ヒトの視覚特性と認知、情報処理メカニズム

54,000 円(税込)

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開催日 10:00 ~ 17:00 
締めきりました
主催者 株式会社 技術情報協会
キーワード 感性工学
開催エリア 東京都
開催場所 【品川区】技術情報協会セミナールーム
交通 【JR・地下鉄】五反田駅 【東急】大崎広小路駅

人間は、視覚情報をどのように処理し、認知しているのか

そのメカニズムを解明し、
視覚に関わる製品・システム開発へ活用するために!

講師

東北大学 電気通信研究所 教授 工学博士 塩入 諭 氏

受講料

1名につき50,000円(消費税抜き・昼食・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき45,000円(税抜)〕

プログラム

■ この講座で習得できること
・ヒトの視覚系について、眼球光学系から大脳視覚野に至る、生理学的脳科学的基礎
・視力から空間特性、時間特性、時空間特性など視覚特性の基礎
・色覚、運動視、立体視を中心とした、初期視覚機能の基礎
・注意、眼球運動、行動との関連など視覚の能動性や多感覚性

【講座概要】
 モバイル端末などの普及により、社会は高度に情報化し、特に我々の周囲には視覚情報が溢れている。その中で、的確に情報を表現することは、将来の画像技術、情報技術、コミュニケーション技術にとって不可欠である。ヒトにとって的確な情報表現は、ディスプレイ技術や視覚環境設計にとどまらず、深層学習などに代表される近年のAI技術との関わりにおいても、学習データの有効性の評価、AI機能に対する理解など多くの点で重要性を増している。
 本講座では、周囲を理解するためのヒトの脳の働きについて、視覚を中心に説明する。具体的な内容は、眼球光学系から大脳視覚野にいたる生理学的基礎知識、注意や眼球運動による能動的処理特性、行動との関わりについてであり、色覚に基づく表色系、両眼立体視を基礎とする3D映像技術、運動視機能の前提とする動画技術などを含む。

1.視覚処理の機能的枠組み
 1.1 視覚の目的
 1.2 無意識的推論

2.視覚の基礎
 2.1 視力
 2.2 コントラスト感度
 2.3 空間周波数特性
 2.4 時間周波数特性
 2.5 視覚の生理学

3.初期視覚特性
 3.1 運動視のメカニズム
 3.2 両眼立体視のメカニズム

4.視覚の能動性
 4.1 視覚的注意
 4.2 注意の空間特性
 4.3 身体性注意

【質疑応答・個別質問・名刺交換】