糖化・抗糖化の基礎から最新情報、糖化ストレス評価法、皮膚中AGEs測定実習〜機能性表示食品・化粧品開発に向けたエビデンスの取得法を事例から学ぶ〜
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 化粧品・医薬部外品技術 食品加工 人体計測・センシング |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【品川区】きゅりあん |
交通 | 【JR・東急・りんかい線】大井町駅 |
皮膚中のAGEs測定方法および測定結果の評価方法とは?
健康・美容に影響を及ぼす糖化ストレスについて解説します!
豊富な研究事例も参照の上、製品開発のポイントを整理しましょう!
セミナー講師
同志社大学 生命医科学部 糖化ストレス研究センター
チェア・プロフェッサー教授 農学博士 八木 雅之 先生
■経歴
京都工芸繊維大学繊維学部卒業。
京都工芸繊維大学大学院繊維学研究科修士課程修了。
京都府立大学大学院農学研究科博士課程修了。
1990〜1992年:株式会社ワイエムシィ研究部にてHPLCカラムの分析アプリケーション開発を担当。
1992年〜2011年:アークレイ株式会社の研究開発部門および新規事業部門にて、糖化アミノ酸分解酵素を使ったHbA1c測定試薬、糖尿病患者向け健康食品や化粧品、抗糖化食品素材、混合ハーブエキス「AGハーブMIX」の研究開発などを担当。
2011年〜2015年:同志社大学大学院生命医科学研究科糖化ストレス研究センター講師を経て准教授。糖化のメカニズム、抗糖化素材に関する研究、産学連携研究を展開。
2015年〜2016年:エイキット株式会社生命医科学検査センターゼネラルマネージャー、糖化ストレス研究所所長。食品・化粧品等の抗糖化作用評価を中心としたin vitro評価試験やヒト臨床試験等の受託サービス事業を統括。
2016年〜現在:同志社大学生命医科学部 糖化ストレス研究センター教授。糖化ストレス測定、抗糖化素材の機能性に関する研究、抗糖化作用の産学連携研究、「糖化は老化」をキーワードに抗糖化に関する情報を発信している。
■専門および得意な分野・研究
・糖化の生体影響、抗糖化作用の測定評価に関する研究
・抗糖化素材・製品の研究開発
・アンチエイジング医学に関する研究
・クロマトグラフィーによる分離分析
■本テーマ関連学協会での活動
・日本抗加齢医学会 評議員
・糖化ストレス研究会 理事
・日本ハーブ療法研究会 世話人
セミナー受講料
1名47,300円(税込(消費税10%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
※ご連絡
当セミナーの会場では、現金による受講料支払いを休止させていただくこととなりました。
現金にてお支払い希望の方は、コンビニエンスストアにてお支払いできる用紙をご送付申し上げますので、お近くの店舗にてお支払い頂けましたら幸いです。尚、領収証をご希望の方は、コンビニ支払い時に発行される振込受領書と引き換えにて発行させて頂きます。
セミナー趣旨
市場では糖化に着目した指定医薬部外品、糖化ストレスの抑制を訴求する機能性表示食品が登場した。糖化による老化や疾患の進展予防には、摂取する糖質のコントロールや糖化最終生成物(AGEs)の蓄積を防ぐことがポイントになる。
講義では抗糖化の研究背景、市場の最新トレンド、糖化ストレスによる老化や疾患の発症メカニズム、抗糖化素材の探索、in vitro試験およびヒト臨床試験による有用性評価法について、産学連携による製品開発事例をもとに解説する。
実習では指先、前腕を測定する2機種および最新ハンディ型皮膚AGEs測定機の3機種を用いて参加者自身を測定し、操作法、測定値、測定意義の違いなどを学ぶ機会を設けます。
習得できる知識
・糖化ストレスやAGEsが老化や疾患に及ぼす影響
・皮膚AGEs測定機による測定データの評価法
・機能性表示に向けた抗糖化in vitro試験および臨床評価試験のポイント
・抗糖化の研究背景と最新の市場状況および今後の展望
セミナープログラム
1. 抗糖化の認知
①化粧品・食品
②マスコミ情報
③糖化の認知度
2. 糖化ストレスとAGEs
①糖化ストレスとAGEs
②生体内糖化反応
③AGEs受容体
④食品中AGEs(外因性AGEs)
3. 糖化ストレスが関与する疾患と老化
①糖尿病合併症、動脈硬化、骨粗鬆症などの疾患
②皮膚老化、見た目の老化
4. 【実習】皮膚中AGEs測定
①皮膚中AGEs蓄積量の測定法の解説
②前腕部の皮膚中AGE蓄積量測定
③指先の皮膚中AGEs蓄積量測定
④ハンディ型測定機による皮膚中AGEs蓄積量測定
⑤実習で測定した結果解析
5. 糖化ストレスの測定と評価法
①食後血糖値
②血中糖化蛋白および糖化反応中間体
③血中AGEs
④テープストリッピングによる角層中AGEs
6. 糖化ストレス抑制作用試験法
①糖化ストレスを抑制するには
②抗糖化in vitro試験
③ヒトを対象とする臨床試験
7. 糖化ストレス対策素材と課題
①食後高血糖抑制作用素材
②糖化反応抑制作用素材
③AGEs架橋分解作用素材
④AGEs分解促進作用素材
⑤抗糖化作用物質の注意点
8. 産学連携による抗糖化製品・サービスの開発事例(5例程度)
①食後高血糖抑制作用を有する製品
②糖化反応抑制作用を有する製品
③AGEs分解排泄作用を有する製品
④糖化ストレス測定試験受託サービス
9. 今後期待される糖化ストレス対策のポイントと市場展開