エアロゲルの新しい材料設計、柔軟・高強度化、その応用
開催日 |
10:00 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 技術情報協会 |
キーワード | 化学技術 繊維・炭素系素材技術 省エネルギー |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【品川区】技術情報協会セミナールーム |
交通 | 【JR・地下鉄】五反田駅 【東急】大崎広小路駅 |
★ 構造,物性,耐衝撃性,柔らかさ,熱伝導性,電気的特性とそのコントロール方法
★ 透明断熱材料,蓄電デバイス,新しい用途開発とその可能性
講師
【第1部】
国立研究開発法人産業技術総合研究所 化学プロセス研究部門
階層的構造材料プロセスグループ 研究グループ長
博士(工学),技術士(化学部門) 依田 智 氏
【第2部】
群馬大学 大学院理工学府 助教 博士(理学) 畠山 義清 氏
【第3部】
東京工業大学 物質理工学院 応用化学系 准教授 博士(工学) 下山 裕介 氏
【第4部】
ティエムファクトリ(株) 取締役 CTO(最高技術責任者) 會澤 守 氏
受講料
1名につき60,000円(消費税抜、昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円〕
プログラム
【10:00〜11:45】
第1部 (断熱材としての)エアロゲル系材料の 原理,概要と技術開発動向
●講師 国立研究開発法人産業技術総合研究所 化学プロセス研究部門 階層的構造材料プロセスグループ
研究グループ長 博士(工学),技術士(化学部門) 依田 智 氏
【講座の趣旨】
熱マネジメント技術の進展に伴い、真空なしで高い断熱性が得られるエアロゲル系の材料が注目されていますが、使ってみると期待外れ、という声も聞こえてきます。本講座では、エアロゲル系の材料がなぜ高い断熱性を示すのか、ということを理解し、正しく使いこなすための知識を身につけていただくことを目的とします。
【セミナープログラム】
1.エアロゲルの概要,構造,種類など
2.エアロゲル系断熱材の原理
2.1 断熱材の概論
2.2 エアロゲル系材料の断熱の原理
2.3 断熱性能の評価
3.エアロゲル系断熱材料の概要
3.1 シリカエアロゲル
3.2 有機エアロゲル
4.エアロゲル系断熱材料の技術開発動向
4.1 シリカ系
4.2 有機ナノファイバー系
5.まとめと今後の展望
【質疑応答】
【12:30〜13:45】
第2部 カーボンエアロゲルの特性とその応用の可能性
●講師 群馬大学 大学院理工学府 助教 博士(理学) 畠山 義清 氏
【講座の趣旨】
カーボンエアロゲルは超臨界乾燥を利用して調製される、メソポーラスな炭素材料である。比較的均一で連通したメソ孔を有し、モノリスでの調製も可能である。 その調製方法から特性、応用的な利用について概説する。
【セミナープログラム】
1.はじめに
1.1 カーボンエアロゲルの歴史
1.2 超臨界流体について
2.カーボンエアロゲルの調製
2.1 アクアゲル
2.2 有機エアロゲル
2.3 カーボンエアロゲル
2.4 賦活処理
3.カーボンエアロゲルの構造とその制御
3.1 構造を制御するパラメー
3.2 窒素吸脱着法による細孔構造解析
3.3 小角X線散乱法による細孔構造解析
4.カーボンエアロゲルの応用
4.1 形状を制御したゲルの調製
4.2 リチウム空気電池への利用
4.3 宇宙航空材料への利用
【質疑応答】
【14:00〜15:00】
第3部 超臨界流体を用いたエアロゲルの作成と その応用の可能性
●講師 東京工業大学 物質理工学院 応用化学系 准教授 博士(工学) 下山 裕介 氏
【セミナープログラム】
1.超臨界ゾルゲル反応による酸化チタンエアロゲルの合成
1.1 超臨界二酸化炭素による溶媒膨潤挙動
1.2 溶媒膨潤とエアロゲル形態
2.超臨界乾燥によるカーボン粒子エアロゲルの作製
2.1 超臨界二酸化炭素による溶媒膨潤と厚膜炭素電極の作製
2.2 圧膜炭素電極の評価
2.3 圧膜炭素電極を用いたリチウム/酸素電池
【質疑応答】
【15:15〜16:30】
第4部 〜超臨界装置を用いない〜 新しいエアロゲルの開発,、その可能性
●講師 ティエムファクトリ(株) 取締役 CTO(最高技術責任者) 會澤 守 氏
【セミナープログラム】
1.エアロゲルの定義
2.エアロゲルの歴史
3.エアロゲルの用途
4.SUFAの特性
5.常圧乾燥が可能な理由
6.理想的な断熱材に求められる特性
7.非超臨界条件での理想的断熱材の作り方
【質疑応答】