改正労働安全衛生法による最新の法規制に即した化学物質/リスクアセスメント手法

最新の化学物質法規に対応したリスク管理について学ぶ
リスクアセスメントを実施、各社で適切な化学物質管理を行うための基礎講座!

セミナー趣旨

  化学物質数は、世界的には増加の一途をたどり、わが国では化学物質による事故が跡を絶たない。そのため労働者の安全及び健康を確保、維持するために職場の化学物質管理を広範な物質に拡大し、より合理的に実施するための政省令改正が行われた。これは従来の「個別規制型」から「自律的な管理」への移行を促進するものである。そのための制度改革の重要な柱として、化学物質を扱う職場では事業場規模にかかわらず「化学物質管理者」を選任することが義務付けられた。このような化学物質管理に関する大きな変革をよく理解して適切に対応し、自律的管理が可能になるように必要な知識を吸収する。

必要な予備知識

■本テーマの関連法規・ガイドラインなど
・労働安全衛生法及び政令・省令・告示
・国連GHS改定第6版
・JIS Z 7252;2019及びJIS Z 7253:2019
・ISO45001(労働安全衛生マネジメントシステム)及びその指針

習得できる知識

・最新の化学物質のリスク管理について関連事項の基本的な知識を習得する。
・実際にリスクアセスメントを実施して、各事業場での化学物質管理を実践し、適切なリスク低減策を採用して
   運用できるようになること。
・本質安全・衛生管理の究極的な手法である化学物質リスクの「自律的な管理」を各事業場で活用して労働者の
   安全・健康の確保を実現できること。

セミナープログラム

1. はじめに
 1.1 安全衛生管理の考え方
 1.2 法律準拠型から自主対応型へ
 1.3 これからの安全衛生管理の方向
2. 化学物質管理者
 2.1 化学物質管理者とは
 2.2 化学物質管理者の職務
3. 化学物質管理に関する法令
 3.1 日本の化学物質に関する法令
 3.2 労働安全衛生法 - 化学物質管理に関して
4. 化学物質による労働災害事例 
 4.1 労働者死傷病報告による化学物質関連の災害の傾向
 4.2 危険性(爆発・火災)に起因する労働災害事例
 4.3 健康有害性に起因する労働災害事例
5.化学物質または混合物の危険性・有害性 
 5.1 危険性・有害性に関する情報伝達の手段
 5.2 化学物質による健康障害の病理及び症状
 5.3 GHS による危険性・有害性の分類
 5.4 化学物質の GHS 分類結果の入手及び更新
 5.5 他の国内法令と GHS の違い
6. ばく露の指標
 6.1 無害と有害の境界
 6.2 作業環境モニタリング、ばく露モニタリング
7.化学物質等のリスクアセスメント(リスクの見積り・評価)
 7.1 リスクアセスメントとは、その準備
 7.2 リスクアセスメント対象物(義務対象物質、努力義務対象物質)
 7.3 リスクアセスメント手法(リスクの見積り)
 7.4 リスクアセスメント結果の労働者への周知
 7.5 リスクアセスメント及び濃度基準値の遵守
8.リスクアセスメント(リスク低減対策)
 8.1 危険性に対するリスク低減措置検討・実施の順番
 8.2 健康有害性に対するリスク低減措置の検討・実施の順番(衛生工学的対策)
 8.3 個人用保護具
 8.4 労働災害発生事業場への労働基準監督署長による指示
9.職場の巡視、教育、緊急時対策
 9.1 職場の巡視.
 9.2 労働者教育
 9.3 災害時応急対策
10.健康管理
 10.1 化学物質管理者が健康診断で担う役割
 10.2 化学物質にかかる健康診断とその仕組み
 10.3 リスクアセスメント対象物の健康モニタリングの仕組み
 10.4 政省令改正によるがん原性物質に関する対応
11.リスクアセスメントの演習(SDSの見方と利用方法の理解)
 11.1 クリエイト・シンプルでの見積り・評価


■講演中のキーワード
・労働安全衛生法の新たな化学物質規制
・化学物質の自律的な管理
・化学物質管理者
・GHS対応のSDS情報
・化学物質のリスクアセスメント

セミナー講師

 鶴田 光 先生  鶴田労働安全衛生コンサルタント事務所 所長

■ご経歴
大手精密化学企業において工場の生産設備開発・実用化研究及び国内・海外の工場建設業務を20数年間担当した後、ある事業場全体の施設・環境・安全・衛生管理業務を約10年間実践しました。その後、国立大学おいて4年間にわたり准教授・特任准教授として大学の環境・安全・衛生管理の向上に尽力してきました。現在、労働安全衛生コンサルタントとして事業場の安全・衛生水準の向上を目指して活動実施中。
■ご専門及び得意な分野・ご研究
リスク管理手法であるマネジメントシステムを活用した事業場の自主的で効果的且つ継続性のある運用管理への
提案を行うこと。
■本テーマ関連学協会でのご活動
(一社)日本労働安全衛生コンサルタント会神奈川支部事業部会員として各種安全衛生セミナー講習による教育活動

セミナー受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。

配布資料・講師への質問等について

  • 配布資料は、PDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
    (開催1週前〜前日までには送付致します)。
    *準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
    (土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
    (全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
  • 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
    無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。

下記ご確認の上、お申込み下さい

  • PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbps以上の回線をご用意下さい)。
    各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。
  • 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。

Zoomを使用したオンラインセミナーとなります

  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
    お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
    確認はこちら
    ※Skype/Teams/LINEなど別のミーティングアプリが起動していると、Zoomでカメラ・マイクが
    使えない事があります。お手数ですがこれらのツールはいったん閉じてお試し下さい。
  • Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です。
    ※一部のブラウザは音声(音声参加ができない)が聞こえない場合があります。
     必ずテストサイトからチェック下さい。
     対応ブラウザーについて(公式) ;
     「コンピューターのオーディオに参加」に対応してないものは音声が聞こえません。

申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です

  • 開催5営業日以内に録画動画の配信を行います(一部、編集加工します)。
  • 視聴可能期間は配信開始から1週間です。
    セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
    尚、閲覧用のURLはメールにてご連絡致します。
    ※万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、
    (見逃し視聴有り)の方の受講料は(見逃し視聴無し)の受講料に準じますので、ご了承下さい。
    こちらから問題なく視聴できるかご確認下さい(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:00

受講料

41,800円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

安全規格   化学技術一般   環境規格

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