「ステージゲート法」ロバートクーパー著

投稿日 2015/10/01

ステージゲート法は、研究開発テーマのマネジメント手法として広く普及しているにも関わらず、詳細に解説し、実践をガイドする書籍は思いのほか少ないのです。

本書は、著者であるクーパー教授が四半世紀に渡る研究、コンサルティングで収集した事例がふんだんに埋め込まれていることと、完全に著者と一体化した浪江氏のしなやかな翻訳によって、400ページを超える大著でありながらぐいぐいと読み進む事が出来ます。

原題「新製品での勝利:イノベーションを通じた価値創造」からも予想できるように、ステージゲート法に限定せず、革新的な新製品を生み出し、ヒットし続けるためのえ方、方法論がしっかりと詰め込まれているため、研究開発部門を統括、管理する担当者、経営者におススメの1冊です。