材料の「曇る」メカニズムと防曇処理、ヘイズ評価

コーティングしにくい部分へ防曇性を付与するためには?

プラスチック、フィルム、ガラスにおける “曇り度” の測り方は?


講師


1.ライオン(株) 生産技術研究本部 プロセス技術研究所
 主任研究員 博士(工学) 椛島 真一郎 氏

2.南保技術研究所 所長 博士(工学) 南保 幸男 氏

3.(株)テツタニ 営業本部営業第6グループ 副グループリーダー 市村 一男 氏


受講料


1名につき 55,000円(消費税抜、昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき50,000円〕


プログラム


【10:00〜12:00】
1.プラスチック・ガラス表面の親水化と防汚・防曇性付与とその評価
ライオン(株) 椛島 真一郎 氏 


【講座の趣旨】
 1%以下の低濃度の高分子水溶液と接触させるだけで対象とするプラスチックやガラス表面にナノレベルの吸着層を形成し, 簡単・迅速に表面を親水化させる技術について紹介する。処理する基材の表面物性に合わせた親水化高分子の設計法, および防汚性や防曇性といった実使用を想定した表面の機能評価について述べる。

1.表面改質技術の分類と事例

2.プラスチックやガラス表面が曇る現象について

3.表面を親水化させる表面改質技術 〜洗浄と同時に洗浄面を親水化〜
 3.1 高分子の吸着による表面改質
 3.2 高分子設計のポイント
 3.3 高分子構造の選定 〜両性両親媒性高分子〜
 3.4 先行技術

4.新たに合成した表面改質高分子
 4.1 繊維強化プラスチック(FRP)用表面改質高分子
 4.2 ガラス用表面改質高分子

5.表面改質高分子合成のポイント
 5.1 反応例
 5.2 反応推移解析手法の開発

6.FRP用表面改質高分子の合成と吸着表面性状
 6.1 FRPとは
 6.2 高分子の組成とFRPへの吸着量、および吸着表面性状
 6.3 高分子吸着表面の防汚性能評価
 6.4 防汚性能発現機構について

7.ガラス用表面改質高分子の合成と吸着表面性状
 7.1 ガラスとは
 7.2 ガラス用表面改質高分子の合成
 7.3 高分子吸着表面の防曇性能評価
 7.4 防曇性能発現機構について

8.今後の展望 〜両親媒性超分子ナノシート〜
 8.1 超分子とは  
 8.2 超分子ナノシート設計のポイント  
 8.3 スルファミド超分子ナノシートの合成と機能

【質疑応答】



【12:50〜14:50】
2.防曇性を付与するコーティング技術とその応用
南保技術研究所 南保 幸男 氏 


【習得できる知識】
・各種材料の表面への曇りの起こる要因と視認性への影響について説明する。
・超親水化加工技術について紹介し, 濡れによる防曇性について紹介する。
・防曇性の評価方法と防曇コーティングについてその応用技術について習得できる

【講座の趣旨】
 防曇性を発揮するには水滴,汚れ成分の付着による曇りを防止することが重要で, その防曇性の維持には超親水化コーティングと防汚コーテイング加工が必要である。特にその防曇性の評価方法について具体的に紹介して現状の課題への対策法について述べる。

1.曇りの起こる要因と視認性への影響
 1.1 各種材料への曇り発生について
 1.2 曇り発生の要因について
 1.3 視認性への影響と設計への配慮
 1.4 透明性維持と正常な表面改質方法について

2.超親水化加工の開発
 2.1 超親水化技術による防曇性について
 2.2 超親水化コーティング剤の開発について。
 2.3 防汚コーティング加工による防曇性の維持効果について

3.防曇性の試験方法
 3.1 親水化コーティング剤による防曇性の評価方法について
 3.2 濡れ性と防汚効果について
 3.3 汚れ除去性について
 3.4 ウオータースポット防止性について

4.防曇性コーティング加工の現状と課題
 4.1 防曇機能の維持継続について
 4.2 結露、霜付きとの比較について
 4.3 防曇性の問題と各種コーティング加工技術について

【質疑応答】



【15:00〜17:00】
3.ヘイズ(曇り度)試験の装置とその使い方
(株)テツタニ 市村 一男 氏 


【講座の趣旨】
 透明な材料の透過特性(全光線透過率,透過ヘイズ,透明度等)は, 使用用途により要求が大きく異なり, その特性を把握する事は非常に重要です。 基本的な全光線透過率, ヘイズの原理, 国際規格との違いや, 「クラリティ(透明度)」の原理, 使用方法, 評価事例について解説します。

1.透明度を測定する装置のご紹介、その測定原理
 1.1 ヘイズ-ガード i
 1.2 全光線透過率の測定原理
 1.3 ヘイズの測定原理
 1.4 ASTM及びISO(JIS)規格の違い
 1.5 クラリティ(透明度)の測定原理

2.測定条件について
 2.1 測定試料(測定できる物,測定できない物)
 2.2 測定環境(室内環境など)
 2.3 測定性能,測定限界

3.測定の進め方,トラブルシューティング

4.各種用途事例
 プラスチック,フィルム,ガラス,コーティング,光学機能製品,他

【質疑応答】


月刊ビッグライフ21 BigLife21 私たちは全国420万中小企業の代弁者です。
エンジニアのための役立つ情報サイト