【延期】ドライバー状態の推定技術と眠気検知、覚醒維持

60,500 円(税込)

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開催日 10:00 ~ 17:00 
締めきりました
主催者 株式会社 技術情報協会
キーワード 自動車技術   人体計測・センシング   感性工学
開催エリア 東京都
開催場所 【品川区】技術情報協会セミナールーム
交通 【JR・地下鉄】五反田駅 【東急】大崎広小路駅

※都合により延期となりました。新規日程は決まり次第、このページに掲載いたします。

自動運転で想定される覚醒状態低下メカニズムと
求められる評価、眠気予兆検出技術とは

セミナー講師

1. 明星大学 情報学部 情報学科 特任教授 博士(工学) 中村 哲夫 氏
2.(国研)産業技術総合研究所 自動車ヒューマンファクター研究センター
  主任研究員 博士(文学) 木原 健 氏
3. 中部大学 工学部 ロボット理工学科 教授 博士(工学) 平田 豊 氏

セミナー受講料

1名につき55,000円(消費税抜き・昼食・資料付き) 
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき50,000円(税抜)〕

セミナープログラム

<10:00〜12:00>
1.ドライバー状態の測定、推定技術 —眠気検知と覚醒維持—
明星大学 中村 哲夫 氏

【講座概要】
車載用の生体情報センシングシステムを開発経緯と共に紹介します。特に、車載用生体計測では避けて通ることができない、加減速や走行振動に伴うアーチファクトノイズを低減する方法について解説します。
また、生体情報計測用センサは、多くの種類が提案されていますが、それぞれに一長一短があり、特に低域周波数特性を確保できるセンサインターフェース回路を組み合わせることが重要です。現在、実用化されている時定数増幅技術などを、SPICEシミュレーション結果と共に紹介します。

【プログラム】
1.生体情報と睡眠との関係
2.脈波・呼吸・体動信号と脳波計との相関
3.ECM型圧力センサによる生体情報計測
4.生体情報計測用センサインターフェース回路の開発
5.生体情報計測用半導体開発事例
6.車載用生体情報計測の課題(アーチファクトノイズ、道路事情など)
7.車載用生体計測システムの開発と評価手法
8.生体情報計測技術と医療機器との境界
9.生体情報計測用センサのいろいろ
10.脈波計測から心電波形計測へ

【質疑応答・名刺交換】


<12:50〜14:50>
2.自動運転中のドライバー覚醒低下の影響と覚醒維持・回復HMIの効果検証
(国研)産業技術総合研究所 木原 健 氏

【講座概要】
近い将来に普及が見込まれる部分的自動運転では、ドライバーが自動運転を監視したり、適切に運転交代できなければなりません。
そのためには、自動運転中であってもドライバーは覚醒を維持しなければなりません。
一方、自動運転中のドライバーは、いとも簡単に覚醒状態が低下します。
本講座では、自動運転中のドライバーの覚醒状態がどのように変化するのか、それをどうやって評価するのかについて検討したドライビングシミュレータ実験を紹介します。
さらに、覚醒を維持・回復するためのHMIを検討したドライビングシミュレータ実験と実車走行実験を紹介します。
これらの知見から、ドライバー覚醒状態の評価や介入に際しての、実践的な知識や注意点を説明します。

【プログラム】
1.自動運転中のドライバーの覚醒状態
 1.1 覚醒状態の変化と評価指標
 1.2 運転交代場面における覚醒低下の影響
2.覚醒維持・回復HMIの効果検証
 2.1 ドライバーに活動をうながす能動的HMI
 2.2 ドライバーに刺激を与える受動的HMI
3.まとめと展望

【質疑応答・名刺交換】


<15:00〜17:00>
3.眼球運動を指標としたドライバ状態検知技術と眠気予兆の検出
中部大学 平田 豊 氏

【講座概要】
眼球運動には、大脳皮質、脳幹、小脳内の多くの領域が関わっており、各々の領野が担う脳機能が種々の眼球運動に反映されます。本講座では、そうした各種眼球運動(瞳孔運動を含む)に反映される様々な脳機能について紹介し、最近の応用研究について解説します。

【プログラム】
1.眼球運動の解剖学概論
 1.1 眼球と筋肉系の構造
 1.2 三次元剛体回転の非可換性と眼球運動
 1.3 眼球運動に関わる脳部位と生理・解剖学
2.様々な眼球運動とそれらの性質 …リアルタイム眼球運動計測によるデモ
 2.1 サッカード
 2.2 サッカード後の眼位保持(中枢神経積分器)
 2.3 滑動性眼球運動
 2.4 視運動性眼球運動
 2.5 前庭動眼反射
 2.6 固視微動
3.眼球運動に基づく人の状態検知に関する研究紹介

【質疑応答・名刺交換】