研究開発テーマ、プロジェクトにおける費用対効果の数値化とその算出法

66,000 円(税込)

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開催日 10:00 ~ 17:00 
締めきりました
主催者 株式会社 技術情報協会
キーワード 技術マネジメント総合   事業戦略   経済性工学
開催エリア 東京都
開催場所 【品川区】技術情報協会セミナールーム
交通 【JR・地下鉄】五反田駅 【東急】大崎広小路駅

客観的、説得力のある費用対効果の数字をどう作るか!
経営層が納得するデータの揃え方、根拠の示し方を解説!

セミナー講師

1.(株)テクノ・インテグレーション 代表取締役社長 出川 通 氏
2.浅井技術経営オフィス 代表 浅井 政美 氏
3.滋賀医科大学 医学研究監理室 室長・特任教授 小笠原 敦 氏

セミナー受講料

1名につき60,000円(消費税抜き、昼食、資料付) 
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円(税抜)〕

セミナープログラム

<10:00〜12:00>
【第1部】 研究開発テーマ評価の考え方と実践〜イノベーション型テーマの費用対効果の現状と課題〜
(株)テクノ・インテグレーション  出川 通氏
【講演趣旨】
不確実な未来のなかで、将来の事業性を考えた研究開 発テーマ選定・評価はどうすればよいか?昨今のイノベーションの必 要性・重要性に対応して企業の研究開発部門の事業貢献に対する 期待は益々大きくなってきています。しかし、特に不確実性の高いイ ノベーションを伴うテーマの価値評価、費用対効果の考え方はまだま だ大きな課題として残っているといえます。本講演では、研究開発 テーマの選定と評価を「目的」と「時間軸」に区分し、選定と評価の考 え方を整理します。次に、企業で実際に使われている各種評価法を 分類・整理していく実践的な考え方を紹介します。
【講演項目】
1.これまでの研究開発テーマ評価はなぜ可視化できないのか?
  1.1 評価を可視化させるために知っておくこと
  1.2 テーマの区分:目的、対象と進捗ステージ
  1.3 研究開発資金の性格と企業価値の向上
2.研究開発テーマ評価の基礎的考え方とMOTの方法論
  2.1 経営側から見たR&Dへの期待変化と対応
  2.2 イノベーションのプロセスと評価の重要性
  2.3 研究開発評価における費用対効果の考え方
3.未来の価値をどう算出し、実践に役立たせるか?
  3.1 選定・評価法の内容整理と適用範囲への考え方
  3.2 定性的、定量的な方法と可視化の実践的なまとめ
  3.3 R&Dの投資判断をどのように分類・整理して活かすか


 <12:45〜14:45>
【第2部】研究開発の売上への貢献度の算出
浅井技術経営オフィス  浅井 政美氏
【講演趣旨】
昨今、アベノミクスによる経済状況の持ち直し、将来の見通しの不確実性の減少、企業の投資意欲の増大などの傾向が見える ことから、より一層の成長戦略の実現が待望されている。最近の円安傾向、原油価格の下落、株式市場の不安定化によって、市場は不確 定な要素が増加している。世界を見てみると、中国の景気減速、米国 の保護貿易、ロシアなど資源国の景気低迷など様々な不確定要素がみられる。これらを踏まえて、企業にとって、財務体質の強化、コスト 経営など経費・原価の低減、さらに各企業の経営課題の解決、成長 戦略の実施が急務となっている。成長戦略については、企業の収益 性の確保、売り上げの増大等の目標は明確にできるが、その実施計 画を提示できるまでに至っていない。成長戦略では、企業の収益性 の確保、売り上げの増大等の目標を達成するために、研究開発の多 角的な成果が、期待されている。特に、研究開発テーマ/プロジェク トの収益への貢献が求められている。そこで、中期・長期の研究開発 テーマ/プロジェクトの費用対効果、技術ポートフォリオ、技術ロード マップが主要な要素となる。本講演では、技術への効率的な投資に 資する費用対効果の算出方法ついて概説し、実際の算出方法を取 得する。その結果、技術戦略策定の多角化・見える化により、技術出 身及び文科系出身の経営層にとって、技術経営という視点で、納得 性のある技術の評価が実現できる。
【講演項目】
1.研究開発とは
  1.1 課題認識と貢献の構造
  1.2 研究開発費の位置付け
  1.3 研究開発の評価
2.「研究開発テーマ/プロジェクトの費用対効果の考え方」
  2.1 研究開発での収益と費用の考え方
  2.2 研究開発の売上への貢献度の算出
  2.3 技術の費用対効果の計画と実施
  2.4 技術の生産性指標を用いた費用対効果
  2.5 売上を商品機能に配賦した費用対効果
  2.6 中期計画・長期計画における費用対効果の考え方


<15:00〜17:00>
【第3部】市場価値算定における 相対的なシェア算定、外部要因の考え方
滋賀医科大学 小笠原 敦氏
講座趣旨
近年AI・IoT,ビッグデータ時代を迎え、企業価値における無形資産価値の割合が 増大し、米国のS&P500銘柄企業の無形資産価値割合は90%近くにまで達している。
そのような時代においてはサービス産業における事業だけでなく、メーカーにお ける新商品、新技術の市場価値算定にも無形資産価値評価が大きな影響を持って
きている。本講習では、従来の市場価値の考え方から、AI・IoT、ビッグデータ 時代に対応した市場価値算定や、相対的シェア算定、事業戦略の考え方を学ぶ。
【講演項目】
1.産業構造の変化と企業価値の変化

 1.1 国際競争力から見た日本
 1.2 設備投資効率、研究開発効率
 1.3 交易条件から見た問題点
 1.4 独・米の戦略(第4次産業革命)
 1.5 日本の戦略(Society5.0)
2.AI・IoT、ビッグデータ時代の市場価値
 2.1 AI・IoT、ビッグデータの付加価値戦略
 2.2 2020年以後の技術、ビジネス
 2.3 ベンチャービジネスと大企業のM&A
 2.4 無形資産価値時代の価値評価
3.まとめ