紙製容器包装の最新動向とコーティングによる機能発現

60,500 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:15 
締めきりました
主催者 株式会社 技術情報協会
キーワード 紙・パルプ・セルロース技術   高分子・樹脂加工/成形   食品包装
開催エリア 全国
開催場所 Zoomを利用したLive配信※会場での講義は行いません

★ 水蒸気バリア性、ヒートシール性などの機能発現メカニズムを詳解します!
★ 紙製容器包装の規制状況の確認! 包装材料における化学物質と健康影響要因の整理!

セミナー講師

1.西 包装専士事務所 代表 西 秀樹 氏

2.星光PMC(株) 樹脂事業部 技術統括部 明石研究所 課長 藤原 康史 氏

3. (株)クラレ ポバール研究開発部 主管 森川 圭介 氏

セミナー受講料

1名につき60,500円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円〕

受講について

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セミナープログラム

【10:30-12:00】
1.紙の食品包装規制における国内外動向と企業の対応
●講師 西 包装専士事務所 代表 西 秀樹 氏

【習得できる知識】
食品包装における材料別使用割合、食品衛生法、ポジティブリスト、国内外の紙の規制、包装材料に含まれる化学物質と健康影響要因

【講座の趣旨】
日本の食品衛生法は、世界でも珍しく紙製容器包装の規格は無く、業界の自主基準のみである。2020年の食品衛生法改正により、樹脂はPL(ポジティブリスト)制度化されたが、紙は今後の課題とされた。欧米を初め、中国、インドネシア、インド等は紙の規制を整備済であり、このままでは日本の法規制は交易上の障害となる懸念がある。本講では、国内外の紙の規制の現状、包装材料の健康影響要因と規制の考え方、鉱油問題、及び企業の対応に関し紹介する。

1.初めにー包装を取り巻く環境ー

2.食品包装における材料別使用割合

3.日本の紙製容器包装の規制と業界自主基準の現状
  :厚労省部会における日本製紙連合会の説明
  :業界自主基準の現状
  :PL制度化の進捗状況と紙の扱い

4. 欧州(EU)の紙製容器包装の規制
  :食品接触物質、相互承認協定
  :EU規則と紙の規制状況
  :独の規制

5.米国の紙製容器包装の規制
  :連邦規則集、食品接触物質
  :規格と試験方法(食品分類、接触時間と温度)

6.その他の国の紙の規制:中国、韓国、インドネシア、ASEAN等

7.トピックス:古紙由来の鉱油規制問題

8.包装材料に含まれる化学物質と健康影響要因

9.まとめ:国内外法規制動向と企業の対応

【質疑応答】

【13:00-14:30】
2.水性エマルションコート剤のバリア性やヒートシール性の発現とその応用
●講師 星光PMC(株) 樹脂事業部 技術統括部 明石研究所 課長 藤原 康史 氏

【習得できる知識】
耐水性、耐油性、水蒸気バリア性、ヒートシール性を発現する水性エマルションコート剤、およびそれらのエマルションを使用してポリエチレンラミネート紙を代替する方法等

【講座の趣旨】
脱プラスチックの推進を目的に、水性エマルションコート剤による耐水性、耐油性、水蒸気バリア性、ヒートシール性の発現と、それらの応用方法について紹介する。

1.プラスチックゴミの近況について

2.水性エマルションコート剤について
 2.1 水性エマルションの使用方法
 2.2 水性エマルションコート剤の用途

3.耐水/耐油性エマルションについて
 3.1 アクリル系耐水耐油性エマルション
 3.2 バイオマス系耐油性エマルション

4.ヒートシール 性エマルション について
 4.1 アクリル系ヒートシールエマルション

5.水蒸気バリア性エマルション について
 5.1 水蒸気バリア性の発現メカニズムについて
 5.2 スチレンアクリル系 水蒸気バリア性 エマルション

6.水性エマルション 塗工紙のリサイクル性について

7.水性エマルション コート剤の応用について
 7.1 複数のエマルションの組み合わせ
 7.2 多層塗工
 7.3 紙コップのラミネートを代替
 7.4 アルミ蒸着紙への適用
 7.5 アルミと紙の複合

【質疑応答】

【14:45-16:15】
3.水溶性・生分解性ガスバリア樹脂の紙コーティング材特性と容器包装への応用
●講師 (株)クラレ ポバール研究開発部 主管 森川 圭介 氏

【ご略歴】
2018-2022の間、Kuraray America, Inc.にてTS&D managerを務める

【習得できる知識】
・食品包装容器分野のプラスチックリサイクル・紙化の動向(欧州、アメリカ、アジア)
・水溶性ガスバリア樹脂「エクセバール™」の基礎物性(バリア性、ヒートシール性、生分解性、塗工方法)
・塗工紙のリサイクル基準と評価結果

【講座の趣旨】
SDGsの社会的ニーズが高まる中、脱プラスチック化がグローバルな課題となっている。これまで、食品包装容器では鮮度保持を目的にプラスチック容器が用いられてきたが、紙ベースのガスバリア基材への置き換えの検討が進んでいる。本講演では、まずガスバリア特性に優れ、生分解性を併せ持つ「エクセバールTM」に関する知識を習得して頂き、次いで、紙コーティング材の特性理解と食品包装容器分野への応用例に関する知識を説明する。

1.食品包装容器分野での脱プラスチックの取り組み動向
 1.1 欧州の動向
 1.2 米国の動向
 1.3 アジア(日本・中国)の動向

2.「エクセバールTM」の物性
 2.1 基礎物性
 2.2 酸素バリア性能
 2.3 水蒸気バリア性能
 2.4 耐油性能
 2.5 生分解性
 2.6 ヒートシール性
 2.7 食品包装法規制対応

3.紙コーティング材の特性と容器包装への応用
 3.1 ガスバリア紙の動向
 3.2 ガスバリア紙への応用
 3.3 ガスバリア紙のリパルプ特性

4.「エクセバールTM」のコーティング工程での留意点
 4.1 塗工方法の影響
 4.2 泡立ちの影響
 4.3 乾燥温度の影響
 4.4 乾燥工程汚れに関する検討

【質疑応答】