ガラス利活用時に知っておくべき材料としての特性,および,ガラスに関わる接着・接合&表面処理技術

55,000 円(税込)

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開催日 12:30 ~ 16:30 
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主催者 株式会社 技術情報協会
キーワード 無機材料   複合材料・界面技術   高分子・樹脂加工/成形
開催エリア 全国
開催場所 ZOOMを利用したLive配信※会場での講義は行いません

ガラスが「くっつく」には、どの因子が効くのか?

接着剤と被着材との熱膨張係数と接着強度の関係性や、
ガラスに使える接着剤、ガラスを用いた接着・封止、陽極酸化などの表面処理の選び方、使い方について解説!

セミナー講師

MirasoLab 代表 工学博士 竹田 諭司 氏
(元・旭硝子)

セミナー受講料

1名につき55,000円(税込・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49,500円〕

受講について

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セミナー趣旨

ガラスの歴史は古い。しかし、ガラスは今日においても様々な分野で用いられ、我々の生活に欠かすことのできない存在となっている。このように、ガラスという素材が時代を越え、幅広く使用されている理由は、その高い透明性, 優れた化学的耐久性・加工性, 高い均質性・環境適合性, 入手しやすく比較的安価という特徴に起因する。そして、このガラスを用いた製品の品質および価値は、複数の要素技術により支えられている。近年の市場ニーズの多様化・高度化に伴い、これら技術にも更なる進化&深化が求められており、これをスピーディーに具現化していくためには、ガラスという素材そのもの本質を理解し、かつ、関連要素技術の基礎的&体系的理解が極めて重要となる。 そこで本講演では、まずガラスを利活用する際に知っておくべきガラスの基本特性について述べ、それを踏まえ、自動車, ディスプレイ, エレクトロニクス, 通信, 再生可能エネルギー分野で用いられるガラス製品を事例に、主要要素技術である接着・接合および表面処理技術のポイント、および、ガラスという脆性材料・絶縁材料ならではの難しさ, 注意すべきポイントについてわかり易く解説する。

セミナープログラム

  1. ガラスの特徴
    1. ガラスの基本物性と製造方法
    2. ガラスは脆性材料&絶縁材料,利活用時の注意点
      (ガラスは割れる, 絶縁材料測定時のチャージアップ対策)
    3. ガラス表面の理想と実態
  2. ガラスが関わる接着・接合技術
    1. 自動車軽量化・マルチマテリアル化における接着・接合技術の動向
    2. 接着・接合支配因子
      1. 界面結合力;機械的・化学的・物理的結合
      2. ガラス表面の状態制御
  3. 接着剤としてのガラスの特徴と接着プロセス
    1. ガラス接着剤
      • 低融点ガラスとガラスペースト
    2.  接着プロセス
      • 塗布(スクリーン印刷, ディスペンス)と焼成
    3. 高信頼接着実現のポイント
  4.  ガラスと異種材料の接着・接合
    1. ガラス-樹脂の接着
    2. ガラス-シリコンの接合 (MEMS, マイクロ流路)
    3. ガラス-金属&セラミックスの接着 (メタライズ, UV-LED & レーザー)
    4. フッ素樹脂-銅の接着・接合(5G・ミリ波通信, 導体損失低減)
    5. 低環境負荷な接着技術
  5. ガラスの表面処理技術
    1. 薄膜コーティング(乾式法, 湿式法, 新成膜法)
    2. 表面改質(化学的手法, 物理的手法)
    3. トラブル事例と高品質薄膜コーティングガラス実現のポイント
    4. 曲面・複雑形状への均一コーティング技術
    5. 事例
      1. ディスプレイ
        AR膜, 易指紋除去膜, 耐擦傷膜 (自己治癒), 透明導電膜
      2. 自動車
        調光膜, 親水・撥水 (非フッ素) 膜, ディスプレイWindow, 透明ヒーター
      3. 高速・大容量通信
        透明アンテナ,電磁波制御
      4. 再生可能エネルギー
        軽量・高強度・高効率・メンテナンスフリーペロブスカイト太陽電池
        高反射・長寿命太陽熱発電ミラー
        水素技術 (SOFC, SOEC)
  6. まとめ

【質疑応答】