全固体リチウムイオン電池のメリット・デメリット[比較解説]【Webセミナー】
開催日 |
13:00 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | S&T出版株式会社 |
キーワード | 電気化学 電気・電子技術一般 安全工学一般 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | 【WEB限定セミナー】※在宅、会社にいながらセミナーを受けられます。 |
液系リチウムイオン電池の開発と製造・販売の経験を元に、
全固体リチウムイオン電池の可能性も含めて紹介!
~用途・コスト・重量・サイズ・製造プロセス・EVの安全性~
セミナー講師
菅原 秀一 氏
泉化研 代表
<経歴>
1972年 東北大学 大学院 工学研究科 高分子化学専攻
1972年~2000年 呉羽化学工業(株) 機能材料部技術担当部長
2000年~2005年 三井物産(株) 無機化学本部PM
2005年~2009年 エナックス(株) 米澤研究所 先端技術室PM
2005年~2009年 NEDO 系統連系蓄電池システム 研究PM
<著書>
・EVワールド(米・中・韓・欧・日) 総覧 2018~2030, シーエムシー・リサーチ
・EVワールド3 激変期のEV&電池生産の中長期課題と展望, シーエムシー・リサーチ
・実務対応・LiBの規格と安全性試験のEV対応 2017, シーエムシー・リサーチ
・リチウムイオン電池技術-材料・製造技術と安全性評価-, 分担執筆, S&T出版
他多数
セミナー受講料
45,100円 (Eメール案内希望価格:1名43,000円,2名45,100円,3名66,000円)
※資料付
※Eメール案内を希望されない方は、「45,100円×ご参加人数」の受講料です。
※Eメール案内(無料)を希望される方は、通常1名様45,100円から
★1名で申込の場合、43,000円
★2名同時申込の場合は、2名様で45,100円(2人目無料)
★3名同時申込の場合は、3名様で66,000円
★4名以上同時申込の場合は、3名様受講料+3名様を超える人数×19,800円
※2名様以上の同時申込は同一法人内に限ります。
※2名様以上ご参加は人数分の参加申込が必要です。
ご参加者のご連絡なく2様以上のご参加はできません。
<Webセミナーのご説明>
本セミナーはZoomウェビナーを使用したWebセミナーです。
※ZoomをインストールすることなくWebブラウザ(Google Chrome推奨)での参加も可能です。
お申込からセミナー参加までの流れはこちらをご確認下さい。
<禁止事項>
セミナー当日にZoomで共有・公開される資料、講演内容の静止画、動画、音声のコピー・複製・記録媒体への保存を禁止いたします。
セミナー趣旨
2020年年末の現在、コロナ禍の最中に、各国の産業再生は新たな目標を模索している。この1、2ヶ月を見ても、CO2削減の政策強化、EVなど自動車の電動化促進など、目新しくはないが待ったなしの課題が掲げられている。
ターゲットは各国の電力インフラのCO2削減と、自動車の環境負荷削減である。後者は最終的には燃料電池車FCVへの転換ではあろうが、この10年はリチウムイオン電池が主役であり、その性能とコスト、何よりもその安全性(発火事故)の解決である。
この様な背景から、全固体リチウムイオン電池の開発と実用化は、最も期待されるアイテムとなった。この1年間でも、電子部品としての小型全固体電池は既に量産・販売が開始している。自動車用途で先行しているトヨタ自動車は最近の発表では、2025年を目処に全固体電池車の発売をアナウンスしている。
本講演のテーマに関して、極めて断片的な情報はあふれているが、中長期の実用レベルを判断する定量的な、数値情報は乏しい。本セミナーでは副題に掲げたアイテムに関して、液系リチウムイオン電池の開発と製造・販売の経験を元に、全固体リチウムイオン電池の可能性も含めて紹介したい。
習得できる知識
- 出願特許の動向
- 国内外の全固体リチウムイオン電池の開発企業、研究動向の過去3年の変遷
- 各社の特徴と強み、ビジネスモデル
も知ることができます。
セミナープログラム
- 固体電解質電池と液系リチウムイオン電池の比較
- リチウムイオン電池の構成と構造
- 電解質の特性(イオン伝導度)と電気化学
- エネルギー特性、パワー特性とサイクル特性
- 正・負極と電解質界面の課題(イオン移動界面の形成)
- 関連事項
- リチウムイオン電池の安全性
- 電解液とガス化分解、発火・破裂
- 過充電と過放電
- 現在の安全性規制(電気用品安全法、UL、UN輸送基準)ほか
- 電池事故の経緯、民生用とEV等自動車
- 全固体リチウムイオン電池がクリアすべき安全性課題
- 硫化水素とフッ化水素のケミカル・ハザード
- 全固体リチウムイオン電池の開発事例
- 研究開発レベル
- 小型全固体電池の商品化
- EVなど自動車分野
- 開発企業一覧、~2018、2019~2020
- 全固体リチウムイオン電池のコスト課題
- 液系リチウムイオン電池のコスト構成
- 全固体リチウムイオン電池のケース(セパレータレス、電解液レス)
- EV@2030年のリチウムイオン電池との対比
- 全固体リチウムイオン電池における新たな材料市場
- 正・負極材
- バインダー
- イオン性液体
- 外装材(電池容器)円筒、角槽とラミネート(平板)
- 全固体リチウムイオン電池の用途分野
- 医療機器など高度安全性システム
- 住宅用蓄電システム
- EV等電動自動車、発火事故率の推算
- その他
- まとめ
- 二次電池のパラダイムシフト
- 電池製造プロセスの乾式化