Q&Aサービスは終了いたしました。過去のQ&Aの閲覧のみ可能となっております。
新規に質問をする場合は上記「コミュニティ」より投稿してみましょう。


QUESTION 質問No.122

セキュリテイ管理

全体/その他情報マネジメント |投稿日時:
高温、高耐圧での使用に耐える特殊センサー類の開発・製造・販売をしております。
自動車メーカとの商談の中で、当社のセキュリテイ管理レベルを見直す必要に迫られております。

次のようなセキュリテイレベルを、効率良く実現するには、どのようなアプローチで進めれば良いでしょうか。
出来れば、数年先まで通用する管理レベルのものを実現したいのですが、専門家のアドバイスをお願いします。

1.工場周辺の不審者や事故などが起きていないか監視するだけでなく、長期記録したい。

2.人の出入りを、従業員と部外者に分けて効率良く管理したい。
  敷地内の管理レベルにより、施設利用者を限定して管理したい。
  従業員のICカードなどではなく個別に個体識別して管理したい。

3.危険物等の持ち込み、および、物品とデータの持ち出しを完全に防止したい。

以上、宜しく、お願いします。


spacer
ANSWER
回答No1 | 投稿日時:

具体的にどのようなセキュリティ体制が最適化は、要件、規模等によって変わりますので、ここでは、一般的なアプローチについてご紹介致します。

1.工場周辺の不審者や事故などが起きていないか監視するだけでなく、長期記録したい。

監視カメラの画像は、ハードディスクに記録して保存することができます。保存する期間は、画像品質とハードディスクの容量に依存しますが、1.25枚/sの画像レートで16TBのハードディスクに記録する場合、約2500日分の画像を保存することができます。接続カメラ数64台、記録容量200TB以上の機種もありますから、用途に合わせて最適な構成を選択することが可能です。

2.人の出入りを、従業員と部外者に分けて効率良く管理したい。
  敷地内の管理レベルにより、施設利用者を限定して管理したい。
  従業員のICカードなどではなく個別に個体識別して管理したい。

ICカードと個体識別の組み合わせで対応することができます。
部外者には受付でビジターのICカードを渡し、部外者が入れる区画だけを入室可能とします。
同様に、管理レベルによって、区画を分け、その出入口に認証装置を設置すれば、権限のある従業員だけを入室可能にすることができます。
従業員だけが入れる区画では、ICカードに記録された個体識別情報と照合して本人確認をすることでセキュリティレベルを上げることができます。個体識別情報として一般的に使用されているのは、指紋、指・手のひら静脈、虹彩、顔などです。指紋は複製が容易ですので、静脈や虹彩などの生体認証の方がセキュリティレベルは高くなります。また、個体識別情報をサーバーで一元管理すると運用は便利ですが、サーバー上の情報が盗まれたり改ざんされたりした場合、全従業員になりすますことが可能になってしまいますので、ICカードに個体識別情報を記録することをお勧めします。

3. 危険物等の持ち込み、および、物品とデータの持ち出しを完全に防止したい。

物理的な持ち込み、持ち出しの防止には、出入口でのチェックを厳格にすることが必要になります。しかし、すべての出入りを厳しく検査することが現実的でない場合もあります。
その場合には、厳格にすべき区画を定め、そこの出入口でのチェックを厳しくするというのもひとつの方法です。たとえば、半導体工場のクリーンルームでは、出入口で厳格にチェックされます。
また、データの持ち出しについては、機密データへのアクセス管理を厳格にし、アクセスした記録を保存することでセキュリティを向上させることもできます。