「クリティカルチェーン革命」稲垣公夫著

投稿日 2014/11/19

本書は、ゴールドラットが日本で「ザ・ゴール」を出版する4年も前にTOCの優れた内容を「TOC革命」で日本に紹介した著者が、それに続いて画期的なプロジェクト期間短縮法である「クリティカルチェーン」を解説したものです。

こちらも本家ゴールドラットの書籍が出版される5年前でしたので、当時プロジェクトの管理で悩んでいたマネージャー達には、大いに珍重されたことでしょう。

「TOC革命」と同じくオメガ社という架空の製造企業を舞台に、小説仕立てでかつ時系列、事例毎にポイントが紹介されるため、非常に印象深く理解することができます。

小説パートの後には、あらためて解説書風に書かれていますが、小説で描かれたものと同様の内容が繰り返されるため、さっと目を通せば、かなり短時間でこの有効な管理方法を学習することが可能です。