『技術士』の自覚を持って仕事をする

 

2023年4月14日に「技術士が語る! 技術士資格を取得したら、こんな『メリット』があった!」というテーマの記事を嶋村氏が投稿されました。今回はこのテーマに関連した内容です。

◆ 関連解説特集記事:【特集】技術士第二次試験対策

 

1.技術士になって技術者として一人前

前回の記事:技術士の役割とはの中でも書きましたが建設部門の技術士の資格を持っています。会社員時代は、建設コンサルタント注)の技術者として社会資本の計画・設計に携わっていました。

 

注):建設コンサルタントとは、社会資本の計画・設計などを行う技術者および技術者の集団(企業)のことです。社会資本とは、例えば、道路、鉄道、橋梁、トンネル、河川、上下水道、まちづくりなどのインフラです。すなわち、建設コンサルタントの会社の業務は主に公共事業に関するものです。

 

建設コンサルタントの技術者は、「技術士になって技術者として一人前」という考えを持っています。技術士の試験に合格し、技術士(建設部門)という名称を名刺に書き加えたときには「やっと一人前の技術者になった」という気持ちでした。

 

2.「技術士」という自覚を持って仕事をする

建設コンサルタントでの仕事の顧客(仕事の発注者)は主に国や地方公共団体です。

 

発注者側の仕事の担当者も土木技術者なので「技術士」という資格の意味を認識しています。担当者の中にも技術士の資格を持っている方もいます。技術士(建設部門)と書いてある名刺を受け取れば、担当者は、「この技術者は技術士だ」と認識して以後こちらと対応します。つまり「高い技術力を持っている」という認識で以後こちらと対応します。

 

技術士(建設部門)と書いてある名刺を渡せば、担当者がそのような認識でこちらを評価していることがわかるので「技術士」としての自覚を持って仕事をします。

 

「技術士」という自覚を持って仕事をすることは自分の技術力のレベルアップにつながります。「技術士なので発注者側に高い技術力を提供する必要がある」という意識で仕事をするからです。

 

建設部門では、技術士の資格を取ることのメリットとして「技術士...

という自覚を持って仕事をすることで自分の技術力がレベルアップすること」があります。他部門でも同じことが言えるのではないでしょうか。

 

関連解説記事:“技術士”という資格の知名度を考える

関連解説記事:技術士を取得する意味を考える

関連解説記事:“技術者の倫理”について考える

 

 

↓ 続きを読むには・・・

新規会員登録


この記事の著者