化剤の種類と役割
Short Break:分散滴のサイズは見た目で分かる?
2.乳化・可溶化のための界面活性剤基礎知識
2.1 界面活性剤の化学構造と分類法
2.2 界面活性剤の基本的性質(界面科学)
2.2.1 界面物性と臨界ミセル濃度
2.2.2 吸着・分散・可溶化・乳化・起泡
2.3 溶液中の界面活性剤の挙動
2.3.1 クラフト点と曇点
2.3.2 自己組織体の形成(ミセル、リオトロピック液晶、αゲル)
2.4 界面活性剤の性質を規定するパラメーター
2.4.1 親水性-親油性バランス(HLB)
2.4.2 臨界充填パラメーター(CPP)
2.4.3 界面曲率
2.5 界面活性剤の性質に影響する因子
Short Break:身の回りの界面活性剤の名前のアレコレ
3.相図から見る可溶化・乳化の本質
3.1 相図の基本的なルール:相と相律
3.2 界面活性剤系特有のルール:相の連続性(Phase Sequence)
3.3 界面活性剤/水の2成分系の相図の読み方
3.4 界面活性剤/水/油の3成分系の相図の読み方
3.5 多成分系の相図:4成分以上の相図の描き方
3.6 相図中の可溶化領域と乳化領域
Short Break:相状態の判定は難しい?
4.可溶化理論と応用
4.1 可溶化位置と可溶化量
4.2 可溶化量を増やす技術
4.3 マイクロエマルション
Short Break:マイクロエマルションとナノエマルションの勘違い
5.乳化理論とエマルションの調製技術
5.1 エマルションの安定性と不安定化機構
5.2 エマルションを安定化するための基本原理
5.3 機械力による安定化技術
5.4 乳化剤の性質を活かした安定化技術
5.5 界面制御を利用した安定化技術
5.6 W/O型エマルションの乳化技術
Short Break:界面活性剤の鎖長分布に関わる乳化の問題
6.乳化・エマルションの関連評価技術
6.1 表面(界面)物性
6.2 自己組織体構造の同定
6.3 エマルションタイプの判定方法
6.4 エマルションの物性評価方法
6.5 エマルションの安定性評価方法
Short Break: 測定機器の得手・不得手
□質疑応答□
セミナー講師
長年に亘り界面活性剤の自己組織体に関する研究に従事。企業時代はサーモトロピック液晶の研究開発に携わり、ポスドク時代は医薬用製剤および経皮吸収の研究を行った。現職の大学では、化粧品製剤の研究を中心に、化粧品成分と皮膚角層との相互作用、化粧品成分の有効性評価(臨床研究)を行っている。両親媒性物質の溶液挙動と基礎物性、エマルションの安定性に関する研究、新規乳化法の探索が最近の主要テーマである。
セミナー受講料
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受講について
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受講料
55,000円(税込)/人