赤外線カメラ、レンズにおける技術開発の方向性

60,000 円(税込)

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開催日 10:00 ~ 16:40 
締めきりました
主催者 株式会社 技術情報協会
キーワード 光学技術   電気・電子技術
開催エリア 東京都
開催場所 [東京・五反田]技術情報協会セミナールーム

★レンズ設計、外乱補償・画像処理技術、車載応用開発の動向をつかむ

受講料

1名につき60,000円(消費税抜き・昼食・資料付き) 
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円(税抜)〕

< 10:00〜11:30>

1.非冷却赤外線イメージセンサとカメラの最新技術動向

立命館大学 木股 雅章 氏 


【講演ポイント】

非冷却赤外線イメージセンサの開発は、性能向上のフェーズから低コスト化のフェーズに入りつつあり、最近低コスト化が急速に進み始めた。 こうした動きを受けて、これまで拡大のペースが遅かった車載赤外線ナイトビジョンシステムの市場規模の拡大が予想されており、 スマートフォン用赤外線カメラが新規市場として注目を集めている。 本講演では、赤外線イメージセンサとカメラについて技術動向とビジネス動向を解説する。

1.対象とする赤外線波長域と特徴

2.熱型赤外線検出器と非冷却赤外線イメージセンサの基礎

3.MEMS非冷却赤外線イメージセンサ

4.非冷却赤外線イメージセンサの画素ピッチ縮小

5.非冷却赤外線イメージセンサの低コスト化

6.非冷却赤外線カメラの基礎

7.非冷却赤外線カメラビジネス概観

8.車搭載赤外線ナイトビジョンシステム

9.スマートフォン用赤外線カメラ

10.カメラコアビジネス

11.今後の展望


【質疑応答・名刺交換】

<12:10〜13:20>

2.光学用赤外線透過性材料とレンズ設計、活用について 

(株)タムロン 安藤 稔 氏

 
【講演ポイント】
 遠赤外線を使ったカメラは近年低コスト化が進みつつあり、可視のカメラにはできないアプリケーションなどで注目を集めている。
レンズでいうと、一般的な光学ガラスは赤外線を吸収してしまうため、特殊な材料での設計が必要となる。
本公演では、赤外線透過材料の紹介と、それを使った設計についての解説と、赤外線を使ったアプリケーションの例について紹介する。

1.遠赤外線とは

2.遠赤外線撮影のアプリケーション
 2.1 市場カテゴリー紹介
 2.2 サーマルフェンスでの活用

3.光学用遠赤外線透過材料について
 3.1 代表的な光学材料紹介
 3.2 カルコゲナイドガラス

4.遠赤外線用撮影レンズ設計
 4.1 遠赤外線用レンズの特徴
 4.2 回折光学素子
 4.3 設計例紹介

5.今後の材料に期待すること

6.まとめ

 

<13:30〜15:00>

3.赤外線カメラの動作原理と機能を有効に活用するための技術、応用例

日本アビオニクス(株) 田村 哲雄 氏 

【講演ポイント】
 赤外線カメラの原理を理解し、それの有効利用することを可能となります。
赤外線の光学材料の特性を理解し、応用に役立てることが可能となります。
画像処理の応用で、様々な特性の改善が可能となります。
物質の赤外線分光特性を理解し、その特性に合った計測(撮像)を可能とします。

1.赤外線とは

2.赤外線カメラの原理
 2.1 赤外線放射
 2.2 赤外線の特性
 2.3 赤外線カメラの構造と各部の動作

3.赤外線カメラの性能改善
 3.1 赤外線カメラの性能限界と使用時の注意点
 3.2 外乱の要因とその補償
 3.3 画像処理による画質改善

4.赤外線カメラの応用事例
 4.1 赤外線カメラ応用事例
 4.2 特定波長の利用とその応用事例


【質疑応答・名刺交換】

<15:10〜16:40>

.遠赤外線カメラ開発、車載への応用

(株)JVCケンウッド 横井 暁 氏

 
【講演趣旨】
車載用遠赤外線カメラ開発における開発内容と、車載用途ならではの課題について実例を交えながら解説いたします。
また、車載センシング用途における遠赤外線カメラの効果、自動車メーカーが求めるセンシング用センサー動向など、経験に基づく情報を提供いたします。

1.会社概要及び開発経緯

2.赤外線カメラ開発
 2.1 赤外線カメラと可視カメラ
 2.2 センサー回路
 2.3 レンズ影響
 2.4 温度影響

3.車載用途開発
 3.1 寒冷地影響と対策
 3.2 熱帯夜影響と対策
 3.3 飛来物防護

4.画像認識開発
 4.1 画像認識開発特徴
 4.2 動物認識

5.車載センシング用途における遠赤外線カメラ
 5.1 車載センシング動向
 5.2 遠赤外線カメラの効果


【質疑応答・名刺交換】