ライトフィールドディスプレイの原理と研究開発動向
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 光学技術 電子デバイス・部品 UI/UX/ヒューマンインターフェース |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【品川区】きゅりあん |
交通 | 【JR・東急・りんかい線】大井町駅 |
ライトフィールドディスプレイの現状と課題から製品事例、可能性と展望まで
★ 注目度急上昇のライトフィールドディスプレイ!
★ 直近のIDW’18 (International Display Workshop,国内最大のディスプレイ国際会議),ACM SIGGRAPH ASIA 2018 (コンピュータグラフィックスとインタラクション技術に関する世界トップレベルの国際会議)での最新情報も可能な範囲で盛り込みます!
講師
法政大学 情報科学部 教授 博士 (情報理工学) 小池 崇文 先生
【講師紹介】
(株)日立製作所にて,映像処理,医療画像処理,バーチャルリアリティ,三次元ディスプレイの研究開発に従事,2013年より現職.
受講料
1名46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき35,640円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
セミナーポイント
ライトフィールドは光を7次元の情報をもつ光線と捉えて取り扱う概念で,近年,急速に研究が進んでいる.ライトフィールドディスプレイは,このライトフィールドを再現するディスプレイで,光をより正確に再現するためのディスプレイ技術であり,光学とコンピュータサイエンス,エレクトロニクスの統合技術としてとらえられる.今後,ライトフィールドの再現性能を向上させるという観点で,ディスプレイ技術が進化することが予想され,ディスプレイだけでなく映像技術にとって,必須の技術知識となりつつある.
本講義では,ライトフィールドの考え方について基礎から解説し,ライトフィールドディスプレイや関連するカメラ技術,また,ライトフィールドディスプレイの応用例や最新の研究動向について解説を行う.
■ この講座を受講して習得できること:
・ライトフィールドの全体像
・ライトフィールドの正しい理解
・ライトフィールドを取り扱うための理論的基礎
・ライトフィールドカメラとライトフィールドディスプレイの原理と研究動向,応用先
・映像ディスプレイ技術の将来や方向性
セミナー内容
1 ライトフィールドの基礎
1.1 ライトフィールドとは何か
1.1.1 Plenoptic Function
1.1.2 4D Light Field
1.2 ライトフィールドの定式化
1.3 ライトフィールドの背景・歴史
1.4 ライトフィールドの理論的基礎・特性
1.4.1 光線空間 (Ray Space)
1.4.2 座標系
1.4.3 Plenoptic Sampling
2 ライトフィールドディスプレイの原理
2.1 裸眼3Dディスプレイの基礎
2.2 標本化方式ディスプレイ
2.3 積層型(テンソル)ディスプレイ
3 ライトフィールドカメラ
3.1 カメラの復習
3.2 多眼カメラ・カメラアレイ・レンズアレイカメラ
3.2.1 リフォーカス
3.3 Computational Cameraの概要
4 ライトフィールドディスプレイの応用
4.1 立体ディスプレイ
4.2 焦点調節機能付きライトフィールドディスプレイ
4.3 ヘッドマウントディスプレイへの応用
4.4 メガネ型ディスプレイへの応用
5 ライトフィールドディスプレイの最新研究事例
5.1 コンピュータサイエンス分野の研究事例
5.2 光学分野の事例
5.3 その他の研究事例
6 ライトフィールドディスプレイ関連企業
7 ライトフィールドの可能性と今後
<質疑応答>