次世代ディスプレイのトレンド技術と関連部材のビジネスチャンス

50,000 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
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主催者 株式会社 技術情報協会
キーワード 電気・電子技術
開催エリア 東京都
開催場所 [東京・五反田]技術情報協会セミナールーム

★量子ドット、マイクロLEDの市場は立ち上がるのか、開発はどこまで進んだのか
ポストOLEDへ向けた業界動向を徹底分析し、今後のディスプレイ技術の方向性を占う

講師

テック・アンド・ビズ(株) 代表取締役 北原 洋明 氏

受講料

1名につき50,000円(消費税抜き・昼食・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき45,000円(税抜)〕

【講座概要】

AppleのOLED採用の噂がきっかけで有機EL(OLED)に対する期待が急速に拡大し、業界全体が「OLEDシフト」の様相を呈している。このOLEDが目指すところは「フレキシブル」である。その特徴を活かした製品への期待が高まる一方で、技術的課題や製造上の課題などもまだ多い。一方、これまでディスプレイの中心的存在であった液晶(LCD)でも、量子ドット(QD)の採用などで表示性能の進化がまだまだ続いており、ここ1〜2年が、ディスプレイ産業の分岐点になるだろう。更には、「ポストOLED」と目されるQLED(Quantum-dot Light Emitting Diode)の開発も着々と進んでいる。そして、ディスプレイの技術と産業を180°方向転換するMicro LEDといった革新的な技術も出てきた。本講座では、「ポストOLED」として注目され始めたQDとMicro LEDにフォーカスを当てる。
QDは、2013年にLCDへの応用が本格的に始まり、産業としての大きな成長が期待されている。最大の特徴は、LCDの色域を簡単に広げられ、OLED以上の“鮮やかさ”が得られるところにある。既にいくつかの製品が上市され、世界的なサプライチェーンの確立も進められており、アライアンスに向けた動きも盛んになっている。更に、OLEDに替わるQLEDの開発も進められており、印刷法で製造できる自発光素子として「ポストOLED」の期待が高まっている。
Micro LEDは、高輝度と高コントラストというLCDとOLEDの両方の良い点を兼ね備えており、QDと組み合わせて広色域化し究極のディスプレイを作り上げることが可能である。多くの企業や研究所が様々な技術や構造のMicro LEDの開発を進めており、「ポストLCD/OLED」の期待が高まりつつある。Micro LEDの実用化以前に、既にsmall pitch LEDが市場に出始めている。これらのLEDディスプレイは、アクティブマトリクス駆動によるLCDやOLEDとは全く異なる概念で、ディスプレイの技術と産業のサプライチェーンを根本から変える可能性のある破壊的な技術である。
本セミナーでは、既存のLCDからOLEDへのシフトの背景や産業動向をベースにして、2020年代に向けた「ポストOLED」へ向かうディスプレイの技術と産業の展望を解説し、今後のディスプレイビジネスの戦略を立てて頂くための情報とメッセージを提供する。

1.イントロ:ポストOLEDへの胎動
 1.1 Apple OLEDのインパクト:業界全体がOLEDシフトへ
 1.2 LCDの更なる進化:QDの登場と色域拡大競争
 1.3 Active Matrixの世界を変えるLED Display
 1.4 QDとMicro LEDが創る未来のディスプレイ

2.量子ドット(QD)の技術と産業
 2.1 QDの構造、特徴をわかりやすく解説する
 2.2 LCDへの応用で先行するPL Mode
 2.3 OLED代替のQLEDを印刷法で実現するEL Mode
 2.4 QD材料メーカ各社の特徴とビジネス戦略
 2.5 QD普及のカギを握るCd問題
 2.6 SID、IDW国際会議などでの技術発表内容の詳細

3.Micro LEDの技術と産業
 3.1 LED Displayの構造と特徴:Active Matrix 駆動からの脱却
 3.2 Small pitch LEDから始まった実用化
 3.3 Micro LEDへの進化:様々な構造とその特徴
 3.4 Micro LED開発に携わる企業・研究機関の技術と特徴
 3.5 Micro LEDの課題と今後の方向
 3.6 SID、IDW国際会議などでの技術発表内容の詳細

4.ポストOLEDを目指すディスプレイ産業の方向
 4.1 中国のLCDとOLEDの巨大投資が引き起こす需給の不均衡
 4.2 QDとLEDのビジネスチャンス
 4.3 部材〜セットまでのサプライチェーンの行方
 4.4 2020年代のディスプレイ技術と産業

5.まとめ
【質疑応答・個別質問・名刺交換】