技術士第二次試験対策:業務内容の詳細を書くこと

 

前回は「業務内容の詳細の書き方(内容の完成度の高める)」をテーマにした記事を書きました。今回は「業務内容の詳細に書くこと」をテーマにした記事です。

【この連載の前回:技術士第二次試験対策:業務内容の詳細の書き方(完成度を高める)へのリンク】

 

実務経験証明書には5つの業務を書きます。また、5つの業務の中から1つの業務を選びそれに対して業務内容の詳細を書きます。自分の技術力がアピールできると判断したことからその1つの業務を選んだのだと思います。だからこそ、自分の技術力を確実にアピールすべきです。

 

日本技術士会では「令和5年度 技術士第二次試験 受験申込み案内」の中で、業務内容の詳細に書く項目の例として「目的」「立場と役割」「技術的内容及び課題」「技術的成果」の4項目を提示しています。

 

この4項目に沿って書いても構いませんが、以下のような項目に沿って書くことで一層自分の技術力がアピールできます。

 

業務内容の詳細には、報告書のような「何をやったのか」を書くのではなく以下のような考え方で書くと自分の技術力がアピールできます。

 

「自分が担当した業務に関して、何が問題・課題となったのか、課題に対してどのような視点で技術的提案を考えたのか、技術的提案によってどのような技術的成果が得られたのか、技術的提案をどのように評価するのか」

 

これは「技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)」に沿った考え方です。

 

業務内容の詳細に書く内容で試験の合否は決まりません。しかし、自分の技術力を確実にアピールできる内容を書くことで「今年は合格するぞ!・合格できるぞ!」という気持ちになります。

 

【参考】
日本技術士会が提示している「目的」は、例えば、以下の『 』内のように「立場と役割」の中で書けばその内容を説明することができます。

 

『大口径泥水式シールド近接施工時の杭基礎に対する対策工の立...

案が目的であった。私は、設計の責任者として、杭基礎に対する影響解析とその結果に基づく対策工の立案を担当した。』

 

 

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