タグチメソッド「オンライン品質工学」 【厳選記事紹介】

 

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◆「品質工学(タグチメソッド)」とは

品質工学は、体系のほとんどを田口玄一博士が構築したためタグチメソッドとも呼ばれ、世界的にも高く認知されているものの、包含する内容が広大で全貌を理解するにはかなりの努力を必要とします。今だに新たな数理的提案もあるなど未完成の技法であるにも拘らず、トヨタ、パナソニックなど名だたる企業が活用している理由は、ひとえに「有効性がある」からと言えます。大きく分類すると、製造段階に適用される「オンライン品質工学」、開発/設計段階で適用される「オフライン品質工学」、分野に限定されず多変量データに適用される「MTシステム」の3つがあります。

 

◆オンライン品質工学の考え方

タグチメソッドの「オンライン品質工学」は、品質特性が許容限界を飛び越えないようにするため、調整限界を設定してこれを越えた場合に、目標値になるよう「工程パラメータ」を調整するものです。これを「オンラインフィードバック制御」といいます。シューハートの管理図と異なり、管理限界としての3σを基準としません。損失関数に従い、機能限界と規格限界を設定して、基準外になった場合には原因を追究しないで、パラメータを調整することで目標値になるようにコントロールするものです。

 

図. オンライン品質工学 第一部:概論より

 

タグチメソッド「オンライン品質工学」、ものづくりドットコム 登録専門家の深澤氏の解説記事です。

 

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