有機EL、量子ドットディスプレイの現状と材料・プロセスの開発動向

41,040 円(税込)

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開催日 12:30 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 株式会社 情報機構
キーワード 電気・電子技術   半導体技術
開催エリア 東京都
開催場所 【品川区】きゅりあん
交通 【JR・東急・りんかい線】大井町駅

有機ELと量子ドットディスプレイの最新動向!

講師

埼玉大学 工学部 機能材料工学科
助教 博士(工学) 福田 武司 先生

【講師紹介】
2001年4月~2008年3月 株式会社フジクラ 光電子技術研究所
2008年4月~ 現職

受講料

1名41,040円(税込(消費税8%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき30,240円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

セミナーポイント

 本講座は、モバイル用途だけでなく大型ディスプレイへの製品展開が進んでいる有機ELの基礎知識や最新動向を習得することを目的としています。また、ディスプレイの高性能化に向けて広色域化が求められており、一つのアプローチとして期待されている半導体量子ドットが期待されています。半導体量子ドットは発光波長幅が20〜30 nmと狭いのが特徴であるが、合成や有機配位子制御、成膜手法などの幅広いノウハウが必要である。半導体量子ドットの扱いは参考文献だけでは理解が難しい内容が多く、多くの知見が必要となってくる。本講座では、半導体量子ドットの合成技術からディスプレイ応用および発光特性に影響を与える半導体特性や欠陥など幅広い内容の最新の研究動向を紹介すると共に基礎的な内容の理解を深めて、今後の製品開発に活かせると期待されます。

■この講座を受講して得られる情報・知見:
*有機ELに関する基礎知識
*有機エレクトロニクスの成膜・評価技術
*半導体量子ドットの合成技術
*量子ドットディスプレイの基礎とディスプレイ応用
*ディスプレイの国内外の先端技術や市場動向

セミナー内容

1. 有機ELの基礎
 1.1 有機ELの動作機構
 1.2 有機ELの発光特性向上に必要な要素
 1.3 有機ELの新しい材料展開

2. 有機薄膜の成膜技術
 2.1 塗布プロセスの重要性
 2.2 各種塗布プロセスの特徴
 2.3 静電塗布法(溶媒乾燥過程の定量化と表面平坦性の両立)
 2.4 超音波霧化法(コロナ放電を利用した成膜速度の向上および積層構造の実現)

3. 量子ドット半導体を用いたディスプレイ応用
 3.1 量子ドットの基礎(発光原理)
 3.2 各種量子ドットの比較
 3.3 量子ドット合成技術(ホットソープ法やソルボサーマル法など)
 3.4 Cdフリー量子ドット(InPやCuInS2などの新材料の展開)
 3.5 近赤外発光へのアプローチ
 3.6 ペロブスカイト量子ドットの発光波長制御と狭い半値幅
 3.7 量子ドットのバイオイメージング応用(抗原抗体反応の最適化)
 3.8 量子ドットの太陽電池応用(有機配位子制御技術のキャリア拡散長の増加)

4. 量子ドットディスプレイの基礎と最新動向
 4.1 波長変換を用いた構造
 4.2 電流注入型の素子の特徴
 4.3 量子ドットの有機配位子が交換方法
 4.4 量子ドットの有機配位子がデバイス特性に与える影響
 4.5 Auger再結合による発光効率低下を引き起こす要因
 4.6 量子ドットのマルチシェル化
 4.7 量子ドット発光素子の欠陥評価技術(インピーダンス解析)

<質疑応答>