【中止】プラズモニック・メタマテリアルの基礎とテラヘルツ波領域への応用

Beyond5G/6G/7G 次世代無線通信・光融合技術の高度化に向けて
光と電波の境界領域にある「テラヘルツギャップ」の壁をブレークスルー!

Beyond5G/6G/7G・・・次世代無線通信・光融合技術の高度化が進む中、光と電波の境界域にあり、次世代通信の中心周波数帯としても期待されるテラヘルツ波領域に立ちはだかる​「テラヘルツギャップ」の壁。
この「テラヘルツギャップ」をブレークスルーする新たな材料デバイス技術として注目されているプラズモニックメタマテリアルについて、半導体光電子物性の基礎から、テラヘルツプラズモニックメタマテリアル研究開発の新潮流、展望としての到達点やベンチマークまでを系統だてて解説します。

■特典■
このセミナーはアーカイブ付きです。セミナー終了後も繰り返しの視聴学習が可能です。
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視聴期間:5/17~5/23

セミナー趣旨

 光と電波の境界域にあるテラヘルツ波領域は、トランジスタを中心とする電子デバイスもレーザーを中心とするフォトニックデバイスも本質的な物理限界によって動作が困難を来すことから、「テラヘルツギャップ」と称される。このテラヘルツ波領域は、次世代超高速テラヘルツ無線の中心周波数帯としてにわかに脚光を浴びている。その電磁波波長は数ミクロンから数ミリメートルと、集積回路の特性寸法に比べて桁違いに長く、ナノテクノロジーで極限微細化を続けるデバイスや回路で直接取り扱うことは難しい。
 半導体量子井戸内やSi MOSFETの反転層、或いはグラフェンをはじめとする二次元材料など、二次元的な空間に閉じ込められた電子集団による荷電振動量子:プラズモンは、電磁波(光子)と比較してその特性波長が2桁以上短い。この波長短縮効果により、プラズモンは空間的な閉じ込めが電磁波に比べて2桁以上強い。この特徴により、通常の電子系と比較して、プラズモンは電磁波光子との相互作用が2桁以上も格段に強い。一般的なトランジスタやダイオードといった電子デバイスは、素子内に存在する電子系と電磁波との相互作用によって、周波数変換や増幅、検波といった種々の信号処理機能を実現するが、プラズモンを介在させることによってそれらの信号処理を実現する際の量子効率(エネルギー効率)を2桁以上も格段に向上させることができる。また、プラズモンは電子集団の流体的な振動量子であるがゆえに、電磁波との応答は極めて非線形性が強く、高速高感度な電磁波検出や直流電力を高周波電力に変換する超高周波発振を将来できるという特色も有している。以上の特色から、半導体二次元プラズモンのテラヘルツ波機能応用の研究が進展している。
 一方、対象とする電磁波の波長に比して十分に短い微細寸法で特定の材料をパタニングやドーピングすることによって幾何学的あるいは電気的に変調することによって、材料自身が有する物性値で決まる特性とは全く異なる電磁波に対する応答を得ることができる。ハリーポッターの透明マントや 光の波長よりはるかに小さいピンホールの穴をその光が完全に透過する現象などが好例である。材料本来の物性を超える特異な電磁波応答を果たす材料として、それらは“メタマテリアル”と称される。そして、このメタマテリアル構造によってプラズモンの応答に特異な電磁波応答を実現する材料はプラズモニックメタマテリアルと称され、テラヘルツギャップをブレークスルーする新たな材料デバイス技術として注目されている。本講演では、プラズモニック・メタマテリアルの基礎とテラヘルツ波領域への応用について、系統立てて、わかりやすく講義する。

習得できる知識

・大学理工系学部レベルの予備知識を有する技術者・研究者・マーケティング担当者・経営者など
・技術的な予備知識の有無にかかわらず、6G、7Gのビジネス・サービス開拓に興味を抱いている方

セミナープログラム

1.序章
 1.1 社会を取り巻く動向・技術的背景
 1.2 超スマート社会実現へ向けた動向と技術的課題 

2.半導体光電子物性の基礎
 2.1 半導体物性の基礎(電気的特性)
 2.2 半導体物性の基礎(光学的特性)
 2.3 半導体物性の基礎(プラズモンとは) 
 2.4 電磁メタマテリアル

3.化合物半導体量子井戸構造における二次元プラズモニックメタマテリアル
 3.1 半導体量子井戸構造の基礎物性
 3.2 二次元プラズモン物性の基礎
 3.3 半導体プラズモニックメタマテリアルとそのテラヘルツ機能応用

4.グラフェンにおける二次元プラズモニックメタマテリアル
 4.1 グラフェンの製法と評価法の基礎
 4.2 グラフェンの光電子プラズモニック物性の基礎
 4.3 グラフェンプラズモニックメタマテリアルとそのテラヘルツ機能応用

5.テラヘルツプラズモニックメタマテリアルのレーザー・ディテクタへの応用例
 5.1 化合物半導体ヘテロ接合材料系による光源・検出素子の開発例
 5.2 グラフェンを中心とする二次元ヘテロ接合材料系による光源・検出素子の開発例
 5.3 テラヘルツプラズモニックメタマテリアル研究開発の新潮流

6.今後の展望
 6.1 テラヘルツプラズモニックメタマテリアルの到達点とベンチマーク
 6.2 今後の展望

  □質疑応答□


キーワード:テラヘルツ、プラズモン、メタマテリアル、グラフェン、Beyond 5G、6G、7G、レーザー、増幅、検出、信号処理

セミナー講師

東北大学 電気通信研究所 教授 博士(工学) 尾辻 泰一 氏
 
【専門】
テラヘルツ光電子工学
 
【略歴】
・大学理工系学部レベルの予備知識を有する技術者・研究者・マーケティング担当者・経営者など
・技術的な予備知識の有無にかかわらず、6G、7Gのビジネス・サービス開拓に興味を抱いている方

セミナー受講料

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※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。

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1名申込みの場合:39,600円 ( E-Mail案内登録価格 37,620円 )
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  • 以下のテストミーティングより接続とマイク/スピーカーの出力・入力を事前にご確認いただいたうえで、お申込みください。
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配布資料

  • PDFテキスト(印刷可・編集不可)

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10:30

受講料

49,500円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

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開催場所

全国

主催者

キーワード

半導体技術   光学技術   ナノ構造化学

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