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開催日 |
10:00 ~ 17:00 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 技術情報協会 |
キーワード | 電子デバイス・部品 高分子・樹脂材料 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【品川区】技術情報協会セミナールーム |
交通 | 【JR・地下鉄】五反田駅 【東急】大崎広小路駅 |
高分子絶縁材料劣化の理論と
フィラー分散・充填のポイントを実例と共に学ぶ!
セミナー講師
1.三重大学 工学研究科 電気電子工学専攻 教授 工学博士 飯田 和生 氏
2.九州工業大学 大学院工学研究院 電気電子工学研究系 電気エネルギー部門 准教授 博士(工学) 小迫 雅裕 氏
セミナー受講料
1名につき 55,000円(消費税抜、昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき50,000円〕
セミナープログラム
【10:00-13:00】
1.高分子絶縁材料の破壊メカニズム
三重大学 飯田 和生 氏
【プログラム】
1. はじめに
1.1 気体の絶縁破壊理論は固体を考える時にも大切
1.2 液体・固体中への電荷の供給
1.3 絶縁での弱点
2. 高分子材料の誘電特性
2.1 誘電率及び誘電損率の周波数特性
2.2 電子分極と原子分極
2.3 配向分極
2.4 緩和時間の分布
2.5 高分子の分子構造と誘電特性
2.6 複合体の誘電特性
3. 高分子絶縁材料の電気伝導特性
3.1 イオン伝導
3.2 電子性伝導
4. 高分子絶縁材料の短時間破壊のメカニズム
4.1 高分子の絶縁破壊
4.2 電子的破壊
4.3 熱破壊
4.4 機械的破壊
5. 高い電圧を用いるところでの高分子材料
5.1 電力ケーブル
5.2 電力機器
5.3 EV/HEV
6. 高分子絶縁材料の長時間破壊とフィラーの効果
6.1 高分子材料の劣化現象
6.2 部分放電とトリー
6.3 部分放電特性の評価
6.4 V-t特性
6.5 フィラーの効果
6.6 フィラー/高分子界面の影響
6.7 フィラーによるトリー劣化抑制
【質疑応答】
【13:45-17:00】
2.ナノコンポジット絶縁材料の設計技術
九州工業大学 大学院 小迫 雅裕 氏
【講座趣旨】
電気絶縁材料を用いた絶縁性の確保は至極当然に思われるが、電気・電子機器の小型化・高効率化・高性能化などを狙って放熱性や高機能性などの付加価値を求めると急激に困難になる場合がある。
本講演では、電気・電子部品の放熱・電気絶縁部材への応用を見据えた機能性高分子絶縁材料の開発事例、および高温・高電圧対応の次世代パワーモジュール開発に向けた取り組み事例について紹介し、絶縁技術を将来展望する。
【プログラム】
1.ナノコンポジット絶縁材料研究動向
1.1 電気学会における活動およびナノブックの紹介
1.2 ナノコンポジットの特徴と応用例
1.3 ナノコンポジットの創製方法
1.4 ナノコンポジットによる各種特性向上
1.5 メカニズム検討例
1.6 今後の展望
2.機能性高分子絶縁材料の研究成果紹介
2.1 ナノコンポジットによる電気絶縁性の向上
2.2 エポキシ/フラーレンナノコンポジットの作製と絶縁耐圧向上
2.3 ナノアルミナ被覆による導電材料の電気絶縁化
2.4 フィラー電界配向による熱伝導率の向上
2.5 フィラー電界配向による誘電率の向上
2.6 フィラー電界橋絡によるコンポジットバリスタの創製
2.7 フィラー密度分布制御による傾斜機能化
2.8 エポキシ代替を狙った炭化水素系熱硬化性樹脂
2.9 マイクロ気泡含有樹脂による低誘電率化と絶縁性能評価
3.次世代パワーモジュール開発に向けた取り組み事例
3.1 高温・高電圧対応の必要性と課題
3.2 セラミックス絶縁基板 (AlN、Si3N4) の高温誘電特性
3.3 セラミックス絶縁基板の部分放電特性 (マイクロボイドの影響)
3.4 パワーモジュールの部分放電測定 (電流・電磁波・超音波の検出)
3.5 電磁波測定を用いた高精度部分放電位置標定技術
【質疑応答】