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開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 薄膜、表面、界面技術 化学反応・プロセス |
開催エリア | 神奈川県 |
開催場所 | 【川崎市幸区】川崎市産業振興会館 |
交通 | 【JR】川崎駅 【京急】京急川崎駅 |
★水に対する濡れ現象、親水性・疎水性材料に関しては、実例を挙げながら解説!
★また、近年見出されたばかりのHNLガラスについて、その超親水性や反射防止性などの特性を紹介!
講師
東京都市大学 工学部 准教授 藤間 卓也 先生
受講料
1名46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき35,640円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
セミナーポイント
■はじめに
固体表面における液体の濡れ現象は、防汚・防曇などの直接的な利用のみならず、固体に対する種々のコーティングや、液体材料の製造・輸送・充填などにおいても極めて重要な役割を果たす。
本講では、この固体表面における液体の濡れ現象を系統的に理解するために不可欠な表面張力・表面自由エネルギーについて詳説し、接触角評価からもう一歩踏み込んだ濡れ性のメカニズム理解を目指す。また、その評価手法および現実的な注意点などを解説し、現実的に使える知識の習得へと導く。特に扱う機会が多い液体である水に対する濡れ現象、親水性・疎水性材料に関しては、実例を挙げながら解説するとともに、近年見出されたばかりのHNLガラスについて、その超親水性や反射防止性などの特性を紹介する。
■ご講演中のキーワード:
・濡れ性・接触角・超親水性・防汚・防曇・反射防止(AR)
■受講対象者:
・表面・界面に関わる業務をされている方
・固体表面の濡れ性に関わる業務をされている方
・防汚、防曇などを示す超親水性表面に興味のある方
・AR(光反射防止)表面に興味のある方
■必要な予備知識や事前に目を通しておくと理解が深まる文献、サイトなど:
・この分野に興味があれば特に予備知識は必要としないが、高校1年相当程度の物理の理解があると、より好ましい。
■本セミナーで習得できること:
・水をはじめとする液体と材料との親和性のしくみ
・接触角、表面張力などの測定手法
・超親水性表面の特徴と、その性質のメカニズム
・新規超親水性(HNL)表面のメカニズム、性質
セミナー内容
■ご講演プログラム
1 表面張力と表面自由エネルギー
1.1 材料の濡れと表面張力
1.2 表面張力の起源
1.3 表面自由エネルギーと表面張力
1.4 表面張力と水滴接触角
1.5 水滴滑落性
1.6 表面の微細構造による接触角への影響
2 評価方法
2.1 液体の表面張力の評価方法
2.2 固体の水滴接触角測定方法
2.3 固体の表面張力と臨界表面張力
2.4 超親水性表面の特性評価の実際
2.5 表面分析の基礎と注意点
3 濡れ性と超撥水・超親水
3.1 物質の構造と表面自由エネルギー
3.2 超撥水表面における現象
4 超親水性表面
4.1 超親水性実現のメカニズム
4.2 超親水性の寿命
4.3 超親水性表面の機能性
4.4 既存の超親水性表面
5 階層性ナノ多孔層(HNL)による超親水ガラス
5.1 HNLガラスの構造
5.2 HNLのガラス表面への付与方法
5.3 HNLが示す超親水性の寿命
5.4 HNLガラスによる防汚・防曇性
5.5 HNLによるガラス表面の反射防止効果とそのメカニズム