コア技術を活用した新規事業テーマの発掘とその進め方

66,000 円(税込)

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開催日 10:00 ~ 17:10 
締めきりました
主催者 株式会社 技術情報協会
キーワード 技術マネジメント総合   事業戦略   STPマーケティング
開催エリア 全国
開催場所 Zoomを利用したLive配信※会場での講義は行いません

自社技術の強みを最大限に活かした新しい市場領域への参入方法とは!!

セミナー講師

1.AJS(株) ICTイノベーション事業部 副事業部長 加藤 仁一郎 氏(元 旭化成(株)上席理事 富士支社長)

2. 知財務(株) 代表取締役 古庄 宏臣 氏(関西学院大学大学院 経営戦略研究科 兼任講師)

3. (一社)イノベーション アーキテクト 設立・代表理事 中村 善貞 氏(元 富士フイルム(株) 先端コア技術研究所 イノベーション アーキテクト)

4. 倉敷紡績(株) 常務執行役員 技術研究所長 八木 克眞 氏

5. 日鉄ケミカル&マテリアル(株) 複合材料事業企画部 ゼネラルマネジャー 宮永 俊明 氏(大阪大学 招へい教授)

セミナー受講料

1名につき66,000円(消費税込み、資料付) 
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき60,500円(税込)〕

受講について

  • 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
  • 下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
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    セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
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  • パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
  • セミナー資料はお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。
    お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。
  • 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
  • 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、
    録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
  • 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
    複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。
    部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

セミナープログラム

<10:00〜11:10>
【第1部】コア技術を活用した新規事業テーマの発掘とその進め方
AJS(株) 加藤 仁一郎 氏(元 旭化成(株))

【講演趣旨】
コア技術はその会社で長年培われたものであり、利益の源泉となる技術のことである。具体的には基礎技術、生産技術、保全技術、組織運営、商流、様々なトラブル対応など、単に技術周辺のみでなく販売に関わることもある。コア技術に関連したよい新規事業のテーマを見つけることができれば、これまで積み重ねられた知見を活用できるので、高収益化、開発速度向上、様々な障壁を減らすことに繋がる。ここでは、コア技術の重要性、コア技術をどのように活用してイノベーションの創出につなげるかを実例も挙げながら説明する。

【講演項目】
1.コア技術とは

2.コア技術の重要性

3.コア技術の見出し方

4.コア技術を生かした新規事業テーマの発掘

5.研究開発の進め方

6.実例 など

【質疑応答】

<11:20〜12:30>
【第2部】自社技術の棚卸しによる強みの見える化と、その評価方法
知財務(株) 古庄 宏臣 氏(関西学院大学大学院 兼任講師)

【講演趣旨】
いま多くの企業が新規事業開発を積極的に取り組まれています。そのために自社のコア技術を活かすべく自社技術の棚卸を実施されています。しかし、技術の棚卸をしたものの今一つ技術の活かし方が分からないという経験をされたことがあるのではないでしょうか。それは技術を整理しただけであり、本当の意味での技術の棚卸になっていなかった可能性があります。技術の棚卸とは自社が社会に提供している価値を再定義することにあります。本講演では、この自社が社会に提供している価値の再定義により新規事業化の可能性を“見える化”するための評価方法について学んで頂きます。

【講演項目】
1.新規事業化を踏まえた自社技術の棚卸し
 1-1.ビジネスとしての技術の活かし方
  ・コア技術と基盤技術
 1-2.ユーザー目線の技術評価
  ・技術評価モデル
  ・技術転用の考え方
 1-3.技術を活かす市場機会の捉え方
  ・変化があるところに新たなニーズが生まれる
  ・現在の課題ではなく将来の課題に対応する

2.新規事業化の可能性を“見える化”
 2-1.新規事業構想において陥りやすい落とし穴
 2-2.事業化
  ・事業ドメイン
  ・競合分析
  ・STP分析とポジショニングマップ

【質疑応答】

<13:20〜14:30>
【第3部】コア技術の横展開による新規事業テーマの発掘と進め方
(一社)イノベーション 中村 善貞 氏(元 富士フイルム(株))

【講演趣旨】
環境が激変している現在、企業には既存事業に代わる新規事業テーマの創出がますます求められている。製造業において一番大きな資産である「技術」を生かし、本質的な技術価値訴求による新市場の開拓を進める戦略とはどの様なものか。「写真フィルム」という主力事業が消失する中で行われた富士フイルム第二の創業を例にその戦略と、そこで具体的に行われたテーマの発掘方法とはどの様なものだったのかを紐解いてみたい。

【講演項目】
1.ますます求められる新規事業テーマの創出

2.既存事業の深耕と新規事業の探索を行う「両利きの経営」

3.富士フイルム第二の創業にみる新規事業創出戦略「アンゾフマトリックス」

4.戦略①「破壊的技術の獲得による市場の確保D」

5.戦略②「技術の機能展開による新市場の開拓B」

6.②-1 生かす技術の展開を図る「プッシュ型B-1」

7.技術の機能的価値表現

8.特許DBを用いた適用分野探索①「共有」

9.特許DBを用いた適用分野探索②「引用」

10.学会を通じた適用分野探索

11.②-2 有望市場への浸透を図る「プル型 B-2」

12.②-3 製品を生かす「意味のイノベーション B-3」

13.戦略③「ビジョンに基づく新しい市場領域への挑戦N」

14.新規テーマ推進に必要な「組織マネジメント」

15.必要な探索型マーケティング

【質疑応答】

<14:40〜15:50>
【第4部】コア技術を活用した新規事業テーマの発掘とその進め方
倉敷紡績(株) 八木 克眞 氏

【講演趣旨】
ICT、DXがコモディティ化するとともに、企業は地球環境や人口動態の変化へ対応しなければならない時代を迎えて、主力事業やコア技術の見直し、あるいは方向転換を迫られています。自社の存在価値や取り組む事業の意義は、財務諸表に現れない資産や社会に貢献する活動が一層重要になっています。今、自社を支えている事業や確固たる競争優位を築いている技術も、この流れには抗えず、何らかのイノベーションで姿を変える必要があると思います。既存事業の継続性が約束されない時代と考えると、現在は、すべての企業、あらゆる事業にビジネスチャンスがあり、同じスタートラインに立って新規事業をめざす瞬間なのかもしれません。

【講演項目】
1.はじめに(クラボウの会社紹介)
 1-1.当社の研究・開発体制
 1-2.研究活動と開発活動の連携
 1-3.技術の多様性と融合

2.新規事業の創出
 2-1.新規事業を開発するために
 2-2.当社が考える新規事業
 2-3.未来事業の開拓

3.新規事業の開発ロードマップ
 3-1.研究・開発のテーマ設定
 3-2.未来事業の開発ロードマップ
 3-3.ロードマップの進行管理

4.コア技術の獲得と事業への育成
 4-1.コア技術の姿
 4-2.リソースの整備とコア技術の刷新
 4-3.外部連携による新規技術の獲得
 4-4.事業創出と継続/中止の判断

5.おわりに(変化への対応)

【質疑応答】

<16:00〜17:10>
【第5部】自社技術の見える化と新規事業テーマの発掘、新規事業テーマ提案における課題
日鉄ケミカル&マテリアル(株) 宮永 俊明 氏(大阪大学 招へい教授)

【講演趣旨】
自社技術は、コア技術/キー技術/ベース技術の3つの種類に分類される。最初にこの定義(各技術の性格)を説明し、次に差別技術について述べる。他社差別或いは自社の強みというキーワードはしばしば口にされるものの、その概念は意外に個々で異なり、曖昧である。続いて、新規事業テーマの発掘におけるテーマの性格や位置づけによる分類に触れ、各分類テーマを取組むに際して注意すべき事項を説明する。最後は、新規事業テーマ取り組みの難しさについて、その原因課題を説明する。本講演では、具体的な事例を取り上げ、その中に潜む実課題等について述べさせて頂く。

【講演項目】
1.自社技術の見える化
 1-1.自社技術とは何か?
 1-2.見える化とは何か?

2.新規事業テーマの発掘
 2-1.新規事業の方向性
 2-2.新規事業の考え方(位置づけ)
 2-3.事例

3.新規事業テーマ提案における課題

【質疑応答】