インクジェット4.0セミナー〜基礎から学ぶインクジェット技術、製品及び将来動向まで〜

47,300 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 株式会社 情報機構
キーワード 印刷技術   メカトロ・ロボティクス   化学技術一般
開催エリア 東京都
開催場所 【大田区】大田区産業プラザ(PiO)
交通 【京急】京急蒲田駅

3Dプリンター、加飾プリンターなど、トレンドを理解する為
必要なインクジェット技術の基礎から応用について解説!


国内外メーカーの代表的インクジェット製品についてその発表、発売から現在までの歴史を紹介

セミナー講師

株式会社プリンテクノ 代表取締役  木村 哲雄 先生
ご略歴:
1969年:キヤノン株式会社入社
1988年〜1990年:ノート型インクジェットプリンターBJ-10開発チーフ
1990年〜1999年:インクジェット商品企画部長兼ソフト商品企画部長
2000年〜2004年:キヤノンベトナム立上げプロジェクトCRM部門チーフ
2004年〜2005年:キヤノン株式会社早期退職、株式会社プリンテクノ起業
2006年〜2019年:公益社団法人日本印刷技術協会 客員研究員
2014年〜2015年:日印産連 印刷用語集デジタル用語編纂主査
2016年:drupa2016(独デュッセルドルフ)展示会現地ツアーコンダクター
2018年:IGAS2018 展示会主催ツアーコンダクター(インクジェット製品担当)
■ご専門および得意な分野・研究:
*生産技術関連:自動加工機・組立機、光学測定器、レーザー測長技術
*プリンター開発関連:インパクトプリンター、サーマル・熱転写プリンター
*インクジェット関連:パーソナルプリンター開発、プロダクションプリンター運用エコシステム構築、インクジェット技術と製品の歴史と将来予測の研究
*印刷業務ワークフロー関連:世界標準規格JDF/JMF及びAFP/IPDS他のデータベースの構築
■本テーマ関連学協会でのご活動:
*一般社団法人 日本印刷産業連合会 印刷用語集デジタル用語編纂主査
*公益社団法人 日本印刷技術協会 客員研究員 (2006年〜2019年)
*フォーム工連 世界最大印刷機材展drupa2016の現地ツアーコンダクター
*一般社団法人 日本印刷産業機械工業会 IGAS2015&2018運営支援
(ディリーニュース、ツアーコンダクター、他) 

セミナー受講料

1名47,300円(税込(消費税10%)、資料・昼食付)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
 *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

セミナー趣旨

インクジェット技術がパーソナルプリンターやデジタル印刷機などの印刷用機器設備だけを目的として使われていた時代はすでに終わりを遂げています。最近のトレンドとしては3Dプリンター、加飾プリンターを初めとして、テキスタイルプリント、プリンテッドエレクトロニクス等、幅広い分野でインクジェット技術が使われており、新たな付加価値ビジネスの創出や、製造業における生産性向上に貢献し始めています。
今後、インクジェット技術の応用分野は急拡大して行く事は間違い無く、それに伴って新規技術とともに様々な市場創造型製品が開発されて行く事でしょう。
本講座では上記トレンドを理解する為に必要なインクジェット技術の基礎から応用について学びます。更に国内外メーカーの代表的インクジェット製品についてその発表、発売から現在までの歴史を様々な視点から解説します。各製品の歴史を理解する事によって、今後の新製品開発に必要な将来予測の知識が身に付きます。

受講対象・レベル

受講対象者はメーカーのインクジェット商品企画担当者、開発部門の技術者、製品のメンテナンス担当者から営業部門関係者まで、初心者から中堅まで幅広く対象としています。
更にこれからインクジェット製品を導入しようとしている印刷会社、ITベンチャー関係者などにも、ビジネスヒントを得る場として効果的です。

必要な予備知識

・高校卒業レベルの物理、化学の基礎知識。
・事前に印刷用語集サイト(https://www.jfpi.or.jp/webyogo/、一般社団法人 日本印刷産業連合会運営)のデジタル印刷用語を一読されますと、予備知識として役立ちます。

習得できる知識

・インクジェット技術の基礎知識
・インクジェットプリンターの基本構造
・業務用高速インクジェット製品のしくみ
・主要メーカー製品を時系列に理解出来る
・インクジェット技術と製品の今後の動向

セミナープログラム

1 インクジェット4.0時代の到来
 1.1 インダストリー4.0について
 1.2 インクジェット 過去、現在そして未来へ
 1.3 インクジェット4.0とは?
 1.4 衣食住とインクジェット
 1.5 インクジェットとデジタルトランスフォーメーション

2 インクジェット製品の方式別分類
 2.1 インクジェット製品のしくみ

 2.2 インクジェット製品のプリント方式別分類
  2.2.1 シリアル方式とライン方式
  2.2.2 シリアル方式のパーソナルプリンター
  2.2.3 シリアル方式のワイドフォーマットプリンター
  2.2.4 ライン方式のパーソナルプリンター
  2.2.5 ライン方式のプロダクションプリンター
  2.2.6 特殊スキャン方式のラベルプリンター
  2.2.7 ライン方式のラベルプリンター

 2.3 インクジェット製品の給紙方式別分類 パーソナルプリンター編
  2.3.1 連続紙給紙方式とカット紙給紙方式
  2.3.2 連続紙給紙方式パーソナルプリンター
  2.3.3 カット紙給紙方式パーソナルプリンター

 2.4 連続紙給紙方式プロダクションプリンター
  2.4.1 連続紙給紙方式の構造と構成
  2.4.2 リコーInfoPrint 5000
  2.4.3 リコーRicoh Pro VC70000
  2.4.4 HP T300 Inkjet Web Pres
  2.4.5 HP T200 Color Inkjet Web Press
  2.4.6 キヤノンOce Jetstream 2200
  2.4.7 キヤノンOce ProStream 1000
  2.4.8 ミヤコシ MJP20F

 2.5 枚葉紙給紙方式プロダクションプリンター
  2.5.1 枚葉紙給紙方式の構造と構成
  2.5.2 富士フイルムJet Press 750S
  2.5.3 コニカミノルタ KM-1/小森 impremia IS29
  2.5.4 ハイデルベルグ Primefire 106

3 インクジェット製品の種類と動向
 3.1 インクジェットプリンターの種類と動向
  3.1.1 ホーム
  3.1.2 オフィス:中速機
  3.1.3 オフィス:高速機
  3.1.4 ワイドフォーマット・シリアルスキャン
  3.1.5 印刷業務用:高速連続紙プリンター
  3.1.6 産業用印刷用:ワイドフォーマット・ラインヘッド
 3-2 インクジェット製品のHypeサイクル

4 特許に見るインクジェットヘッドの歴史
 4.1 ピエゾインクジェットヘッド
 4.2 バブルジェット/サーマルジェットヘッド
 4.3 連続噴射型インクジェットヘッド

5 インクジェットヘッド方式の分類
 5.1 ピエゾ方式撓みモード型
  5.1.1 ピエゾインクジェット撓みモード型の動作原理
  5.1.2 京セラヘッド(インク供給側)
  5.1.3 京セラヘッド基本構造
  5.1.4 京セラヘッド断面図
  5.1.5 京セラヘッド(ノズル側)
  5.1.6 ヘッドユニット構成と印刷のしくみ
  5.1.7 プリントヘッドとプリントユニット
  5.1.8 Fujifilm Dimatix社製サンバG3L P99R ヘッド構造

 5.2 ピエゾインクジェット縦モード型
  5.2.1 ピエゾインクジェット縦モード型の動作原理
  5.2.2 エプソンヘッドのインク滴変調技術
  5.2.3 リコーinfoPrint 5000 プリントヘッドユニット概要
  5.2.4 ヘッドユニット構造と印刷のしくみ

 5.3 シェアモード・サイドウォール型 XAAR 1001
  5.3.1 XAAR特許のヘッド構造
  5.3.2 シェアモード・サイドウォール型
  5.3.3 XAAR 長尺対応ヘッドXaar 5601 3pO printhead

 5.4 サーマル方式
  5.4.1 サーマルインクジェット方式の構造
  5.4.2 サーマル方式について
  5.4.3 HP Edgeline Headとクランプユニット
  5.4.4 サイドシューターとエッジシューター

 5.5 サーマル方式ラインヘッド
  5.5.1 Memjet 第1世代ヘッド全体構造
  5.5.2 Memjet 第1世代ヘッド断面図
  5.5.3 宙づりヒーター(Memjet)
  5.5.4 最新インクジェット技術事例 memjet TECHNOLOGY
  5.5.5 memjet next generation technology(ヒーター固定)

 5.6 コンティニュアスインクジェット
  5.6.1 連続噴射荷電偏向2値制御型の動作原理
  5.6.2 解説
  5.6.3 連続噴射型エアーフロー制御方式
  5.6.4 コンティニュアス第3世代
  5.6.5 Kodak Ultrastreamの特許

6 インクジェットインクについて
 6.1 インクジェットインクの分類
 6.2 インクジェットインク比較
 6.3 インクジェットインクを構成する原材料

7 インクの基礎知識
 7.1 色素、染料、顔料の違いについて1/2
 7.2 カラーインデックスについて
 7.3 色材について
 7.4 染料について
 7.5 顔料について

 7.6 エプソンインクについて
  7.6.1 μ-CRISTA顔料インク
  7.6.2 インクの記録媒体への浸透
  7.6.3 従来顔料インクとμ-CRISTA顔料インク
  7.6.4 【参考】白インク:EPSON PX-W8000

8 光と色を操る光機能性インク
 8.1 フォトルミネッセンスの世界
  8.1.1 発光の原理
  8.1.2 蛍光
  8.1.3 蓄光
  8.1.4 レアアース(希土類元素)

 8.2 フォトクロミックの世界:光で色が変わる
  8.2.1 主なフォトクロミック分子
  8.2.2 フォトクロミック化合物の要求性能
  8.2.3 ジアリールエテンの誘導体とは
  8.2.4 アリールエテン誘導体
  8.2.5 RGB3原色も可能!