複雑な数式を使用せずに解説!押出成形の制御とレオロジー~押出加工における条件の設定、材料設計、成形不良対策~

41,800 円(税込)

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主催者 株式会社 情報機構
キーワード 高分子・樹脂加工/成形   応用物理一般   分析・環境化学
開催エリア 全国
開催場所 お好きな場所で受講が可能

レオロジー的な視点による
押出加工の設計・制御・不良対策等を分かりやすく解説!

セミナー講師

 山口 政之 先生   北陸先端科学技術大学院大学 マテリアルサイエンス系 
 学系長・教授 (兼務)物質化学領域 領域長 工学博士

セミナー受講料

1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
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セミナー趣旨

本講演では、押出加工に必要となるレオロジーの基本を複雑な数式を使用せずに説明します。
また、その知識を活用することで、加工条件の設定、材料設計が容易になることを理解していただきます。
分子配向、結晶化度、相分離構造などを加工条件によって制御できることを示すとともに、現場で行える方法も含め、その構造解析法を紹介します。さらにフィルムの剛性向上に関する最先端の研究内容についても紹介します。
その他、押出加工における成形不良対策についてもレオロジー的な視点で説明します。
特に、フィルムやシート成形を行っている方には重要な知見となります。

習得できる知識

・レオロジーの基礎
・押出加工の評価と条件設定
・成形不良対策
・高剛性化などの材料設計法
・現場での構造解析

セミナープログラム

  1. レオロジーの基礎の基礎
    1. 弾性と粘性の本質
      -粘弾性の基本法則を理解する-
    2. 緩和時間
      -緩和現象を定性的に理解する-
    3. デボラ数-成形加工で最も重要なパラメータ
      -トラブルシューティングの基礎-
  2. 線形粘弾性の基礎
    1. ボルツマンの重ね合わせの原理
      -レオロジーは足し算だけで大丈夫-
    2. 動的粘弾性
      -難しい数式を使わずに動的弾性率を理解する-
    3. 緩和スペクトル
      -線形粘弾性測定の目的を理解する-
    4. 周波数依存性と温度依存性
      -材料特性の評価方法-
    5. 合成曲線
      -構造変化の確認手法、測定できない領域の情報を得る方法-
  3. 成形加工に必要なレオロジー特性
    1. 牽引流と圧力流
      -せん断流動の与え方-
    2. 高分子溶融体のせん断粘度
      -フローカーブの読み方-
    3. 高分子溶融体が示す弾性
      -スウェル比の決定因子を理解する-
    4. 圧力差によるせん断流動
      -ダイでのせん断速度、スリップ速度を評価する-
    5. MFRの落とし穴
      -MFR測定の注意点-
    6. 伸長流動下のレオロジー特性
      -伸長粘度・溶融張力の評価方法とその解釈-
    7. 伸長粘度・溶融張力の制御方法
      -成形加工性を改良する方法の紹介-
  4. 押出成形におけるトラブルとレオロジー特性
    1. せん断粘度と伸長粘度
      -成形法と流動モード-
    2. メルトフラクチャー
      -発生機構とその対策-
    3. Tダイ成形
      -ネックイン、レゾナンス-
    4. インフレーション成形
      -外部ヘイズ、バブルの安定性-
    5. 目ヤニ、フィッシュアイ
      -発生機構と解析方法、対策-
  5. 加工条件による構造制御
    1. 冷却速度と固体構造
      -成形加工で構造制御-
    2. 分子配向の制御
      -高剛性化のための材料設計-
    3. 構造解析法
      -分子配向や結晶化度の評価方法-

<質疑応答>