<電力不要の高効率熱輸送デバイス>ループヒートパイプの設計・作製・応用と今後の課題・可能性

46,440 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 株式会社 情報機構
キーワード 機械技術一般   省エネルギー
開催エリア 東京都
開催場所 【大田区】大田区産業プラザ(PiO)
交通 【京急】京急蒲田駅

ループヒートパイプがもたらす未来!
その設計・製造方法から性能評価・実用化動向まで!

講師

名古屋大学 大学院工学研究科 機械システム工学専攻
教授 博士(工学) 長野 方星 先生

【講師紹介】
2003年 慶應義塾大学大学院理工学研究科総合デザイン工学博士課程修了
2006年 宇宙航空研究開発機構宇宙航空プロジェクト研究員
2005年 NASAゴダード宇宙飛行センター客員研究員
2008年 名古屋大学大学院工学研究科航空宇宙工学専攻講師
2012年 名古屋大学大学院工学研究科航空宇宙工学専攻准教授
2016年 名古屋大学大学院工学研究科機械理工学専攻 教授

【専門および得意な分野・研究】 伝熱、熱物性、宇宙機熱設計

受講料

1名46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき35,640円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

セミナーポイント

■ 講師より
 ループヒートパイプは電力不要の高効率熱輸送デバイスであり、省エネ冷却、熱エネルギー利用など将来的に様々な応用が期待できる技術です。
 本講演ではループヒートパイプについての基本的な原理、製作方法、設計方法や材料選定のポイント、評価方法などをわかりやすく説明します。またループヒートパイプの発展型の紹介や国内外の研究開発動向についても独自の視点で分析します。

■ 講演中のキーワード
 ループヒートパイプ,熱輸送,廃熱利用,冷却,多孔質体

■ 受講対象
 熱輸送・ヒートパイプ関連の研究・開発に携わる方、調査している方
 熱交換器メーカーの方
 廃熱回収・利用技術、廃熱発電、熱エネルギーに興味のある方
 次世代のエネルギー技術研究者 など

■ 修得知識/ノウハウ
 ループヒートパイプの基礎原理、構造、特徴
 ループヒートパイプの設計方法、材料選定方法、製造方法、評価方法
 ループヒートパイプの最新の研究開発動向、応用事例と今後の課題

セミナー内容

1.ループヒートパイプの基礎
 1-1.ループヒートパイプの概要
  (背景,従来技術との比較,ループヒートパイプの動作原理,
   各要素の名称と役割,ループヒートパイプの歴史,実用例)
 1-2.伝熱,流体,二相流の基礎
   〜ループヒートパイプを理解するために〜
  (多孔体の熱伝導,対流熱伝達,沸騰,凝縮,摩擦損失,二相流の計算)

2.ループヒートパイプの設計方法
 2-1.ループヒートパイプの各要素の設計ルール
 2-2.ループヒートパイプの性能予測
 2-3.ループヒートパイプのモデル化
 2-4.リザーバの設計と作動流体封入量
 2-5.計算例

3.ループヒートパイプの製造方法
 3-1.各種材料選定方法,評価方法
  (ウィックに求められる特性,ウィック評価方法,容器の選定)
 3-2.作動流体の選定
 3-3.ループの組立・洗浄
 3-4.作動流体封入

4.ループヒートパイプの性能評価方法
 4-1.ループヒートパイプの性能試験装置
 4-2.ループヒートパイプの性能試験方法
 4-3.ループヒートパイプの伝熱性能評価

5.ループヒートパイプの研究動向・応用展開
 5-1.ループヒートパイプ類似技術
  (自励振動ヒートパイプ,ループ式サーモサイフォン)
   国内外の研究開発動向
 5-2.ループヒートパイプの基礎研究
  (ウィック開発,可視化研究),
 5-3.ループヒートパイプの多機能化
  (リバーシブル,ヒートスイッチ,マルチ型)
 5-4.ループヒートパイプの実用化研究開発事例
  (薄型,大型,長距離型,鉄道用,自動車用,CPU冷却用,
   LED冷却用,宇宙用,航空機用)
 5-5.ループヒートパイプの今後の展開
 5-6.ループヒートパイプメーカーの紹介

 <質疑応答>