【中止】DLC膜の研究開発動向 ~潤滑下におけるDLC膜の密着力評価方法~

47,300 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 株式会社 情報機構
キーワード 機械技術   炭素系素材   自動車技術
開催エリア 全国
開催場所 お好きな場所で受講が可能

DLC膜の基本的な知識から最近の研究動向までをわかりやすく解説。 今後の部品適用や品質管理に繋がる知識を身につけることができます!

セミナー講師

 馬渕 豊 先生   宇都宮大学 工学部基盤工学科機械システム工学コース 教授 工学博士 

2018年3月迄 日産自動車(株)にてエンジン用材料の開発に従事
2018年4月より宇都宮大学工学部基盤工学科に教授として着任、現在に至る。
【専門】
マイクロ・ナノ工学、トライボロジー、熱流れ、表面分析、金属材料工学
【本テーマ関連学協会での活動】
日本機械学会ISO/TC123 平軸受国内委員会委員、日本トライボロジー学会 理事、日本機械学会栃木支部評議員

セミナー受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。

配布資料・講師への質問等について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
    (開催1週前~前日までには送付致します)。

    ※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
    (土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
    (全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
  • 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
    無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。

下記ご確認の上、お申込み下さい

  • PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbbs以上の回線をご用意下さい)。
    各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。
  • 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。

Zoomを使用したオンラインセミナーとなります

  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
    お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
    確認はこちら
    ※Skype/Teams/LINEなど別のミーティングアプリが起動していると、Zoomでカメラ・マイクが使えない事があります。お手数ですがこれらのツールはいったん閉じてお試し下さい。
  • Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です。
    ※一部のブラウザは音声(音声参加ができない)が聞こえない場合があります。
     必ずテストサイトからチェック下さい。
     対応ブラウザーについて(公式) ;
     「コンピューターのオーディオに参加」に対応してないものは音声が聞こえません。

申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です

  • 開催5営業日以内に録画動画の配信を行います(一部、編集加工します)。
  • 視聴可能期間は配信開始から1週間です。
    セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
    尚、閲覧用のURLはメールにてご連絡致します。
    ※万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、
    (見逃し視聴有り)の方の受講料は(見逃し視聴無し)の受講料に準じますので、ご了承下さい。
    こちらから問題なく視聴できるかご確認下さい(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」

セミナー趣旨

  昨今の自動車からのCO2排出量削減規制やカーボンニュートラルの方針化に伴い、エンジンやEV用減速機の摩擦低減に有効なDiamond Like Carbon膜は、ますますその重要性が高まっている。本講習では、DLC膜の基本的な知識から、最近のDLC膜に関する研究動向、また2022年5月に発行されたISO規格(ISO 4821)、AEを用いた潤滑下のDLC膜の動的密着力評価法に関する内容の紹介を行い、今後の部品適用や品質管理に繋がる知識を身につける。

受講対象・レベル

メーカーでDLC膜の部品適用、品質管理を検討されているご担当者など。

必要な予備知識

表面処理や潤滑に関する一般的な知識

習得できる知識

・DLC膜に関する基礎知識(物性、成膜原理、膜の種類、評価方法)
・潤滑下のDLC膜による摩擦低減のメカニズム
・DLC膜の研究動向
・潤滑下におけるDLC膜の密着力評価方法

セミナープログラム

1.自動車を取り巻く環境の変化
  1) CO2排出量規制の動向
  2) カーボンニュートラル
  3) 多様化するパワートレインとその動向 
  4) 省燃費性向上に向けた狙いどころ
2.Diamond Like Carbon(DLC)膜
  1) DLC膜の構造と製法
  2) DLC膜の分類
  3) DLC膜の分析方法   
3.潤滑下におけるDLC膜の低摩擦メカニズム
  1) 潤滑下の接触状態と摩擦
  2) DLC膜による低摩擦メカニズム
    ・水素フリーDLC膜
    ・その他のDLC膜での低摩擦メカニズム
4.DLC膜の研究動向
  1) 金属元素添加による潤滑油添加剤MoDTCとの反応性の改善
    ・MoDTCによる低摩擦メカニズム
    ・Niを蒸着したDLC膜
    ・Niを積層したDLC膜
  2) 他の金属元素を添加したDLC膜の特性
5.潤滑下におけるDLC膜の密着力評価方法
  1) 従来のDLC膜の密着力評価方法
    ・スクラッチ試験
    ・ロックウエル圧痕試験
  2) 従来密着力評価法の課題
  3) アコースティックエミッション(AE)を用いた潤滑下のDLC密着力評価法
    ・AEの原理
    ・試験装置の概要
    ・AE振幅の推移と剥離検知
    ・エンジン実部品評価との相関
    ・ロット間のばらつき評価結果
  4) AEを用いた潤滑下のDLC密着力評価法を用いた寿命予測
    ・潤滑油添加剤の影響
    ・試験油温の影響
    ・密着力を評価する相手材料の影響
    ・AEを用いた潤滑下のDLC密着力評価法を用いた寿命予測
  5) AEを用いた潤滑下のDLC密着力評価法を用いた膜の破損解析
  6) ISO化の流れ
6.DLC膜の今後の展望