「ケミカルリサイクル」と「マテリアルリサイクル」持続可能な社会を実現するためのプラスチックリサイクル技術総論【オンデマンド配信】

35,200 円(税込)

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開催日 オンデマンド
主催者 サイエンス&テクノロジー株式会社
キーワード 高分子・樹脂材料   環境負荷抑制技術   省資源
開催エリア 全国

世界の規制・対策・リサイクルビジネス・要素技術開発動向と、現状の課題および今後の展望

資源枯渇、廃棄物処理、海洋流出など環境破壊への懸念、CO2排出による地球温暖化への影響…
世界で"脱炭素"の動きが加速する中、プラスチック材料をどのように「つくり」「使い」「処理する」のか…

本セミナーでは、持続可能な社会の実現を支えるプラスチックリサイクル技術について、世界の法規制、企業のリサイクルビジネス参入動向、既存技術の現状と課題から最新の「ケミカルリサイクル」と「マテリアルリサイクル」の技術開発動向を詳細に解説します。

プラスチックリサイクル事業に携わっている方、興味をお持ちの方、リサイクルビジネスに新規参入を検討されている方、ぜひ情報収集にお役立て下さい。

このセミナーは2021年9月に開催したセミナーの【オンデマンド配信】です。
※お申込み日から14日間(営業日)ご視聴いただけます。

2022年3月30日(水)まで申込受付中
【収録日:2021年9月30日】※映像時間:約4時間53分

セミナー講師

【第1部】アイシーラボ 代表 室井 髙城 氏

【第2部】RTC リサイクルテクノロジーコンサルティング 樹脂マテリアルリサイクルコンサルタント 赤穗 達史 氏

セミナー受講料

※お申込みと同時にS&T会員登録をさせていただきます(E-mail案内登録とは異なります)。

1名 35,200円( E-mail案内登録価格33,440円 )

2名で55,000円 (2名ともE-Mail案内登録必須/1名あたり27,500円)
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり27,500円で追加受講できます。
※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。

受講について

オンデマンド配信の受講方法・視聴環境確認

  • 録画セミナーの動画をお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 申込み後すぐに視聴可能です。S&T会員マイページ(無料)にログインいただき、ご視聴ください。
  • 視聴期間は申込日より営業日で14日間です。ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナーに関する質問に限り、後日に講師にメールで質問可能です。
    (テキストに講師の連絡先が掲載されている場合のみ)
  • 以下の視聴環境および視聴テストを事前にご確認いただいたうえで、お申込みください。
    セキュリティの設定や、動作環境によってはご視聴いただけない場合がございます。
    ≫ 視聴テスト【ストリーミング(HLS)を確認】  ≫ 視聴環境

配布資料

  • 製本テキスト(開催前日着までを目安に発送)
    ※お申し込み時にご指定頂いた住所宛に、お申込み後、3営業日以内に発送します。
  • テキストに講師メールアドレスを記載しています。

受講対象・レベル

  • リサイクル事業に関わる方、関心を持っている方
  • マテリアルリサイクル / ケミカルリサイクルに携わっている方
  • リサイクルビジネスに興味のある方、新規事業を検討している方

習得できる知識

  • 廃プラ輸出と樹脂リサイクル業界の概況、欧米を中心とした廃プラのリサイクルビジネスの動向および展望
  • ケミカルリサイクルの要素技術と廃プラからの燃料油・化学品の製造方法、国内のケミカルリサイクル動向
  • マテリアルリサイクルの要素技術と着色・強化などによる高付加価値化の適用事例

セミナープログラム

第1部「廃プラスチック規制とその対策およびケミカルリサイクル技術の開発動向」

※映像時間:約2時間25分

アイシーラボ 室井 髙城 氏

廃プラのリサイクルが世界的に動き出した。 マテリアルリサイクルできない廃プラは液化又はガス化して燃料又は化学品原料として利用されるケミカルリサイクルがビジネスとして動き始めた。リサイクル技術の実際を解説するとともに欧米の動向、そして動き出した日本の最新の状況を知らせたい。

  1. 廃プラリサイクルの現状
    1. 世界の廃プラ規制動向
    2. 日本の廃プラ規制
    3. 容リ法
  2. 廃プラのケミカルリサイクル技術
    1. 廃PETケミカルリサイクルの溶融重合
    2. 廃PETの解重合による再重合
    3. 廃ポリスチレンのケミカルリサイクル
    4. PMMAのケミカルリサイクル
  3. 廃プラの熱分解
    1. 熱分解の方法
    2. 塩素の除去
    3. 熱分解試験方法
  4. 廃プラの液化
    1. 廃プラから燃料油の合成
    2. 廃プラからナフサ原料の製造
    3. 欧米化学会社の動向
    4. 動き出した日本のケミカルリサイクル
  5. 廃プラから化学品の合成
    1. 廃プラから軽質オレフィンの製造
    2. 廃プラからアスファルト改質材
    3. 廃プラから界面活性剤の合成
  6. 廃プラのガス化
    1. 廃プラガス化による合成ガスの製造
      1. 廃プラから水素の製造
      2. 廃プラ合成ガスの精製
      3. サワーシフト反応
      4. 廃プラガス化水素からアンモニアの合成
      5. 廃プラガスからメタンの合成
    2. 廃プラガス化合成ガスから燃料油の合成
      1. 廃プラからFT合成による燃料油の合成
      2. 廃プラTIGASプロセスによる燃料油の合成
    3. 廃プラガス化による合成ガスから化学品の合成
      1. 廃プラからメタノールの合成(Enerkem)
      2. 廃プラからエタノールの合成(LanzaTech)
      3. エタノールからエチレンの製造
    4. 廃プラ含有都市ゴミから航空燃料の製造
  7. 廃プラのケミカルリサイクルビジネスの展望
    1. 都市ゴミ焼却との組み合わせ
    2. 廃プラケミカルリサイクルビジネスの展望

□ 質疑応答 □

第2部「廃プラのマテリアルリサイクル技術の開発動向と、自動車/家電を中心とした製品への適用事例」

※映像時間:約2時間28分

RTC リサイクルテクノロジーコンサルティング 赤穗 達史 氏

廃プラの海外輸出が困難となり、国内循環の強化が今ほど求められている時代はないが、残念ながら付加価値の高い分野への樹脂マテリアルリサイクル材の適用が、十分に進んでいるとは言い難い状況が続いている。 そのような業界概況と、樹脂マテリアルリサイクルに関する各要素技術と主にポリプロピレンの高付加価値分野への適用事例を紹介し、リサイクル事業に関心を持たれている方々、実際に事業を行われている方々に有用と思われる知識を提供したい。

  1. 廃プラ輸出と樹脂マテリアルリサイクル業界の概況
    1. 樹脂マテリアルリサイクル用原材料の発生源推移
    2. 樹脂マテリアルリサイクル用原材料の国内向け海外向け推移
    3. 樹脂マテリアル業界の概況
  2. 樹脂マテリアルリサイクル向け廃プラの数々
    1. 工程内廃材
      1. 重合、ペレット化時のダンゴ
      2. グレードチェンジ時の廃材
      3. フィルム、シート端材
      4. 射出成型時のスプルー、ランナー、成形不良品
    2. ポストコンシューマー材
      1. ペットボトルとキャップ
      2. 容器包装リサイクル法材
      3. 家電リサイクル法材
      4. 自動車リサイクル法材
      5. 発泡スチロールの減容化材
  3. 分別技術
    1. 手分解
      1. 廃家電処理での手分解
      2. 自動車解体での手分解
    2. 機械分別
      1. 廃家電の樹脂分別フロー
      2. 破砕 粉砕
      3. 風力選別
      4. 浮沈選別
      5. ジグ選別
      6. 摩擦選別
      7. 静電気選別
      8. 近赤外線識別技術
      9. X線分析選別
  4. 添加剤
    1. 酸化防止剤
      1. フェノール系
      2. リン系
      3. チオエーテル系
    2. 金属不活性化剤
    3. 光安定剤
      1. HALS(ヒンダードアミン系光安定剤)
      2. 紫外線吸収剤(UVA)
    4. 流動性調整剤
    5. 酸変性ポリプロピレン
  5. 着色剤
    1. 無機顔料
    2. 有機顔料
    3. 分散剤
    4. 展着剤
  6. 強化材
    1. 板状フィラー
    2. 針状フィラー
    3. ゴム成分
  7. 開発
    1. 物性調整と長期耐久性付与
    2. 再調整
  8. 粉砕材のコンパウンディング
    1. 粉砕材の均一化
    2. 添加剤、顔料の小分け
    3. ブレンディング
    4. ペレット化
      1. 原料フィード
      2. 混錬押出し機の種類と特徴
      3. スクリーンチェンジャーの種類と特徴
      4. カッティング機の種類と特徴
      5. アフターブレンド(製品の均一化)
      6. マグネット 金属除去
      7. 袋詰め
      8. 設備のフローチャートの例
    5. 工程管理・バッチ管理
    6. 生産管理
    7. 設備管理・摩耗管理
    8. 品質保証
      1. 測定室の温度湿度管理
      2. サンプルの調整
      3. MFR測定
      4. 引張試験
      5. 衝撃試験
      6. 蛍光X線分析
      7. ガスクロマトグラフ質量分析計
      8. 品質保証の考え方
  9. 技術フォロー
    1. 流動性
    2. 表面外観
    3. 割れ クラック
    4. 劣化
  10. 適用事例
    1. 家電
    2. 自動車
    3. グリーン購入法関連
  11. 技術及び事業課題
    1. 技術課題
    2. 事業課題
  12. リサイクル新規関連法規とその影響
    1. 中国の新規関連法規
    2. 日本の新規関連法規
  13. 今後の展望
    1. 外部環境の変化を踏まえた今後の展望