CO2分離・回収プロセスの技術、事業化動向

★ 回収効率や経済性を考慮したプロセスの設計法は? 取組み、開発事例を詳解!

セミナープログラム

<10:30〜12:00>
1.大気中の直接CO2回収(DAC)に用いる固体吸収材の評価とプロセス開発
(株)KRI 環境化学プロセス研究部 CNプロセス研究室 室長 白石 浩憲 氏

【講座概要】
カーボンニュートラル社会の実現に不可欠とされる大気中からのCO2直接回収(DAC)プロセスにおいてキーマテリアルとなるのが固体吸収材です。DACプロセスの社会実装のために高性能な固体吸収材の開発と経済的なプロセスの構築が待望されています。本講座では、プロセス設計を目的とした固体吸収材の性能評価手法と、得られたデータから経済的なプロセスを開発するための手法や事例をご紹介します。

【受講対象】
固体吸収材向けの材料(吸収剤や担体など)開発担当者、DACプロセスの導入や技術分野への参集を検討している技術者・企画担当者、プロセス開発に携わる若手技術者など

【受講後、習得できること】
DACプロセスや固体吸収材に関する基礎知識、実用的な吸収材の性能評価手法、プロセス開発の進め方やプロセス設計・経済性評価の考え方

1.DACプロセスと固体吸収材について
 1.1 ネガティブエミッション技術の役割
 1.2 DACプロセスの概要
 1.3 各種CO2回収技術の比較と固体吸収材の特長
 1.4 固体吸収材の開発トレンドと技術課題

2.固体吸収材の評価手法
 2.1 熱天秤を用いた性能評価
 2.2 ガス吸着装置を用いた性能評価
 2.3 破過試験による性能評価
 2.4 KRIにて開発したCO2吸着サイクル評価装置

3.性能評価データを用いたプロセス開発
 3.1 プロセス開発の進め方
 3.2 吸着プロセス設計の基礎
 3.3 DACプロセスの特性
 3.4 DACプロセスの経済性評価

【質疑応答】


<13:00〜14:30>
2.石炭ガス化プラントにおけるCO2分離・回収技術とその取り組み
電源開発(株) 技術開発部 課長代理 佐藤 幸太 氏

【講座概要】
石炭ガス化複合発電(IGCC)は従来の石炭火力に比べると相対的にCO2排出量を抑制できるものの、さらに排出削減するには発生するCO2の有効利用(カーボンリサイクル)や地中貯留等が必要となる。本講座では、IGCC から発生するCO2の有効利用や地中貯留を行うに当たり必ず必要となるCO2分離回収の技術・取組について解説する。

【受講対象】
・CO2分離回収に興味がある方
・石炭火力の脱炭素化に興味がある方

【受講後、習得できること】
・IGCCにおけるCO2分離・回収方法の知識
・大崎クールジェンプロジェクトの結果概要

1.会社概要

2.EAGLEプロジェクトにおけるCO2分離・回収の取組み
 2.1 EAGLEプロジェクトの概要
 2.2 CO2 分離・回収への取組み
  2.2.1 石炭火力発電からのCO2分離・回収方式
  2.2.2 物理吸収法/化学吸収法の特徴
 2.3 CO2化学吸収設備試験
 2.4 CO2物理吸収設備試験

3.大崎クールジェンプロジェクトにおけるCO2分離・回収の取組み
 3.1 大崎クールジェンプロジェクトの概要
 3.2 CO2分離回収型IGCC実証試験の詳細

4.おわりに

【質疑応答】


<14:45〜16:15>
3.炭酸ガス製造の現状とCO2分離回収装置の適用事例
エア・ウォーター(株) グループテクノロジーセンター 地球環境システム開発センター 金子 雅之 氏

【講座概要】
脱炭素社会を目指すことが求められているが、実際に取り組みを進めようとするには、二酸化炭素に関する知識が必要になる。本講座では二酸化炭素に関する一般的な話が多いため、脱炭酸の取組を始める方には最適と考える。

【受講対象】
脱炭酸取組に関わる部署で知識を身につけたいと考えている方、産業ガス業界について理解を深めたい方

【受講後、習得できること】
炭酸の利用先、炭酸回収方法の基礎知識、脱炭酸取組の例を知ることができる

1.炭酸ガス市場の概要
 1.1 産業ガス市場全体に対する炭酸ガスの割合
 1.2 販売量の推移
 1.3 輸入量

2.炭酸の用途
 2.1 液化炭酸
 2.2 ドライアイス
 2.3 エア・ウォーターが開発した炭酸ガス関連商材

3.炭酸ガスの製造方法
 3.1 エア・ウォーターの工場の簡易的な炭酸ガスの製造フロー
 3.2 様々な燃焼排ガスからの炭酸回収の概要
 3.3 エア・ウォーターの燃焼排ガスからの炭酸回収
  3.3.1 概略フロー
  3.3.2 燃焼排ガス源
  3.3.3 用途

4.低濃度炭酸ガスからの炭酸回収のコストの問題

5.エア・ウォーターで行っている脱炭素社会に向けた取り組み

【質疑応答】

セミナー講師

1. (株)KRI 環境化学プロセス研究部 CNプロセス研究室 室長 白石 浩憲 氏

2. 電源開発(株) 技術開発部 課長代理 佐藤 幸太 氏

3. エア・ウォーター(株) グループテクノロジーセンター 地球環境システム開発センター 金子 雅之 氏

セミナー受講料

1名につき60,500円(消費税込み・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円(税込み)〕

受講について

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  • 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
  • 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、
    録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
  • 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
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  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。
    部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

60,500円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

化学反応・プロセス   地球温暖化対策技術

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