食品衛生法と海外における容器包装の法規制動向
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | (株)R&D支援センター |
キーワード | 食品包装 高分子・樹脂材料 安全規格 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | 【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。 |
★日本【ポジティブリスト対象範囲、継続確認既存物質、製造管理、制度適合の情報伝達、新規物質の申請制度、PL収載物質の含有量基準等】
★欧州【材料・製品を定めた法律、ポジティブリスト対象物質、溶出量の規格・基準、溶出試験法、プラスチック規則への適合性確認手順】
★アメリカ【各素材の規格及び安全性試験、FDA登録制度、FCN届出制度、及び安全性の判断基準等】
セミナー講師
藤井包装技術事務所 所長 藤井 均 氏
セミナー受講料
55,000円(税込、資料付)
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2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。
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受講について
Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順
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- 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
セミナー趣旨
日本、欧州、米国における食品用器具・容器包装の規制について説明する。
日本では、改正食品衛生法が2018年6月に公布され、ポジティブリスト制度が2020年6月1日に施行となった。施行後5年間の経過措置が設けられ、2025年6月1日に完全施行となる。食品衛生法改正に伴い器具・容器包装事業者には、①合成樹脂の器具・容器包装は、ポジティブリスト収載の原材料のみを使用し、リストにない原材料の使用を禁止②合成樹脂器具・容器包装の適正製造管理(GMP)を行うこと③販売・製造・輸入者は、器具・容器包装がPL制度に適合していることを利用者に説明すること④合成樹脂製の器具・容器包装製造事業者は、自治体に届出を行うこと。の義務が追加された。
現行のポジティブリストに未収載の材料(6.1の施行日以前に使用実績のあるもの)は、経過措置の5年間で追加される。6月1日以前に使用実績のある器具・容器包装材料は使用できるが、経過措置期間中に、PL掲載の申請認可が必要である。
ポジティブリストの収載物質(ポリマー、コーティング材、添加剤・塗布剤)、対象範囲、継続確認既存物質リスト、経過措置中のポジティブリストにない物質の扱い、器具容器包装製造事業者の製造管理、ポジティブリスト制度適合の情報伝達、器具・容器包装事業者の届け出、新規物質の申請制度、PL収載物質の含有量基準等を述べる。
欧州では、加盟27か国共通の食品に接触する器具・容器包装の材料・製品を定めた法律(総括的規則)、ポジティブリスト対象物質(主にモノマー)、溶出量の規格・基準、多層材料の扱い、溶出試験方法、適合宣言、新規物質申請を定めたプラスチックチック規則を説明し、このプラスチック規則への適合性の確認手順について述べる。
米国では、容器包装を含む連邦食品医薬品化粧品法、及び規格・基準を定めた連邦規則集により、接着剤・コーティング剤、紙・板紙、プラスチックポリマーの個別規格、添加剤等の規格を説明する。新規物質の申請制度である、FDA登録制度、FCN届出制度、及び安全性の判断基準につい述べる。
欧州、米国では、新規物質申請制度を制定しており、申請制度及び安全性に関する考え方の違いについて説明する。
セミナープログラム
1.日本における容器包装の法規制
1-1.食品衛生法の改正
1-1-1.改正食品衛生法体系(法律、政省令、告示)
1-1-2.ポジティブリスト制度概要
1-1-3.ポジティブリスト制度に関わる法改正
1)対象物質
2)人の健康に恐れのない量
3)器具又は容器包装を製造する営業の施設の衛生的な管理
4)情報伝達
a.PL適応
b.食品衛生法適応
5)器具・容器包装事業者の届出
a.届出方法
1-1-4 ポジティブリスト収載物質
1)ポジティブリスト規定方法
2)ポジティブリスト形式
3)ポジティブリスト掲載物質
a.ポリマー
b.コーティング材
c.添加剤・塗布剤
1-1-5.ポジティブリスト未収載物質(必要情報の確認中物質リスト)
1-1-6.ポジティブリスト物質改正及び追加申請
1)既存物質リスト案
2)規格の改正
3)新規物質申請
a.申請システム
b.申請書類(食品用器具及び容器包装に関する健康評価指針)
1-1-7.ポジティブリスト対象範囲
1-2.器具・容器包装の規格基準
1-2-1.合成樹脂製の器具・容器包装の一般規格
1-2-2.合成樹脂製の器具・容器包装の規格基準
1-2-3.他素材の規格:陶磁器、ゴム製器具・容器包装、金属管、用途別規格
1-3.乳等省令改正
2.欧州における容器包装の法規制
2-1.EUにおける法規制
2-1-1.総括的規則
2-1-2.プラスチック規則
1)化学物質ポジティブリスト
a.認可されたモノマー、他の出発物質、微生物醗酵高分子、添加剤
b.化学物質のグループ規制
c.適合宣言の注記
d.物質の詳細な制限(微生物醗酵高分子)
2)材料及び製品への規制
3)食品疑似溶媒
4)適合宣言
5)適合試験(特殊移行量試験、総移行量試験、換算係数(FRF))
6)多層材料及び製品のEU規則
2-2.プラスチック規則ガイドライン
2-2-1.プラスチック規則の全般的なガイダンス
2-2-2.サプライ・チェーンにおける情報に関するガイダンス
2-3.新規物質の申請ガイドライン
2-4.安全性評価
3.米国における法規制と安全性試験・評価
3-1.米国における法規制
3-1-1.連邦食品医薬品化粧品法(FFDCA)
3-1-2.容器包装関連の連邦規則集
1)ポジティブリスト
a.間接食品添加物:接着剤、コーティング材(缶、フィルム基材)
b.間接食品添加物:紙および板紙の成分
c.間接食品添加物:ポリマー
・オレフィンポリマー、ナイロン、PET、ポリスチレン等の概説
d.間接食品添加物:添加物、製造助剤、殺菌剤
2)安全性試験
3)多層構成の米国規制
3-2.新規物質申請制度(SCN制度)
3-3.安全性評価
4.日・米・欧の比較
4-1.規制の比較
4-2.溶出試験法及び食事中濃度の算出方法比較
4-3.毒性試験比較
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