人体通信のメカニズム、技術課題と期待されるアプリケーション
開催日 |
13:00 ~ 17:00 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 通信工学 メカトロ・ロボティクス 人体計測・センシング |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【品川区】きゅりあん |
交通 | 【JR・東急・りんかい線】大井町駅 |
Withコロナ、アフターコロナで更に注目集める「人体通信」
メカニズム・消費電力が小さい理由などの技術的な解説から、様々な導入事例や非接触を活かした新産業創出のヒントまで
セミナー講師
アンプレット通信研究所 所長 根日屋 英之 先生
■ご略歴:
日産自動車,日立湘南電子(現・日立情報通信エンジニアリング)、東京大学 生産技術研究所、日立製作所にて電子機器・通信装置の研究・開発に従事。1987年に無線製品の研究・開発会社 株式会社アンプレットを設立し代表取締役 社長に就任、2017年に無線技術に関するコンサルティング会社 アンプレット通信研究所を設立し代表 所長に就任、現在に至る。近年では 韓国 ETRI とMoUを締結し、人体通信を活用する研究・開発を行っている。現在、日本大学大学院 理工学研究科 特別講師 (先端技術特論)を兼務。
平成15年度 アントレプレナー オブ ザ イヤー (EOY Japan 2003) アカデミア部門、オンラインショッピング大賞 最優秀ユビキタスネットワーク技術開発賞を受賞。日本初の人体通信技術本「人体通信の最新動向と応用展開(シーエムシー出版)」を監修。情報機構刊行の書籍「今後の超高齢化社会に求められる生活支援(医療・福祉・介護・リハビリ)ロボット技術」、「医療・ヘルスケア分野向けエレクトロニクス技術の最新展開」「操作・検査のタッチレス化/非接触化のための設計ポイントと最新動向」の人体通信に関する章の執筆を担当。その他、無線通信、アンテナに関する著書多。
■ご専門および得意な分野・研究:
無線工学、アンテナ工学、高周波回路
■本テーマ関連学協会でのご活動:
○日・韓 合同 人体通信研究会 日本側担当幹事
○人体通信コンソーシアム 会長
セミナー受講料
1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
セミナー趣旨
With コロナの新しいライフスタイルでは、人と人との距離をとり(ソーシャルディスタンスを保ち)、また、新しい働き方として、在宅によるテレワークの比率も増えてきます。そこには、人が人や機器と非接触で情報のやり取りを行う近距離無線や、非接触での人の識別が必要になります。アフターコロナの新しいビジネスで注目されている、人の識別ができる近距離無線の一方式で、超低消費電力を特徴とする「人体通信」について、半日のセミナーを通して理解していただきます。
受講対象・レベル
- 本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です。
必要な予備知識
- 特に事前の予習をしなくとも、当日のセミナーを受講することにより人体通信を理解できるように解説します。
- 事前に予習したい方は、講師が解説している人体通信のホームページ(http://amplet.tokyo/hbc/)をご参照ください。
習得できる知識
- 人体通信の原理
- 人体通信技術による新産業創出検討ための基礎知識
- IoT業界動向
- 近距離無線通信に望まれること
など
セミナープログラム
はじめに
- 広義の人体通信 IEEE 802.15.6 の概要
- 狭義の人体通信 電界通信の概要
- 人体通信(電界通信)の原理
- 電界と磁界
- 人体近傍の電界 (人体通信のメカニズム)
- 人体は誘電体
- 人体を挟んだコンデンサ
- 人体通信の消費電力が小さい理由
- 人が近づくと起動する人体通信
- 低消費電力の人体通信モジュール
- 生活支援ロボットへの人体通信技術の導入
- 人体通信受信機を用いた心電計
- 人体通信のビジネス導入事例
質疑応答
キーワード:近距離無線、人体通信、非接触、ソーシャルディスタンス、With コロナのライフスタイルとビジネス、テレワークの勤労管理