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開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 技術情報協会 |
キーワード | 高分子・樹脂技術 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | [東京・五反田]技術情報協会8Fセミナールーム |
★高熱環境で熱寸法の安定性を得る低熱、ゼロ熱膨張コンポジットの作成法とは?
★熱膨張によって生じる応力を把握し、抑制、緩和させるためには?
受講料
1名につき55,000円(消費税抜き・昼食・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき50,000円(税抜)〕
【10:30〜12:10】
1.巨大負熱膨張粉体を用いたゼロ熱膨張コンポジット
東京工業大学 フロンティア材料研究所 教授 博士(理学) 東 正樹 氏
【講座概要】
現在樹脂の熱膨張抑制には、熱膨張係数の小さなSiO2(シリカ)がフィラーとして用いられています。しかしながら、温めると縮む、負の熱膨張材料を用いれば、ホスト材の熱膨張をゼロやマイナスの値に自在に調整可能です。本セミナーでは、種々の負熱膨張材料、特に私共が開発したビスマスニッケル酸化物と、それらを用いたゼロ熱膨張コンポジットの研究、そして、新しく発見されたルテニウム酸化物を紹介します。
1.負の熱膨張率を持つ材料と熱膨張測率の測定方法
1-1 種々の材料の熱膨張率とその測定方法
1-2 βユークリプタイトと結晶化ガラス
1-3 タングステン酸ジルコニウム
1-4 マンガン窒化物逆ペロブスカイト
2.巨大負熱膨張物質ビスマスニッケル酸化物
2-1 ペロブスカイト酸化物ABO3
2-2 Bイオンの価数と格子定数の関係
2-3 ビスマスニッケル酸化物の圧力誘起電荷移動
2-4 元素置換による負熱膨張材料化
2-5 ゼロ熱膨張コンポジットの作成
3.新しい負熱膨張材料ルテニウム酸化物と、ゼロ熱膨張コンポジット
【質疑応答】
【13:00〜14:40】
2.リン酸ジルコニウムフィラーによる熱膨張の抑制技術
東亞合成(株) R&D総合センター 製品研究所 主査 大野 康晴 氏
【講座概要】
熱膨張についての一般的知識に加え、熱膨張を制御するためのフィラーについて説明します。フィラーの負熱膨張特性のメカニズムや、応用例など実際の製品開発を通じて得られたデータも紹介します。1.UVハードコート材料の展開
1.背景〜負熱膨張性フィラーの必要性〜
1-1 接着と熱膨張
1-2 負熱膨張性フィラーの求められる分野
2.様々な低熱膨張性材料とそのメカニズム
2-1 インバー合金
2-2 磁気体積効果による負熱膨張材料
2-3 結晶化ガラス
2-4 ガラスの組成と熱膨張
2-5 無機酸化物
3.封着ガラスの熱膨張制御
3-1 封着ガラスの特性、用途
3-2 電子材料分野と重金属フリー化
3-3 負熱膨張性フィラーの要求特性
4.負熱膨張性フィラーの設計と応用
4-1 リン酸ジルコニウム化合物の負熱膨張特性
4-2 結晶の組成と熱膨張特性
4-3 粒径制御合成
4-4 ガラスへの添加と熱膨張抑制効果、物性変化
4-5 樹脂への添加と熱膨張抑制効果、物性変化
4-6 製造方法の違いと特性の変化
【質疑応答】
【14:50〜16:30】
3.熱伝導性、熱膨張・収縮の測定と評価技術
(株)住化分析センター テクニカルソリューション本部 千葉ラボラトリー 固体解析グループ 雫石 拓也 氏
【講座概要】
機能性材料の“熱”対策の重要性が高まっており,製品の長寿命化,ならびに信頼性の向上を実現するためには,熱により変化する材料物性を多角的,かつ高精度に評価・計測する技術が必要となっている。 本講演では,材料の熱物性(熱伝導率,熱膨張,熱応力)の評価技術について紹介する。
1.はじめに
2.熱物性評価技術
3.熱伝導率
3-1 熱伝導率の評価方法
3-2 熱伝導率測定の事例
4.熱膨張および熱応力
4-1 熱膨張率測定
4-2 熱応力測定
4-3 TMAの事例
5.熱物性の複合化
6.おわりに
【質疑応答】