生分解性材料の開発と展望、分解性の評価【Live配信セミナー】
開催日 |
10:15 ~ 16:40 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 技術情報協会 |
キーワード | 高分子・樹脂材料 環境負荷抑制技術 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | ZOOMを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません |
生分解性プラスチックを中心とした
材料開発の動向、展望と狙いどころを解説!
8/27 事情によりオンラインでの講演となりました。あらかじめご了承ください。
セミナー講師
1. 東京大学 大学院農学生命科学研究科 生物材料科学専攻 高分子材料学研究室 教授 博士(農学) 岩田 忠久 氏
2. 東京農業大学 生命科学部 教授 工学博士 田口 精一 氏
3. 望月 政嗣 氏 (元ユニチカ、元京都工芸繊維大学特任教授 工学博士、高分子学会フェロー)
セミナー受講料
1名につき60,500円(税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円(税込)〕
受講について
- 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
- 下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
→ https://zoom.us/test - 開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。 - Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
Webブラウザから視聴する場合は、Google Chrome、Firefox、Microsoft Edgeをご利用ください。 - パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
- セミナー資料はお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。
お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。 - 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
- 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、
録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。 - 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。 - Zoomのグループにパスワードを設定しています。
部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
セミナープログラム
<10:15〜12:15>
1.釣り糸や手術用縫合糸にも応用できる生分解性繊維の開発
東京大学 岩田 忠久 氏
【講演ポイント】
石油資源の枯渇、プラスチック焼却に伴う地球温暖化、海洋マイクロプラスチックに代表されるプラスチックごみ問題など、
プラスチックと環境および人類との共存・共栄を様々な観点から考える必要があります。
バイオプラスチックとは、石油を原料とせず、再生産可能なバイオマスを出発原料した「バイオマスプラスチック」と環境中で二酸化炭素と水にまで完全に分解される「生分解性プラスチック」の総称です。
本講では、バイオマスから生産され、環境中で分解する「生分解性バイオマスプラスチック」から当研究室で開発した高強度繊維・伸縮性繊維の物性、大型放射光を用いた構造解析、環境および酵素分解性について紹介します。
また、生体吸収性の評価についても合わせて紹介します。
1.微生物産生ポリエステルの基礎物性
2.微生物産生ポリエステルからの高強度繊維および伸縮性繊維の開発
3.生分解性繊維の物性および大型放射光を用いた構造解析
4.生分解性繊維の環境及び酵素分解性
5.微生物産生ポリエステル繊維の生体吸収性評価
6.ミドリムシが生合成するパラミロンからの高強度繊維の開発
7.パラミロン高強度繊維の物性および構造解析
【質疑応答・名刺交換】
<13:00〜15:00>
2.再生可能バイオマス原料からの生分解性プラスチックの生産開発:合成プロセスから多様な機能部材化まで
東京農業大学 田口 精一 氏
【講演ポイント】
◎バイオテクノロジーと高分子化学とを効果的に組み合わせと、従来にないバイオプラスチックの合成プロセスとポリマー材料が開発できる。
◎バイオプラスチック研究が、どのように「Circular Bioeconomy」に貢献できるか理解できる。
◎どのように、産学連携を展開しているかを知ることができる。
◎海洋分解性プラスチックに関する考え方を一緒に議論したい。
1.はじめに
1.1 バイオプラスチックの定義
1.2 バイオプラスチックの現状と動向
2.今話題の「微生物ポリエステルPHA」
2.1 PHAの基礎知識
2.2 PHAの生合成
2.4 PHAの効率的生産法(実験室レベル)
2.5 PHAの効率的生産法(産業レベル)
3.PHAとポリ乳酸のハイブリッド「多元ポリ乳酸」
3.1 多元ポリ乳酸のチャームポイント
3.2 多元ポリ乳酸の実バイオマスからの一貫生産プロセス
3.3 多元ポリ乳酸の基礎物性
3.4 多元ポリ乳酸の機能部材化
3.5 多元ポリ乳酸の生分解性
3.6 多元ポリ乳酸生産開発の産学連携
4.おわりに(将来展望)
【質疑応答・名刺交換】
<15:10〜16:40>
3.生分解性プラスチックの最新技術・製品動向
望月 政嗣 氏
(元ユニチカ、元京都工芸繊維大学特任教授 工学博士、高分子学会フェロー)
1.海洋プラスチック汚染問題の正しい理解と解決策
2.世界の法規制と業界動向石油系
3.プラスチック廃棄物問題の原点と生分解性プラスチックの理想像
4.ポリ乳酸の高性能・高機能化材料設計技術と製品・市場開発動向
4.1 高L組成ポリ乳酸(High %L PLA)…%D < 0.5
4.2 改良添加剤…耐熱性、耐衝撃性、成形加工性、耐久性(耐湿熱性)
4.3 成形加工…押出成形、射出成形、真空・圧空成形、発泡成形、ブロー成形
4.4 用途・製品開発動向……使い捨て製品から長期使用製品まで
【質疑応答・名刺交換】