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書評

「日本の製造業、厳しい時代をクリーン化で生き残れ」清水英範著

「日本の製造業、厳しい時代をクリーン化で生き残れ」清水英範著
投稿日 2015/02/05

本書の著者はセイコーエプソンの半導体事業部門でクリーン化技術アドバイザーをつとめ、クリーンルームのレベル確保、向上を通して長年ものづくりを見守ってきました。

本書における「クリーン化」とは、必ずしもクリーンルームだけを対象とはしておらず、いわゆる「5S」のやや高いレベルまでを含んでいるようです。その内容はクリーン化の技術解説が大きな柱であり、それを実現するための手順、道具、検査機から教育方法、注意事項まで事細かに説明されていますが、技術的な説明だけであれば330ページもの枚数は必要なかったでしょう。

著者が国内、中国、韓国などでクリーン化の指導を通じて体得した、ものづくり全般のあるべき論が展開されています。

製造業の現場を管理監督する人たちに、全編を通して読み汲んでもらいたい教えが一杯の一冊です。