湿気・湿度現象の科学と各種産業分野における調湿技術の現状および研究開発動向

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開催日 10:30 ~ 16:30 
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主催者 サイエンス&テクノロジー株式会社
キーワード 化学技術一般   応用物理一般   環境マネジメント
開催エリア 全国
開催場所 Live配信セミナー(会社・自宅にいながら受講可能)

建築物・車両用の省エネ空調システム、
各種産業用調湿技術の新展開に向けて

セミナー講師

岡山大学 名誉教授 稲葉 英男 氏

セミナー受講料

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受講について

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配布資料

  • 製本テキスト(開催前日着までを目安に発送)
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セミナー趣旨

 私どもの健康、快適性そして産業分野の生産性の向上などに、温度制御と並んで湿度制御は重要な役割を果たしているが、湿度(湿気)の本質に関する理解は十分と言えない現状にある。例えば、「雲はなにからできているか?」、「水蒸気は見えるか?」「相対湿度の大きさで空気の重さはどう変わるか?」などに答えられない技術者は多いようである。

 近年の情報機器の普及による冷房・除湿需要や建築物・自動車空間の快適性訴求そして化石燃料利用による環境問題などを勘案した省エネルギーの立場から、特に調湿技術に対する期待が大きくなっている現状がある。我が国の民生部門や運輸部門は、最終エネルギー消費量の多くを占め、その増加割合が顕著であることから、調湿などの快適性の追求を基本として、省エネルギーを主体とする物質マネジメントシステムの推進が重要課題となっている。改正建築物省エネ法が施行されて、ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)や住宅(ZEH)の構築に欠かせない調湿技術に対しても新たな展開が期待されている。一方、運輸部門においても、車両の電動化推進から調湿技術による車両内の快適性や安全性(防曇)の確保を基本として、環境規制対応や経済性の確立が重要視されている。さらに、産業部門においても、省エネルギーや創エネルギー機器開発に調湿技術の応用が進んでいる。調湿技術は、環境親和型省エネルギー技術に位置づけられる物質マネジメント技術と言える。

 本セミナーでは、湿度の基礎や関係式、湿度の影響、空気線図の利用法、調湿調温プロセスそして既存調湿技術の基礎から新たな調湿材料とそのシステム化技術の展開に関して分かり易く解説して、湿り空気・水蒸気の物質マネジメント技術の将来像を明らかにする。

受講対象・レベル

特に、受講者の分野やレベルへの要望はありません。湿度制御を主体とした省エネルギー空調技術関連に興味がある方に参加いただければと思います。本セミナーでは、湿度の基礎や関係式、各分野における湿度の影響、空気線図の利用法、調湿調温プロセスそして調湿技術の基礎から応用などを分かり易く説明して、物質マネジメント技術の将来像を明らかにします。
特に、専門知識が無くても、理解できるようにセミナー内容を構成しております。

習得できる知識

・水蒸気と微細水滴と気象現象
・湿り空気の熱力学(空気と水蒸気の関係、湿度の定義、露点など)
・湿り空気線図と調湿操作
・湿度センサー(各種湿度計と標準湿度計など)
・湿り空気の物性(水の特性、電気伝導性、音波の透過性、熱伝導性など)
・湿り空気に伴う諸現象
・空調調和とは(保健衛生と産業分野など)
・各種産業分野での湿気・湿度の利活用
・既存調湿技術の特徴(冷却除湿、吸収液除湿、吸着剤除湿など)
・各種加湿および除湿機器の開発の現状
・全熱交換器と調湿(回転型および静置型全熱交換器など)
・透湿膜による乾燥技術(空気制御系の乾燥空気製造など)
・顕熱潜熱分離空調における調湿技術の新展開
・デシカント空調と放射冷暖房技術の新展開
・新たな調湿剤の開発と展望

セミナープログラム

1.調湿技術展開に向けての社会的要請
  1.1 水分(水蒸気、水、氷)の地球循環による天候および地球温暖化現象
  1.2 建築物:車両そして他産業分野における湿度制御技術に対する社会的要請

2.湿り空気・湿度の科学(物理・化学・生化学特性)
  2.1 水蒸気と微細水滴と気象現象(水蒸気とガス、雲、雪、氷、霧、靄など気象現象)
  2.2 湿り空気の熱力学(空気と水蒸気の関係、湿度の定義、露点など)
  2.3 湿り空気線図と調湿操作
  2.4 湿度センサー(各種湿度計、標準湿度計、最新センサー技術)

3.湿り空気の水蒸気特性とその産業分野での利活用
  3.1 湿り空気の物性(水の特性、電気伝導性、音波の透過性、熱伝導性など)
  3.2 湿り空気に伴う諸現象の(湿気に関連する物理・化学・生化学現象)
  3.3 空調調和とは(保健衛生と産業分野など)
  3.4 各種産業分野での湿気・湿度の利活用(各種産業での湿気・湿度の利活用例)

4.調湿技術の現状とその特長
  4.1 既存調湿技術(冷却除湿、吸収液除湿、吸着剤除湿など)の原理と特徴
  4.2 各種加湿および除湿機器の開発の現状
  4.3 全熱交換器と調湿(回転型および静置型全熱交換器など)
  4.4 透湿膜による乾燥技術(空気制御系の乾燥空気製造など)

5.新たな調湿技術の展開と方向性
  5.1 顕熱潜熱分離空調における調湿技術の新展開
  5.2 デシカント空調と放射冷暖房技術の新展開
  5.3 新たな調湿剤の開発と展望(感温透湿膜、高湿導電性高分子、調湿用スマートゲル
    湿度制御分子ダイオード、イオン力による凝縮生成、調湿着色剤など)

□ 質疑応答 □