二酸化炭素削減対策 ~CO2から燃料・化学品の製造、CO2フリー水素製造、バイオマス・廃プラの利用の最新動向~

〇欧州の動向と欧州が目指す水素社会と日本が具体的に取り組まなければならない炭素循環技術を解説!

セミナー趣旨

  欧州は2050年カーボンゼロを目指してグリーンディールを打ち出した。再エネを原料とした水素からメタンや燃料、化学品を製造する技術が、欧州では、既に基礎研究を終了し、実証段階に入り始めた。日本は2030年2019年比でCO2を46%、2050年にはカーボンニュートラルを目指すことを発表した。欧州の動向と欧州が目指す水素社会と日本が具体的に取り組まなければならない炭素循環技術を解説する。

受講対象・レベル

・CO2を原料としてエネルギー又は化学品製造をビジネスにつなぎたいと考えているマネジャー、
   企画担当者や開発担当者
・廃プラ・都市ゴミを原料としてエネルギー又は化学品を製造したいと考えている技術者
・炭素循環の実際を知りたい開発担当者
・欧州の最新のCO2削減技術を知りたい技術者

必要な予備知識

■必要な予備知識や事前に目を通しておくと理解が深まる文献、サイトなど
・CO2削減とCO2利用に興味のある方。
・化学の基礎知識。短大卒業レベルの化学の知識。
・書籍「図解で分かるカーボンリサイクル」(エネルギー総合工学研究所編著・技術評論社出版・2020年9/29)
   などを一読すると更に理解が深まる。

習得できる知識

・2050年に向けた海外、国内の対策と技術動向
・CO2原料エネルギーと化学品の製造技術
・水素社会で必要な技術
・廃プラスチックの液化、都市ゴミのガス化技術

セミナープログラム

炭素循環技術
~ 触媒からみるCO2利用、水素製造、バイオマス、廃プラスチック~  
1. CO2フリー水素の製造
 1.1 電解水素コスト
 1.2 ターコイズ水素
   BASF社、Hazer社、モノリスマテリアル社
2. 水素キャリア
 2.1 アンモニア
     世界のグリーンアンモニアプロジェクト
       小型アンモニア合成装置
 2.2  MCH
     トルエンの電解還元
3. CO2を用いたメタンの合成
      欧州のメタネーション技術 (触媒式、発酵法)
      国内動向、小型メタン製造装置
4. CO2からLPGの合成
5. CO2からガソリン、ディーゼル燃料
        MTGプロセス、TIGASプロセス、FT合成、Haru Oniプロジェクト、ビルバオプロジェクト
6. SAF (航空燃料)
 6.1 バイオマスからSAF
     HVO、油脂、藻類 (ex. ユーグレナ)、バイオマスガスからSAF(ex. Red Rock) 
 6.2 アルコールからSAF (ATJ)
     エタノールからSAF、LanzaJet
     メタノールからSAF (M2SAF)
 6.3 都市ゴミからSAF
     Fulcrum BioEnergy
7. CO2を用いた化学品の合成
 7.1 メタノールの合成
 7.2 軽質オレフィンの合成
 7.3 エタノールの合成
 7.4 芳香族の合成
 7.5 ポリマーの合成   
8. メタノール、エタノールケミストリー
 8.1 メタノールから化学品の合成
     MTO、MTP、MTO、DME、エタノール
 8.2 エタノールから化学品の合成
     エチレン、ブタジエンの合成
9. 廃プラの利用
  9.1 廃プラの液化(燃料・ナフサ利用)
  9.2 廃プラから軽質オレフィンの製造
10. 都市ゴミの利用
 10.1 都市ゴミから合成ガスの製造
 10.2 都市ゴミからメタノール, エタノールの合成
     Enerkem、積水化学、LanzaTech etc.    
11. Q & A


■講演中のキーワード
 CO2削減、CO2フリー水素、メタネーション、メタノール、アンモニア、e-fuel、廃プラから航空燃料、
   CO2から燃料・化学品の合成、CO2からポリマーの合成

セミナー講師

 室井 髙城 先生   アイシーラボ 代表

■ご略歴
1968年 福島高専工業化学科卒業後, 住友金属鉱山(株)入社
1969年 日本エンゲルハルド株式会社 (現エヌ・イーケムキャット株式会社) 出向
1982年 Engelhard プロセスのライセンシング
     カスタム触媒グループリーダー
1998年 化学触媒事業部長
2002年 事業開発部長(燃料電池・ポリオレフィン触媒)
2003年 執行役員 事業開発担当
2005年 執行役員 化学触媒担当
2006年 触媒学会副会長
     早稲田大学招聘研究員 
2007年   エヌ・イーケムキャット(株)常勤顧問
     神奈川大学非常勤講師  
2008年 アイシーラボ設立
      BASFジャパン 主席顧問
2009年 日本ガス合成執行役員    
2014年 NEDO 戦略センター 環境・化学ユニット客員フェロー       
[表彰] 
2005年 触媒学会功績賞 
[著書]
2003年「工業貴金属触媒」JITE社
2008年「工業触媒の劣化対策と再生、活用ノウハウ」 S&T社
2010年「エネルギー触媒技術」監修 S&T社
2013年「新しいプロピレン製造プロセス」監修 S&T出版
2013年「工業触媒の最新動向」CMC出版
2013年「シェールガス・オイル革命の石油化学への影響」S&T出版
2014年「シェールガス革命 “第二の衝撃” 日刊工業新聞社
2019年「触媒からみる二酸化炭素削減対策2019」シーエムシー・リサーチ  
2020年「「触媒からみる二酸化炭素削減対策2020」シーエムシー・リサーチ
2021年「触媒からみる炭素循環(カーボンリサイクル)技術 シーエムシー・リサーチ
■ご専門および得意な分野・研究
工業触媒、触媒化学、CO2触媒反応、廃プラのケミカルリサイクル
■本テーマ関連学協会でのご活動
触媒学会、日本エネルギー学会、石油学会

セミナー受講料

1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。

配布資料・講師への質問等について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。(開催1週前〜前日までには送付致します)。
    *準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
    (全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
  • 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
    無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。

下記ご確認の上、お申込み下さい

  • PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbps以上の回線をご用意下さい)。
    各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。
  • 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。

Zoomを使用したオンラインセミナーとなります

  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
    お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
    確認はこちら
    ※Skype/Teams/LINEなど別のミーティングアプリが起動していると、Zoomでカメラ・マイクが使えない事があります。お手数ですがこれらのツールはいったん閉じてお試し下さい。
  • Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です。
    ※一部のブラウザは音声(音声参加ができない)が聞こえない場合があります。
     必ずテストサイトからチェック下さい。
     対応ブラウザーについて(公式) ;
     「コンピューターのオーディオに参加」に対応してないものは音声が聞こえません。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


12:30

受講料

41,800円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

化学反応・プロセス   地球温暖化対策技術   省資源

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

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12:30

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41,800円(税込)/人

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全国

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キーワード

化学反応・プロセス   地球温暖化対策技術   省資源

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