組織心理学にみるリーダーの資質とその育て方
開催日 |
13:00 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | サイエンス&テクノロジー株式会社 |
キーワード | 人的資源マネジメント総合 人財教育・育成 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【品川区】きゅりあん |
交通 | 【JR・東急・りんかい線】大井町駅 |
~ 優れたリーダーのカギは “発達” ~
組織心理学から見た理想のリーダー像とは?
★「あの人は立派なリーダーだ」なんて言われる人は具体的に何がすごいのか? 周りを見渡してみても、立派なリーダーだってタイプは色々。リーダーシップとは何か? どのように育てるべきなのか?
★ 組織の中でリーダーを経験的・体感的に捉えてきた人も、リーダーを育てたい人も、一度あらためて組織心理学という視点から見た理想のリーダー像に知見を得てみませんか? 自分はリーダーには無縁だと思っている人だって、知識があれば一歩を踏み出せる!
セミナー講師
日本大学大学院 総合社会情報研究科 教授 博士(心理学) 田中 堅一郎 氏
【専門】 産業・組織心理学
【略歴】
2003年4月:日本大学大学院総合社会情報研究科 助教授
2009年4月:日本大学大学院総合社会情報研究科 教授
2017年4月:日本大学大学院総合社会情報研究科 博士後期課程主任
【執筆書籍】
『報酬分配における公正さ ―社会心理学的考察―』(1996年12月:風間書房)
『従業員が自発的に働く職場をめざすために
―組織市民行動と文脈的業績に関する心理学的研究―』
(2004年 9月:ナカニシヤ出版)
『荒廃する職場/反逆する従業員
職場における従業員による反社会的行動に関する心理学的研究』
(2008年10月:ナカニシヤ出版)
『産業・組織心理学エッセンシャルズ 第四版』
(2019年 4月:編著:ナカニシヤ出版)
受講料
43,200円 ( S&T会員受講料 41,040円 )
(まだS&T会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)
S&T会員なら、2名同時申込みで1名分無料
2名で43,200円 (2名ともS&T会員登録必須/1名あたり定価半額21,600円)
【1名分無料適用条件】
※2名様ともS&T会員登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
(申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
対象
リーダーのあり方、あるいはリーダーシップに関心のある方。
それとは逆に、「私は<リーダー>とはご縁がない」と信じている方。
セミナー趣旨
われわれの生活がすべて個人やごく親しい関係者の中で完結しているならば、リーダーという存在は特に必要とされないでしょう。しかしながら、われわれは地域や組織との繋がりをもった途端に、リーダーの存在を意識せざるをえません。
今回のセミナーでは、心理学の視点からリーダーシップを考えます。特にリーダーとして発達することがカギであることを中心に論議したいと思います。
セミナー講演内容
【キーワード】リーダーシップ開発、リーダー発達
1.リーダーシップに関するこれまでの主要な心理学的論点
1.1 特性アプローチ
・リーダーになれる人は(最初から)決まっているか?
1.2 行動アプローチ
・優れたリーダーになれるための行動様式はあるか?
1.3 状況適合的アプローチ
・臨機応変のリーダーシップは可能か?
1.4 認知的アプローチ
・リーダーシップは、フォロアーの想像の産物ではないか?
2.リーダーシップ研究の新たなアプローチ:発達的アプローチ
2.1 リーダーの発達的変容
・ある支店長の悲劇、腕の良い「板さん」のぼやき
2.2 リーダーシップ開発(leadershipdevelopment)と
リーダー発達(leaderdevelopment)
2.3 リーダー発達でカギとなること
・いつまで経っても「強力」なリーダーであり続けなければならないのか?
発想や行動様式の質的転換
2.4 リーダーの自己概念とリーダーシップ
・自己概念の3つの水準:個人水準、関係水準、集合水準
3.リーダーの自己概念とリーダー行動
3.1 リーダー行動におよぼすリーダーの自己概念の影響
・組織において的確なリーダーシップを担うには,多水準自己概念の一つの水準
ではなく,3つの水準(個人的、関係的、集合的自己概念)がともに高くなること
3.2 リーダーの自己概念は変えられるか?
・リーダーの自己覚知(self-awareness)の喚起
3.3 従業員の自己覚知を促す企業研修の実施(実践的研究)
・はたして、その結果は?
4.エビローグ
4.1 脱線(derailment):リーダー発達の失敗
・リーダーシップの質的転換ができず、それまでの自分のやり方に固執するため、
新たな環境で力量を発揮できないでいる状態。
4.2 リーダーとして脱線しないために
・「一皮むける」経験そして、それでも「変わりたくない」あなたのために
4.3 リーダー発達の研究動向
□ 質疑応答・名刺交換 □