濡れ現象および濡れ性制御の基礎と超撥水(油)・超親水(油)・滑液性表面の最先端技術

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開催日 10:30 ~ 16:30 
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主催者 サイエンス&テクノロジー株式会社
キーワード 化学反応・プロセス   薄膜、表面、界面技術
開催エリア 全国
開催場所 Live配信セミナー(会社・自宅にいながら受講可能)

高度なぬれ性制御を実現する表面設計と最新研究例

気鋭の表面科学研究者が解説する、ぬれ性制御の基礎と研究最前線。
機能表面の設計と開発手法を最新の研究例を交えて解説します。演習問題もあり理解が進みます。

セミナー講師

(国研)物質・材料研究機構 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点(MANA) 独立研究者
天神林 瑞樹 氏

セミナー受講料

定価:49,500円(オンライン受講価格:39,600円)

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セミナー趣旨

濡(ぬ)れる”という現象は工業プロセスから材料開発、製品応用まで至るところで重要な役割を担っている。
本セミナーでは以下の3点を解説する。
1. 濡れ現象に関する基礎知識と正しい評価方法
2. 濡れ性を制御する手法とその技術、表面材料設計、課題、応用
3. 演者の取り組んでいる超親水・超撥水(油)・滑液表面の実例を踏まえた国内外の先端研究を紹介する。

習得できる知識

濡れ性制御による材料開発は、先人らの理論的発見に基づいております。濡れの理論、評価方法についての正しい理解を深めることで、課題解決型の濡れ性制御材料の設計手法を学べます。
特に、汚れ、着氷、菌繁殖、腐食など液体の付着に由来する問題を解決するための超撥水・滑水表面材料の開発手法やその課題、解決手法を、最前線で本トピックに取り組む現場の研究者から学ぶことができます。

セミナープログラム

  1. 濡れの静力学
    1. 表面張力
    2. Laplace圧
    3. 拡張係数
    4. Youngの式と接触角
    5. Zismanの経験則
    6. 接触角の測定方法
    7. 表面張力と重力
    8. 表面張力の測定方法
  2. 濡れの動力学
    1. 三重接触線
    2. 動的接触角
    3. JohnsonとDettreの実験
    4. 液滴の付着を防ぐために
  3. 超撥水・超親水性表面の設計方法(静力学モデルから考える)
    1. Wenzelのモデル
    2. Cassie-Baxterのモデル
    3. 撥水表面と親水表面のモデル
    4. 超撥水表面の設計
    5. 超撥水表面の安定性
    6. 超撥水表面の安定化の設計指針
    7. 自然界に存在する超撥水表面
    8. ナノ構造の役割
    9. 表面粗さの指標は何を使ったら良い?
    10. ロータス効果とローズペタル効果
    11. 撥水と親水のしきい値
  4. 超撥水・超親水性表面の設計方法(動力学モデルから考える)
    1. 表面状態と動的接触角
    2. 超撥水表面と動的接触角
    3. ピン止め現象
    4. 凹凸形状とピン止め挙動
    5. ピン止め現象とリエントラント構造
    6. 超撥油表面の設計
    7. ピン止め効果と濡れ状態
    8. 超撥水(油)表面の開発指針
    9. 超親水(油)表面の開発指針
  5. 超撥水・超親水表面の開発手法
    1. 超親水表面の設計手法(ケーススタディ)
    2. 超親水表面の課題と解決策(最新の研究事例)
    3. 超撥水(油)表面の設計手法(ケーススタディ)
    4. 超撥水(油) 表面の課題と解決策(最新の研究事例)
  6. 滑液表面の開発
    1. 接触角ヒステリシスと摩擦力
    2. 理想的な表面
    3. 滑液表面の設計
    4. 動的表面張力と適応濡れ
    5. 潤滑液含浸多孔質表面(SLIPS)
    6. 滑液表面の課題と開発動向
  7. まとめ

□ 質疑応答 □

▼前回ご受講いただいた方からの声

  • テキストが詳しくかつ見やすくて良かった。テキストに適宜メモを書き込みながら解説してもらえたのも分かりやすかった。
  • 説明が丁寧でテンポによく聞き取りやすかったです。基礎から体系的な理解ができました。
  • 時間配分がしっかりされており、難しい部分の説明も平易かつ丁寧にして頂けてとても勉強になった。
  • 技術的なところは詳しく、専門的で難しい部分は易しく、といったバランスが素晴らしかった。
  • 撥水・撥油表面を達成する為の各手法の違いが理解しやすかった。設問を投げかけながらの講義も良かった。