国連危険物輸送勧告－分類方法、UN番号・輸送品名、輸送容器・包装－

セミナー趣旨

　国連危険物輸送において、危険物を輸送するには以下の手順が必要です。
①危険物の分類  ⇒  ②国連番号・正式品名の確定  ⇒  ③容器の選定  ⇒  ④包装・ラベリング  
⇒  ⑤梱包・危険物書類作成  ⇒  ⑥積載・輸送
この手順の中で、①～⑤までが荷送り人の責任です。
　勿論一部はフォワーダーが行っている場合がありますが、責任はフォワーダーではなく荷送り人にあります。
　さらにICAO（国際民間航空機関）はこれら教育も荷送り人の義務とし、現在国土交通省は法制化の準備作業を進めています。
　また、これまで数千のSDSを見てきましたが、UN番号と輸送品名の間違えが最も多く、適切なUN番号が付けられていなければ、フォワーダー及び輸送会社は正しく輸送することができません。
　本講座では、国連危険物の分類方法、UN番号・正式輸送品名の付け方、輸送容器の選定・包装・ラベリングについて具体的に手順を踏んで説明します。

必要な予備知識

■本テーマ関連法規・ガイドラインなど
・国連危険物輸送勧告
・IATA　航空危険物輸送規則書
・危険物船舶輸送及び貯蔵規則(危規則)
・消防法・危険物
・毒物劇物取締法

習得できる知識

・国連危険物輸送勧告とGHS分類の関係
・国連危険物と消防法・毒劇法等国内法との関係
・UN番号・正式品名の決め方
・適切な容器選定及び包装・ラベル、特に航空機輸送について
・航空機輸送での事例紹介

セミナープログラム

Ⅰ．国連危険物分類（75分）
　1．国連危険物概論
　　1）国連危険物勧告とGHS勧告との関係
　　2）国連危険物勧告と国内法との関係
　2．国連危険物分類各論　
　　1）国連危険物　クラス1～クラス9の内容説明
　　2）国連危険物のスクリーニング評価と絞り込み方法
　　3）国連危険物分類のための試験
　3．国連危険物とGHS、消防法危険物、毒劇法毒物・劇物の関係
　　1）国連危険物とGHS分類の違い
　　2）国連危険物と消防法・危険物の違い
　　3）国連危険物と毒劇法・毒物・劇物の違い

Ⅱ．UN番号、正式品名の決め方（60分）
　  1） 国連危険物リストについて
　  2） 国連危険物クラス及び容器等級の決め方　
　  3） UN番号・正式品名の付け方の手順
　  4） 事例での演習
　  5） 国連危険物の判断事例

Ⅲ．航空機輸送におけるUN容器・包装の選択及びラベル（70分）
　  1） UN番号・容器等級からの包装要件の選択
　  2） UNマーク容器及びUNマーキングの説明
　  3） UN容器の選択及び包装・ラベル。マーキング
　  4） 分類のための試験ができない場合
　  5） 少量、多品種の輸送　

Ⅳ．質疑応答（20分）
　
＜追加情報＞
　事前に参加者の国連危険物分類等で困っている事例を連絡頂ければV.事例紹介の中で取り上げます。
　但し質問者が非開示をご希望であれば、メールアドレスお教え頂ければ、個別にセミナー後回答します。

■講演中のキーワード
UN番号、国連危険物、航空機輸送、正式輸送品名、UN容器

セミナー講師

 伊藤 功 先生   株式会社 成田セイフティデータサポート

セミナー受講料

【オンラインセミナー（見逃し視聴なし）】：1名41,800円(税込（消費税10％）、資料付)
＊1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円

【オンラインセミナー（見逃し視聴あり）】：1名47,300円(税込（消費税10％）、資料付)
＊1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

＊学校法人割引；学生、教員のご参加は受講料50％割引。

受講について

※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。

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  　対応ブラウザーについて(公式) ;
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