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開催日 |
13:00 ~ 17:00 締めきりました |
---|---|
主催者 | 株式会社トリケップス |
キーワード | 感性工学 情報技術 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | オームビル(東京都千代田区神田錦町3‐1) |
質感研究の基本的な考え方から、
質感知覚を支える脳情報処理の概要、
必須となる画像特徴解析手法などを学ぶ!
【講師】
本吉 勇 氏
東京大学 大学院 総合文化研究科 広域科学専攻
生命環境科学系 認知行動科学講座
准教授 博士(文学)
【要旨】
近年、「質感」は心理学や脳科学における大きなテーマの一つとなりつつあると同時に、
「ものづくり」にまつわる多くの分野において広く注目を集めている。
本講演では、質感に関心のある研究開発者向けに、質感の研究やその成果の利用のための
基本的な考え方、質感知覚を支える脳情報処理の概要、質感研究において必須となる画像
特徴解析手法の入門、心理データの計測・分析方法の基礎、を様々なデモや錯覚、研究事
例を交えて解説する。
受講料
お1人様受講の場合 43,000円[税別]/1名
1口でお申込の場合 56,000円[税別]/1口(3名まで受講可能)
受講申込ページで2~3名を同時に申し込んだ場合、自動的に1口申し込みと致します。
【プログラム】
1. 基礎編
・視覚情報処理の概要
意識下の情報処理
画像の符号化、画像特徴の解析、低次から高次へ、「どこ」と「なに」
・質感研究の枠組み
質感の物理、照明の構造、コンピュータ・グラフィクス、反射・屈折・散乱
現実世界における画像の複雑さ、古典的視覚理論の限界、ヒューリスティクス
・質感研究の事例
画像特徴の利用
光沢の知覚、透明感の知覚、凹凸の知覚、照明の役割、質感の錯覚
質感から感性へ、画像の質感、絵画の質感
魅力的な質感とは、自動的な嗜好と嫌悪の反応
・画像統計量とその情報処理機構
自然画像の統計的規則性、生態光学と画像統計量
画像統計量の符号化メカニズム、統計的把握を支える情報処理の原理
2. 実績編
・こころ・精神への研究アプローチ
心理学・脳科学に関する誤解、神経活動と行動・主観
情報処理という枠組み、ブラックボックス
・質感と感性の解析方法
心理物理学実験の基礎、装置、心理物理学的測定法、自然画像の扱い、ソフトウェア
基本的な画像処理、生物学的に妥当な画像特徴、色空間、空間周波数、統計量
画像特徴と心理データの関係を解析する
知覚の予測と理解
・質感と感性の人工的操作
画像統計量の操作、テクスチャ合成、スタイル変換