「マニュファクチャ2030 未来の製造業」松林光男監修

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本書は、令和の時代に発刊された最先端生産プロセスの解説書であり、近未来工場の預言書でもあります。

日本の製造業が自信をもってグローバルトップと言えなくなった理由の一つは、技術そのものだけでなくIT戦略に問題があり、メーカーはもっと社内のIT人材を強化すべきと筆者は提言します。

その上で、
(1)自社のコア技術を活かし、
(2)時流を見逃さず、
(3)適切な組織と提携・協業を進め、
(4)グローバルに判断する
という4つの指針で独自戦略を策定することで、まだまだ発展の余地があると、製造業を鼓舞します。

とりあえず大きな問題は抱えていないものの、生産プロセスの将来的なステップアップ戦略を検討中の管理層におススメです。