【中止】神経科学の基礎と「意識内容」の研究最前線

ヒトの「主観」を科学する! 未来産業の礎を学び取ろう!

セミナー趣旨

 ズキズキした歯の痛みや、焼きたてのお肉を頬張った時のえも言われぬ美味しさを意識内容と呼びます。意識内容は主観的な経験であるため、科学的に究明することはできないと考えられがちですが、必ずしもそうではありません。本セミナーでは、意識内容が脳からどのようにして産み出されているのかを明らかにしようとする研究の最新の知見をご紹介し、このような研究の先にどのような未来が期待されるのかを展望します。

受講対象・レベル

・メーカーの技術戦略・経営企画などの部署で、新規事業や新規研究テーマの企画立案に従事されている方
・自社ビジネスに神経科学関連技術を導入したいとお考えの方
・脳や「意識」をキーワードに商品・製品の開発を進めたい方
・神経科学およびその周辺分野の研究者・技術者
・快・不快、におい・香り・味、痛みといった五感の要素が大きい商品・製品・サービスに携わっている方
・エンターテインメント・ゲーム業界の方 など

習得できる知識

・神経科学の基礎知識
・意識についての知見(主に神経科学の観点からの知見)
・講師の手掛けている研究プロジェクトの概況、進行状況
・本分野の今後の展望・可能性、社会への影響 など

セミナープログラム

1. 神経科学の基礎
 1.1 神経細胞 (神経科学の基本単位)
  1.1.1 樹状突起と軸索とシナプス
  1.1.2 神経伝達物質と受容体
 1.2 神経回路と機能
  1.2.1 感覚・認知 (五感/外界を知る)
  1.2.2 運動 (筋肉を動かす)
  1.2.3 記憶 (自己を変える)
  1.2.4 意識 (機能不明。しかし人生の全て)

2. 意識内容研究の現在
 2.1 哲学的研究
  2.1.1 意識内容とアクセス意識の区別
  2.1.2 主観的な意識内容は科学で扱えないという誤解
  2.1.3 存在論的主観と認識論的主観の区別
 2.2 神経科学的研究
  2.2.1 意識内容の指標 (言語報告 /生体反応)
  2.2.2 意識内容の指標の神経相関を探す (MRI /電気生理)
  2.2.3 意識内容の理論 (グローバルニューロナルワークスペース理論(GNW) /統合情報理論(IIT))

3. 講師の進めている意識内容研究
 3.1 哲学的研究
  3.1.1 意識内容そのものを科学的データにするための方法論の開発
 3.2 神経科学的研究 (マウス)
  3.2.1 味覚により惹起される快感と嫌悪感の指標としての味覚反応テスト (行動計測 /動画解析)
  3.2.2 味覚反応の神経相関を探す (神経活動依存的遺伝子組み換え /脳透明化技術 /光シート顕微鏡 /化学遺伝学)

4. 意識内容の神経科学的研究の未来
 4.1 意識内容の変容を治す (統合失調症 /うつ病)
 4.2 意識内容を創り出す/個体間で共有する (脳内刺激 /ブレインブレインインターフェイス)

<質疑応答・名刺交換・個別相談>

セミナー講師

東京医科歯科大学 大学院
医歯学総合研究科 細胞薬理学分野 助教 博士(理学)  田中 大介 先生

 2002年大阪大学基礎工学部卒業、2006年同大学院生命機能研究科一貫制博士課程卒業。博士号(理学)取得。日本学術振興会特別研究員、慶應義塾大学医学部特任助教、ブリュッセル自由大学学際研究センターF.R.S.-FNRSリサーチフェロー、日本学術振興会海外特別研究員を経て2014年より現職。意識内容を個体間で共有できる世界の構築を目指し、その基礎研究に取り組んでいる。

セミナー受講料

1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
 *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


12:30

受講料

41,800円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

東京都

MAP

【北区】北とぴあ

【JR・地下鉄】王子駅 【都電】王子駅前

主催者

キーワード

感性工学   人体計測・センシング

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受講料

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主催者

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感性工学   人体計測・センシング

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