ウェブハンドリングにおけるテンション制御とトラブル対策
開催日 |
10:30 ~ 16:45 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 技術情報協会 |
キーワード | 高分子・樹脂加工/成形 繊維技術 メカトロ・ロボティクス |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | ZOOMを利用したLive配信※会場での講義は行いません |
曲げや折れしわ、座屈など、ウェブハンドリングに関する
理論に基づいたトラブル対策を詳解!
セミナー講師
- 東海大学 工学部機械工学科、マイクロ・ナノ研究開発センター、総合技術科学研究所 准教授 砂見 雄太 氏
- 三菱電機(株) FAフィールドエンジニアリング部 第1グループ 専任 溝上 嗣康 氏
セミナー受講料
1名につき55,000円(税込・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49,500円〕
受講について
- 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
- 下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
→ https://zoom.us/test - 開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。 - Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
Webブラウザから視聴する場合は、Google Chrome、Firefox、Microsoft Edgeをご利用ください。 - パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
- セミナー資料はお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。
お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。 - 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
- 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、
録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。 - 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。 - Zoomのグループにパスワードを設定しています。
部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
セミナープログラム
【10:30-14:30】 ※途中、お昼休憩含む
ウェブハンドリング技術における基礎知識の習得−トラブル発生原因とその対策−
東海大学 工学部機械工学科、マイクロ・ナノ研究開発センター、総合技術科学研究所 准教授 砂見 雄太 氏
【習得できる知識】
ウェブハンドリング技術の搬送および巻取りにおける基礎知識とその応用知識、トライボロジーに関する基礎知識、材料力学に関する基礎知識
【講座の趣旨】
フィルム、紙、不織布などのウェブを製造する過程において、搬送時には折れしわやスリップ、巻取り時には巻き締り、スリップ、ゲージバンドなどの予期せぬ不具合が生じることが多々あると思います。これを防止する手法としては、経験と勘を基に製造条件を試行錯誤的に検討していると耳にすることが多くあります。これらの不具合は製品の品質と直結することであり、不具合防止は極めて重要な課題です。本セミナーでは、上記不具合の原因・対策案について学問的な立場からアプローチして、不具合の未然の防止を図る知識を養うことを目的としています。本セミナーを受講したからといって全ての問題を解決することができるとは限りませんが、解決の糸口を見つけることができるでしょう。
本セミナーを通じて、ウェブハンドリング技術の基礎を勉強することによって今後の仕事へのやる気と知識をつけることができると思います。
そのため、本セミナーを通してウェブハンドリング技術の現場だけの経験だけでなく、学術的な知識を身に着けることは今後必ず役に立つことだと確認しています。是非受講してください。
- はじめに
- ウェブとウェブハンドリング
- ウェブハンドリング技術のポイント
- ウェブハンドリングの研究の流れ
- ウェブの力学的性質
- ウェブに作用する力とその変形
- フックの法則
- ウェブ素材の構造と弾性の関係
- 液体の構造と粘性
- 粘弾性体とその力学的モデル
- ウェブの曲げ
- ウェブの座屈
- ウェブの折れしわ
- ウェブハンドリングのトライボロジー
- ウェブ搬送とトライボロジー
- 摩擦力と摩擦係数
- 摩擦係数の測定
- オイラーのベルト公式
- 固体の接触と摩擦
- 摩擦のメカニズム
- 摩擦係数のコントロール
- マクロスリップの発生条件と抑止方法
- ウェブの巻取り問題
- ウェブの巻取り方式
- ロール内部の応力状態
- 巻取りロール内部のヤング率の異方性
- Hakielの巻取り理論
- 巻取り張力の最適化
- ウェブハンドリング技術における学術の応用
【質疑応答】
【14:45-16:45】
テンションコントロールを用いたウェブハンドリング技術とフィルムへの応用
三菱電機(株) FAフィールドエンジニアリング部 第1グループ 専任 溝上 嗣康 氏
【講座の趣旨】
各種長尺材の加工にはテンション制御が欠かせない技術です。テンション制御の技術は紙やフィルムなどの身近な製品に生かされていますが、その製造技術は一般的ではなく、使用条件に応じた制御方法やアクチュエータの使い分けが必要です。本講座では、テンション制御の基礎となる制御の方法や種類を解説します。
- ロール to ロールの世界
- ロール to ロール制御
- ロール to ロールとウエブ
- ロール to ロールの特徴
- 張力制御の概要
- 張力制御とは
- 張力制御導入による効果
- 張力制御の基礎
- 張力とは
- 巻き軸のトルクと力の関係
- 慣性モーメントの影響
- メカロスの影響
- 巻き軸のトルクと三種類の力
- 張力制御の方法
- トルク制御と速度制御
- トルク制御のしくみ
- 速度制御のしくみ
- ダンサロール
- トルク制御と速度制御の使い分け
- 速度制御の例
- トルク制御と速度制御
- トルク制御を用いた張力制御の種類
- 手動制御
- オープンループ制御
- フィードバック制御
- フィードフォワード/フィードバック複合制御
- 各制御方式の比較
- テンション制御システムの基礎
- 各部の名称と役割
- 主軸の設定
- 基本のテンション制御システム
- アクチュエータ比較 使い分け
- テンション制御問題回避策例
- 巻出し軸のメカロスキャンセル
- トルク変動・ハンチング発生
- ライン速度が遅い場合の巻出し制御
- 巻取ウエブの巻締り解消方法
【質疑応答】