組織風土と統制環境に対する監査対応【会場/オンライン】
開催日 |
13:30 ~ 17:00 締めきりました |
---|---|
主催者 | 一般社団法人企業研究会 |
キーワード | 財務マネジメント コンプライアンス |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【台東区】企業研究会セミナールーム |
交通 | 【地下鉄】仲御徒町駅・上野御徒町駅・上野広小路駅 【JR】御徒町駅 【つくばエクスプレス】新御徒町駅 |
ソフトコントロールの企業監査の考え方と実務対応
セミナー講師
藤井範彰公認会計士事務所 公認会計士・公認内部監査人 米国公認会計士(現在inactive) 藤井 範彰 氏
セミナー受講料
会員 35,200円(本体 32,000円)
一般 38,500円(本体 35,000円)
※会員価格適用については、企業研究会会員が対象となります。
(所属先の会員登録有無がわからない場合、
お申込みの際に備考欄へ「会員登録確認希望」とご記入ください。)
※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。
お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。
受講について
【オンライン受講の方】
- 視聴用アカウント・セミナー資料は、原則として開催1営業日前までにメールでお送りいたします。※最新事例を用いて作成する等の理由により、資料送付が直前になる場合がございます。
- 本セミナーはZoomを利用して開催いたします。
- ネットワーク環境により(社内のセキュリティ制限等)ご視聴いただけない場合がございます。
事前に「動作確認ページ」より動作確認をお願いいたします。
【会場受講の方】
- お申込完了後、メールにて受講票をお送りいたします。
セミナー趣旨
企業の内部監査においては伝統的な準拠性の監査だけでなく、企業のガバナンスやリスクマネジメントなどの経営監査の重要性が増していますが、特に組織の風土や文化などのソフトコントロールへの監査対応はIIA(内部監査人協会)の指針や文献でも最近は重要視されています。
ちなみに海外や国内で有名な会計不正事件なども根本原因は組織文化にあると従来より言われており、これらはソフトコントロールがハードコントロールを支配している状況とも考えられます。こうした内部統制の対応については、COSOや日本のJーSOXでは、企業の体質や経営者の姿勢、普段の言動といったソフトな要素も「統制環境」と名付けて、企業が自ら律すべき内部統制に含められています。但し内部監査や監査役監査のような企業内監査に比べて、J-SOXのような外部報告目的の制度には手法に限界もあります。
これらの重要性は考え方としては理解できても、監査の実務対応には難しさがあり、まして上司となる経営層の姿勢などは監査対象に含めにくい面もありますが、グループ企業全体としてはグループ子会社の監査対応なども含めて組織全体の内部統制の改善によって経営に資する監査としては重要なテーマでもあります。
幸いIIAのプラクティスガイドや欧米の専門書では具体的な監査対応の紹介や解説も見られますので、これらも参考にして企業内監査の事例も含めて企業としての企業風土や統制環境への監査対応の考え方と実務対応を解説いたします。
受講対象・レベル
内部監査および内部統制部門、監査役、経営管理や経営企画部門の方、その他組織の監査機能の高度化に取り組まれている方々
セミナープログラム
1.企業不祥事の事例から理解するハードコントロールとソフトコントロールの影響
・経済犯罪事件の原因となった統制の不備のハード面とソフト面の事例検討
・ハードコントロールと異なるソフトコントロールの監査の重要性
2.統制環境に対する会計監査と内部統制報告制度の限界
・内部統制における統制環境の位置づけ
・公認会計士監査におけるの技術的限界と監査風土の問題
・内部統制報告制度(J-SOX)をめぐる制度設計と評価ないし監査技法の問題
3.IIAの指針や文献に学ぶ統制環境とガバナンスの監査対応
・IIAの指針によるガバナンスの監査手法
・IIAの指針に学ぶ統制環境の監査手法
・その他、新型コロナウイルスの企業文化への影響と監査対応など
4.組織の風土・文化に対する企業監査の手法と監査報告の検討
・成熟度モデルによる監査手法と評価項目
・サーベイ方式(社内アンケート方式)による監査手法と監査報告
・ワークショップ型CSAの手法と不正対応の監査対応事例
※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影はご遠慮ください。