NVIDIAの強敵か?イーロン・マスク「宇宙(軌道上)データセンター」と「次世代半導体工場テラファブ」の全体像

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    セミナー趣旨

    本セミナーは、「Physical AI(物理的な実体を伴うAI)」と「AI Factory」の概念を極限まで推し進めた、イーロン・マスクによる宇宙(軌道上)データセンターおよび次世代半導体工場「テラファブ(TeraFab)」の全貌を解き明かすことを目的としています。

    現在、地上のAIインフラは「土地の許認可」「電力網の接続(変圧器不足)」「冷却効率」という深刻な物理的ボトルネックに直面しています 。マスク氏はこれらの制約を、Starshipによる物流革命 、宇宙空間での24時間太陽光発電 、そして垂直統合された自前半導体工場テラファブ を組み合わせることで根本から解決しようとしています。

    ■本セミナーが提示する核心的トピック:
    ・「規制・電力・冷却」からの完全な脱出: 地上の既存インフラに依存せず、宇宙という「究極の規制フリーゾーン」へAIの脳を移管する論理的必然性を解説します 。
    ・テラファブによる計算資源の独占: 全世界の合計出力を遥かに凌駕する1テラワットの計算能力 を、設計から製造まで一気通貫で行う「垂直統合」の衝撃を明らかにします 。
    ・宇宙専用プロセッサ「D3」の役割: テラファブで生産される計算資源の80%が、なぜ地上(自動運転やロボット)ではなく宇宙軌道へと向けられるのか、その真意を探ります 。
    ・ペタワット時代の到来: テラワットを通過点とし、月面マスドライバー建設 によって実現される、異次元のスケールの未来図を提示します 。

    受講対象・レベル

    本テーマにご興味のある方

    セミナープログラム

    Part.1 宇宙(軌道上)データセンター構想の全体像

    1. なぜ宇宙(軌道上)なのか?
     ・「規制(Permit)からの脱出」: 地上でのデータセンター建設は、技術よりも「土地の許認可」と
      「送電網の接続」が最大のボトルネックである。宇宙は「究極の規制フリーゾーン」である。
     ・「バッテリー不要の24時間発電」: 宇宙での太陽光発電の真の価値は、効率5倍という点だけでなく、
      夜がない(バッテリーコストをゼロにできる)ことによる「24時間連続の高出力給電」にある。
     ・「電圧(800VDC/48V)の必然性」: 地上の変圧器(トランス)の不足が深刻である。宇宙では太陽光
      パネルからラックまで直流(DC)で直結することで、このサプライチェーンのボトルネックを完全に回避する。
     ・「輸送コストの破壊」: 宇宙データセンターが成立する前提は、Starshipによる打ち上げコストが1kgあたり
      100ドル以下に下がること。これが実現すれば、地上のデータセンターを維持するより宇宙の方が安くなる
      「経済的転換点」が30ヶ月以内に来る。

    2. 電力:太陽光発電と連続供給の仕組み
     宇宙では、地上の送電網の代わりに連続的な太陽光照射を活用。
     ・軌道選択: 「Dawn-Dusk(暁昏)」軌道(高度1,200~1,400km付近の太陽同期軌道)を選択することで、
      地球の影に入らず、ほぼ24時間365日常に太陽光を受け続けることが可能。
     ・発電密度: 大気による減衰がないため、地上よりも格段に高いエネルギー密度で発電できる。
     ・電圧と変圧:高効率DC給電(48V~800V)

    3. GPUサーバー:NVIDIAか?イーロン・マスク「テラファブ」の「D3」か?
     ・NVIDIA製GPUを使うシナリオ
     ・2026年3月末に発表された「テラファブ」構想の宇宙専用チップ『D3』を使うシナリオ
     ・『D3』、これまでわかっている仕様

    4. 冷却:真空における熱放射(Radiate, don't Evaporate)
     対流(空気)が使えない宇宙での冷却は、地上とは全く異なる物理法則に従う。
     ・熱放射(Radiation): サーバーで発生した熱を液体冷却(ダイレクトチップ冷却)で回収し、巨大な
      **放射パネル(ラジエーター)**を通じて、真空空間に赤外線として熱を逃がす。

    5. データ通信:レーザー光通信(Optical Inter-Satellite Links)
     地上との通信は、従来の電波(RF)ではなく、Starlinkで実用化されたレーザー通信が主役。
     ・超高速・低遅延: 真空中での光の速さは光ファイバー内よりも約47%速く、衛星間および地上との間で
      100Gbps~Tbps級の帯域を確保。

    6. 運搬:Starshipによる「物流革命」
     これがイーロン・マスクの最大の武器。
     ・積載能力: Starship(Block 3/4)は、1回の打ち上げで100トン~200トンの物資を低軌道に運べる。
     ・コスト破壊: 従来の打ち上げコスト($2,000/kg以上)を、$100/kg以下まで下げることを目標としている。
      これにより、重い冷却システムや巨大なバッテリー、サーバーラックを「まるごと」宇宙へ運ぶことが経済的に
      成立する。


    Part.2 次世代半導体工場「テラファブ (Terafab)」の全体像

    1.Terafab構想の幕開けと衝撃のスケール
     ・巨大合弁プロジェクトの誕生
     ・圧倒的な計算能力の目標
     ・常識外れの物理的スケール
     ・異次元の生産能力

    2.なぜTerafabが必要なのか? - 半導体製造のパラダイムシフト
     ・現状のサプライチェーンの限界
     ・既存の巨大企業への依存リスク
     ・ソリューションとしての「完全垂直統合」

    3.Terafabが製造する「2つの頭脳」と宇宙データセンター
     ・1, 地上向け推論チップ(生産の20%)
     ・2, 宇宙向けプロセッサ「D3」(生産の80%)

    4.Terafabの先にある究極のビジョン - ペタワット時代へ
     ・1テラワットは第一歩
     ・究極のスケール


    ※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
    ※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
    ※録音、録画・撮影・お申込者以外のご視聴はご遠慮ください。

    セミナー講師

    インフラコモンズ代表 リサーチャー AI×経営ストラテジスト
    今泉大輔 氏

    ITmediaオルタナティブブログ内:経営者が読むNVIDIAのフィジカルAI / ADAS業界日報 by 今泉大輔 を20年以上にわたって書き継いできた。月間2万PVの専門ブログに成長

    青森県弘前市出身。早稲田大学教育学部英語英文科中退。
    2003年〜2010年、米シスコシステムズ ビジネスコンサルティング部門リサーチャーとして勤務。
     - 金融、流通、電力、自動車業界の経営層に向け、経営戦略レポートを多数作成。
    2010年前後、サイバーエージェントから資金調達を受け、現在のスポットコンサルティングの原型となるサービスを立ち上げ。
    2011〜2017年、再生可能エネルギー・インフラビジネスに従事。
     - 太陽光・木質バイオマス・石炭火力の国内案件形成、アフリカ(タンザニア)天然ガス事業のアレンジメントを担当。空港民営化や都市交通インフラの海外事例リサーチも実施。

    セミナー受講料

    1名につき 
    会員 38,500円(本体 35,000円)  一般 41,800円(本体 38,000円)

    ※会員価格適用については、企業研究会会員が対象となります。
    (所属先の会員登録有無がわからない場合、お申込みの際に備考欄へ「会員登録確認希望」とご記入ください。)
    ※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
    ※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。

    主催者

    開催場所

    全国

    受講について

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    開催日時


    13:30

    受講料

    41,800円(税込)/人

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    ※銀行振込

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