「Rとグラフで実感する生命科学のための統計入門」石井一夫著

投稿日 2017/03/17

本書は書名の通り生命科学者が統計を使う時の参考書です。

統計用のオープンソース「R」は、あらゆる統計処理ができる優れものですが、独学で使いこなそうとするとちょっと敷居の高さが感じられます。
その点で本書は、統計の手法やキーワード毎に各節が構成されており、解説とエクセルおよびRでの利用事例が2から4ページで、冗長な説明はなく、必要かつ端的な分量で掲載されています。計算機統計学が専門の著者だけあって、守備範囲も平均、標準偏差からシミュレーションまで広範囲にわたっています。
各節冒頭には生命科学との関連性が記載され、事例も生命科学を多く扱ってはいますが、工学など他の分野でも、Rを使って広く統計処理する際の参考書として十分に役立つでしょう。