高機能化、高性能化のための表面処理法の基礎と表面分析法

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開催日 10:30 ~ 16:30 
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主催者 サイエンス&テクノロジー株式会社
キーワード 薄膜、表面、界面技術   金属材料   複合材料・界面技術
開催エリア 全国
開催場所 Live配信セミナー(会社・自宅にいながら受講可能)

表面処理の基礎から処理条件検討や分析評価ノウハウまで

耐摩耗性、潤滑性、耐食性、耐熱性、接着性、密着性等などの向上…
様々な局面で必要となる表面処理を分類・整理し、それぞれの特徴を解説!
表面分析手法の基礎やコツもわかりやすく説明します。

セミナー講師

ジャパン・リサーチ・ラボ 代表 博士(工学) 奥村 治樹 氏

セミナー受講料

定価:49,500円(オンライン受講価格:35,200円)

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1名:46,970円(オンライン受講価格:33,440円)
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 セミナーに受講して名刺交換をさせて頂いた方への特典サービスとして、初回限定で限定特別料金にてコンサルティングをご利用いただけます。技術的な相談はもちろん、戦略相談、オンサイトセミナーなど、依頼条件を満たす限り原則として実施内容、方法に制限はありません。
 技術コンサルティングには興味があるが利用したことがないので、どのようなものか良くわからず正式依頼に踏み切れない、決裁を取るために一度ディスカッションしたいという方は、是非この機会に、JRLのコンサルティングを御体験ください。限定特典ではありますが、必ず満足のいただける内容でお応えします。

<依頼条件>
・初回1回のみ
・セミナー実施日より3カ月以内に依頼が成立
・費用:内容によらず定額の限定特別料金

受講について

Zoom配信の受講方法・接続確認

  • 本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信となります。PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 申込み受理の連絡メールに、視聴用URLに関する連絡事項を記載しております。
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配布資料

  • 製本テキスト(開催前日着までを目安に発送)
    ※セミナー資料はお申し込み時のご住所へ発送させていただきます。
    ※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。

セミナー趣旨

 表面はあらゆる技術や製品の基盤となるものであり、現在扱われる材料やプロセス、技術、商品で表面が関与していないものは無いと言っても過言ではない。これは言い方を変えると、現代は表面に支配されているということになる。これほど重要なものであることから、様々な表面処理法が開発され、利用されている。しかし、一方で表面はまだ未解明な部分も多く、その本当の姿を明らかにして利用することは容易ではない。

 本講では、表面処理の基礎、ポイントから、処理条件検討やトラブル解析に必要不可欠な分析評価まで、その姿を明らかにして利用するためのアプローチについて、技術的テクニック、コツやノウハウから、考え方、アプローチに方法まで応用アプリケーションの事例を交えて解説する。

受講対象・レベル

  • 研究開発部門、分析部門、製造部門、品質保証部門など技術部門全般
  • 若手から中堅を中心とした担当者
  • 部署マネジメント、部下を教育する管理者、マネージャー

習得できる知識

  • 表面処理の基礎
  • 表面処理のポイント
  • 表面処理のための分析の基礎と活用法
  • 目的別分析手法の使い分け
  • トラブル解析

セミナープログラム

  1. 表面に支配される現代社会
  2. 表面とは
    1. 表面(薄膜)とは?
    2. 表面・界面の代表的事象
    3. 表面の要素
    4. 表面を支配するには
  3. 表面処理法の分類
    1. 表面処理とは
    2. 代表的な表面処理
    3. 表面処理の分類
    4. 表面処理と目的
    5. 代表的金属の表面処理
    6. 金属表面処理の特徴
    7. 洗浄
    8. 洗浄処理のポイントと注意点
    9. 化成処理
    10. エッチング
  4. 主な表面処理法の基本と特徴
    1. UV・オゾン洗浄
    2. UV洗浄の例
    3. UV処理と酸素量
    4. 「めっき」とは
    5. めっきの種類
    6. めっきの特徴
    7. 代表的めっき工程
    8. めっき処理のポイントと注意点
    9. プラズマ処理の原理
    10. プラズマ処理で発現する機能
    11. プラズマ処理と酸素量
    12. PVD(物理蒸着:Physical Vapor Deposition)
    13. CVD(化学蒸着:Chemical Vapor Deposition)
    14. PVD v.s. CVD
    15. 成膜の主な用途と膜種
    16. スパッタリング
    17. 蒸着
    18. その他のプラズマ
    19. 溶射
    20. コロナ処理
    21. プラズマ処理とコロナ処理
    22. イオン注入
    23. グラフト重合
  5. シランカップリング反応
    1. シランカップリング剤
    2. シランカップリング反応
    3. 代表的な処理方法
    4. 処理条件
  6. 接着のための表面処理
    1. 機械的処理
    2. 化学的処理
    3. UV処理と剥離強度
    4. シランカップリング処理と剥離強度
    5. 注意点・ポイント
  7. サンプルの取り扱い
  8. 代表的表面分析手法
    1. 表面分析の分類 
      1. 表面分析に用いる主な手法と選び方 
      2. 表面・微小部の代表的分析手法
      3. 手法の選択
    2. X線光電子分光法(XPS,ESCA)
      1. XPSの原理
      2. XPSの検出深さ
      3. 装置構成例
      4. XPSの特徴
      5. 元素同定
      6. 化学状態の同定
      7. 主な用途
      8. プラズマ処理(XPS)
      9. ハイブリッド分析
    3. オージェ電子分光法(AES)
      1. AESの原理
      2. 装置構成例
      3. AESスペクトル
      4. AES測定例
      5. 主な用途
      6. XPSとAESの手法の比較
    4. X線マイクロアナライザ(EPMA)
      1. EPMAの原理
      2. 元素分布分析(被着体金属基板の断面)
      3. 微小領域の元素分析手法
    5. フーリエ変換赤外分光法(FT-IR)
      1. 赤外分光法(IR)の原理
      2. FT-IRの長所・短所
      3. 測定法
      4. 周辺環境の影響
      5. 主な吸収帯
      6. 赤外分光の構造敏感性
      7. 全反射法(ATR法)
      8. ATR法と検出深さ
      9. ATR測定における注意点
      10. In-situ FT-IR
    6. 飛行時間型二次イオン質量分析法(TOF-SIMS)
      1. SIMSの概念
      2. TOF-SIMS装置の構成
      3. TOF-SIMSの概要
      4. TOF-MSの原理と特徴
      5. TOF-SIMSによる化学構造解析
    7. SEM
      1. SEM像
      2. 表面形状と組成
      3. SEM-EDS組成分析
    8. 走査型プローブ顕微鏡(SPM) 
      1. SPMとは
      2. 主な走査型プローブ顕微鏡
      3. 形態観察におけるAFMの位置づけ
      4. 観察例(処理後表面)
      5. プラズマ処理(SPM)
      6. 位相イメージング
  9. 深さ方向分析
  10. 深さ方向分析の重要性
    1. 一般的な深さ方向分析
    2. デプスプロファイルのワークフロー
    3. エッチングにおける注意点
    4. デプスプロファイル測定の設定のポイント
    5. イオンエッチングダメージ
    6. 従来法と問題点
    7. 精密斜め切削法
  11. 解析の実例
    1. 評価要素と手法(洗浄)
    2. 評価要素と手法(改質)
    3. 評価要素と手法(成膜)
    4. 被膜欠陥
    5. SEM観察例 (LCD:ソース電極)
    6. プラスチックレンズの断面TEM写真
    7. UV照射による化学構造の評価
    8. 表面構造変化の解析(XPS)
    9. 気相化学修飾法
    10. ポリイミドの表面処理層の深さ方向分析
    11. トラブル解析
  12. まとめ・質疑